この記事は全国統一小学生テストで「総合偏差値60前後」、あわよくばもうちょっと…のレベルを狙う方へ向けた内容です。
地方の公立ルートで「地域のトップ高」が目標の子どもが少しでも上を目指すことを目的に書いています!
普段の学習にも使えて学力もアップできる問題集をご紹介しています。
- 全国統一小学生テストで出題されるような問題集ってある?
- 全国統一小学生テストの点数もアップできて、普段の家庭学習にも使える問題集を探してるんだけど…
- 通塾していない子でも全国統一小学生テストの点数をアップできる対策問題集ってあるかな?
全国統一小学生テストの予想外の悪い結果に落ち込んだお父さん・お母さんがいらっしゃると思います。
全国統一小学生テストは教科書レベルの問題集だけで点数をとるのは難しいですが、対策になる問題集を使えば得点をアップできます。
以下は算数の偏差値のみを抜き出した表です。
とんびー家長男の【全国統一小学生テスト算数6年間の偏差値】 | ||||||
小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | |
6月 | 60.6 | 59.7 | 65.3 | – | – | – |
---|---|---|---|---|---|---|
11月 | 61.9 | 65.1 | 67.2 | 60.0 | 61.8 | 57.6 |
【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!
この記事では、実際に使用したオススメの問題集と参考書を5冊ご紹介します。
『全国統一小学生テスト算数で偏差値60台』を目指すならおすすめの5冊は以下の通りです。
- 最レベ 算数 1年~3年
- 標準問題集 算数 小学4年~小学6年
- きらめき算数脳
- 天才脳ドリル 空間把握
- 中学入試 計算名人免許皆伝
今回紹介する問題集や参考書をやれば、通塾なし、家庭学習のみでも全国統一小学生テスト算数で偏差値60台を取れる可能性が上がります!
とんびー家のように「難関私立中学のレベルはいらないけれど地元トップ高を狙える成績はほしい」方や「公立中高一貫校などの受検を考えている」方にも役立つ内容です。
2022年5月・10月に受験した「全国統一中学生テスト・中1生部門」の成績は、以下の記事でご覧になれます。
全国統一小学生テスト【算数】対策にオススメの問題集・参考書5選を使う目的&学べること
それぞれに違った特徴があるので、5冊を組み合わせると算数全般を学習できます。
学力の底上げに1つの問題集を軸として使い、足りない部分を補える問題集や参考書をプラスしました。
ここでは、それぞれの問題集と参考書で主にどんなことが学べたのかわかりやすく表にしました。
全国統一小学生テスト算数におすすめ問題集・参考書で学べること
Amazon で見る |
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|
楽天市場 で見る |
最レべ 算数 |
標準問題集 算数 |
きらめき算数脳 |
天才脳ドリル 空間把握 |
計算名人免許皆伝 |
中学受験 | |||||
特殊算 | – | – | – | ||
文章題 | – | – | |||
パズル要素 | – | – | – | ||
図形 | – | ||||
計算 | – | – | |||
詳細説明 を見る |
上記5冊のほか、並行してスタディサプリも使用中です。
ちょっとした疑問を講義ですぐに解決できるスタディサプリは、とんびー家の子どもたちの成績アップに大きく貢献しています。
この記事では全国統一小学生テスト【算数】対策の問題集をご紹介していますが、他の教科のおすすめ問題集・参考書は、それぞれ以下のリンクを参考にしてみてください。
【全国統一小学生テスト国語対策】おすすめの問題集・参考書5選|塾なしで偏差値60超!
【全国統一小学生テスト理科】対策に使いたい問題集・参考書3選【家庭学習で偏差値60超】
【全国統一小学生テスト】対策に最適な社会の問題集・参考書4選【家庭学習で偏差値60超】
全国統一小学生テスト【算数】対策にオススメの問題集・参考書を徹底解説!
この5冊を使用して「どんなことができるようになるの?」「使いやすいところや、使いにくいところはある?」と感じている方がいらっしゃると思います。
そこで教材の概要、実際に使用したからわかる「できるようになったこと」「感じたメリット・デメリット」を具体的にお伝えしていきます。
ちなみにとんびー家の子どもたちが5冊を使って一番感じているのは「算数が得意になった」「算数がより好きになった」ことで、これが一番の収穫でした。
日々やっていることがテストの点数に結びつくこともあれば、結びつかない時もあります。
2015年から問題集と同時並行している「スタディサプリ」についても【番外編】として解説しています。
最レベ 算数 小学1年~3年(しょうがく社)
結果が出た問題集No.1!
【できるようになったこと】
・低学年のうちに算数が得意になった!
・条件が多めの文章題が解けるようになった!
・簡単な特殊算が解けるようになった!
・全県模試では正答率が5%~10%程度の問題も正解できるようになった!
対応分野 | 中学受験・特殊算・文章題・計算・図形 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
とんびー家でやって良かった問題集No.1です!理由は「長女と長男の理系脳の原型を作った」と言っても過言ではないからです。
小1の6月に初めて受けた全国統一小学生テストの算数で偏差値60.6を取ることができたのも最レべのおかげです。
幼稚園の年長さんから1年先取りして使い始め、1年生~3年生までを何度も繰り返し解き、兄弟で使いまわして節約もしました。
問題集の上手な使い方については、以下の記事で解説しています。
最レべ 算数で「考える力」と「いろいろな解き方」が身につく!
この問題集は厚さが1cmを超えるため、年長さんや小1が取り組むにはちょっと気が引けるのですが、最後までやりきった時の子どもたちの算数力に驚きました!
少々骨が折れるような文章題を小1にして解けるようになり、正答率が低い5~10%程度の問題や、つるかめ算、和差算、植木算などの特殊算も解けるようになりました。
特殊算は、主に小学校の算数で用いられる、一般には文字式や方程式を利用して解かれる問題を、それらを利用せずに解く方法の総称。
出典: 特殊算 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
特殊算は文科省の学習指導要領にはないので公立小学校で触れることはほぼありません。少しだけ扱っている教科書もあるようですが…
それには3つの理由があります。
- 1つの問題に対して複数の解き方を知れる
- 考える力がつく
- 算数の楽しさを発見できる
普通は中学生になり方程式を使って解く問題を、小学生のうちに別の考え方で解くのが特殊算です。1つの問題に対して複数の考え方や解き方を知れるのは大事です。
特殊算を繰り返し解いていると当然考える力が身につきますし、答えを出す楽しさも感じられます。
「特殊算」をイチから勉強するなら、中学受験塾テスティーの繁田和貴先生がわかりやすく解説してくれるスタディサプリの小学算数応用が断然おすすめです!
特に公立小学校では「この解き方でやりなさい!」的な空気があり、教えられた解き方以外で解答すると指摘する先生もいましたが、世の中どんなことであれ、いろいろな解決法を知っている人間は強いです!
最レベと後述する「標準問題集」で算数好きに育った長女は、偏差値70のトップ高へ進学し現在理系志望です。
長女曰く、いろいろな考え方や解き方ができると、問題の解法を見つけるまでのひらめきが早いし、問題と向き合った時に楽しみながら解くことができるそう。
算数の面白さを知りたい、知識をつけたい、ゆくゆくは理系に進みたいなら特殊算をやっておいて損はしません!
「計算は得意だけど文章題が苦手」というくもん式算数を経験している子どもにも、考える力がつく最レベはおすすめです。
別冊解答の最終ページにはついている15枚の学力テストは難しいのですが、1冊終わるころに挑戦すると手ごたえがありました。
標準問題集 算数 小学4年~6年(受験研究社)
学校の成績もアップする問題集!
【できるようになったこと】
・ちょっと難しい特殊算も解けるようになった!
・全県模試レベルから、全国統一小学生テストの小問群、大問の問1、出題内容によっては問2も解けるようになった!
・最終のステップ3が解けるようになって十分な算数力がついた!
・全県模試では正答率が5%~10%程度の問題も正解できるようになった!
対応分野 | 中学受験・特殊算・文章題・計算・図形 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
「最レベ算数3年」を終了後、小3から取り組み始めました。中学受験しない子どもにちょうど良いレベル感で、最レべ同様何度も繰り返した問題集の1つです。
できなかった問題はコピーし、間違いノートに貼りつけて、何度も挑戦しています。問題集の使い方、間違いノートのつくり方については、以下の記事をご覧ください。
教科書のレベルを超えた力をつけるなら標準問題集!
「ワンランクアップ「教科書 + α(アルファ)」の力をつける」標準問題集は、表紙に記載があるように「中学受験の土台づくりに最適」なレベル感で作られています。
「難関私立中学のレベルほどはいらないけれど、地元トップ高を狙える成績はほしい」人におすすめです!
問題数が多く、基礎から応用までいろいろなパターンの問題に触れることができました。
3ステップ式で、3番目のステップ3は中学受験の過去問で構成されています。最レベ同様、算数力をさらにアップ可能。
特殊算はスタディサプリでサラッと学んでから比較的やさしい最レべで演習、難しめの相当算、仕事算、旅人算、通過算、周期算などを標準問題集で仕上げるのがおすすめです。
最レベと標準問題集を繰り返し解き教科書レベルをマスターしたので、学校のカラーのテストは6年間、ほぼ100点を取ることもできました!
最レベからの積み上げプラス、何度も繰り返して「穴」をなくせば、全県模試は5%~10%の正答率の問題が解けると思います。
全国統一小学生テストなら、最初の方の小問群、大問の問1、もしくは問2まではイケることもありました!
学校のテストで100点を目指す先取り学習のやり方については、以下の記事で解説しています。
【先取り学習のやり方とQ&A】小学校のテストで100点が取れる幼児・小学生の学び
きらめき算数脳(サピックス)
難しいけど考える力がつく問題集!
【きらめき算数脳でできるようになったこと】
・全国統一小学生テスト後半に出てくる長文の大問への対応力がつく!
・最後までがんばって考える力をつけられた!
・「思考力」や「判断力」が必要な問題に向き合う姿勢を養えた!
・いろいろな工夫があるので飽きることなく解き進められた!
対応分野 | 中学受験・文章題・図形・パズル要素 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
きらめき算数脳のラインナップは下記の全6種類です。
きらめき算数脳は普通の問題集とはちょっと違います。ひと言で表すなら「難しい!」。
とんびー家では小学1・2年生用、小学2・3、小学3・4、小学4・5年生用の4冊を使用しました。
全国統一小学生テストの後半に出てくる大問と似ており、図形やパズル要素のあるゲームを解いていくといったイメージに一番近い問題集です。
問題を解く際に必要なのが、前提条件の理解、問題文と条件の照らし合わせをし、しっかり考えて答えを導き出すこと。
条件を理解し、筋道を立て、最後までがんばって考える力が身につけられます。
「保護者向け解答解説書」という詳しい別冊解説つきですが、裏を返せば保護者のサポートが必要な難しい問題集ということ。
最レベや標準問題集でそれなりに力をつけていたつもりでしたが、きらめき算数脳は今までにないパターンで解くのに時間がかかりました。
そもそも「前提条件」が理解できないと本題に取りかかることさえ難しいので、その辺はサポートしつつ、何とか答えを出そうとする姿勢と続けようとするメンタルを大事にしました。
近年の公立中高一貫校の適性検査や大学共通テストでも「思考力」や「判断力」が求められます。
パッと見て答えが出ない問題や正解のない問題に対して、自分なりに答えを出そうと取り組む姿勢を小さなころから養えたことは大きな収穫です。
きらめき算数脳の効果を上げる5つの工夫と進め方!
「きらめき算数脳の購入を検討している」「購入したけどつまづいた!」という方に、効果を上げるための5つの工夫と進め方を解説します。
私は、進める順番、解く問題のチョイス、そして何より子どものモチベーションを頭の片隅において、以下の5つを実践しました。
- 星の数が少ない問題からやる!
- 子どもが好きな問題から始める!
- 1問でもできたら大げさにほめる!
- できないときは次の問題に移る or いさぎよく諦める!
- 該当学年の問題が難しすぎるなら学年を落として取り組む!
星の数が少ない問題からやる!
最初は星1☆の問題から始めて解く楽しさを感じてもらいましょう。
問題の雰囲気だけで、いきなり星3☆☆☆の問題から始めてしまうと「この問題集すごく難しいな~」というマイナスの印象を持ってしまいます。
できれば避けたい状況なので、やさしい問題からスタートしましょう。☆→☆☆→☆☆☆の順にやっていくとスムーズに進められました。
子どもが好きな問題から始める!
「子どもに好きな問題を選んでもらう」のも大事なポイントです♪
最初は星1☆の問題の中から子どもに選んでもらうのが良いと思いますし、私もそうしていました。
やさしめの問題プラス、自分で選んだという責任もあるので粘り強く頑張ってくれるかもしれません。
1問でもできたら大げさにほめる!
解答解説を見てしっかり理解できた時にもひと言ねぎらいの言葉を!きらめき算数脳を最後までやり遂げるにはモチベーションが必須です!
できないときは次の問題に移る or いさぎよく諦める!
☆→☆☆→☆☆☆と進めていても「全然わからない…」「解説を読んでもチンプンカンプン」という問題が必ず出てきます。とんびー家でもたくさんありました。
その時は、できないことにこだわらず別の問題に変えてしまいましょう。
とんびー家でも、しばらく眠らせておいた問題がそれなりにありました。
該当学年の問題が難しすぎるなら学年を落として取り組む!
できないときはこだわらない!どれをやっても難しすぎるなと感じる場合には、学年を落として取り組むのがおすすめ。
「できた!」という経験を増やして自信をつけてあげるほうに意識を向けました。
とんびー家でも最初、学年に合わせて小学2・3年生用を購入したのですが、難しすぎて小学1・2年生用を購入し直した経緯があります。
天才脳ドリル 空間把握(受験研究社)
図形感覚を磨けるドリル!
【できるようになったこと】
・図形問題に慣れ、処理速度が速くなった!
・線対称の概念が理解できるようになった!
・立方体積み木の数え方を習得した!
対応分野 | 中学受験・図形・パズル要素 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
最初に問題のゴールを教えてあげれば感覚で解ける問題が多いので、対象年齢を気にせずに何歳からでも始められます。年齢に関係なくどんどん進めちゃいましょう!
以下のようないろいろなタイプの問題が掲載されています。小中学校で習う図形の線対称・回転図・展開図などの概念をここでふわっと先取りできます。
- 転写
- 点描写
- 鏡
- 模様
- 積み木
- 回転図
- 展開図
- サイロコ
- 投影図
全国統一小学生テストでは立方体の積み木の問題が何度か出題されました。積み重なった立方体の数や接している面の数を数えさせるなど出題方法はいろいろです。
後述する「全国統一小学生テスト【算数】の点数・偏差値がアップする問題集・参考書の選びのポイント5つ」の章では、6年間で出題された題材についてお話しています。
長男はレゴが大好きだったので、図形問題は感覚的に得意でした。図形問題は実物を使うと一番理解を深められます。
後述する「えんぴつを持つ前にできる「感覚で鍛える算数」」の章で、いろいろな例を挙げていますので参考にしてください。
「天才脳ドリル 空間把握」を無料お試しできる「ちびむすドリル」
小学生の無料学習プリント・教材プリント「ちびむすドリル小学生」では「受験研究社 × ちびむすドリル コラボ企画」が開催されています。
空間把握の初級・中級・上級の一部が無料公開されているので、購入前のお試しに最適です。
中学入試 計算名人免許皆伝(東京出版)
計算ミスを減らしたいなら必須!
【できるようになったこと】
・計算が早くなった!
・いろいろな計算の工夫が習得できた!
・簡単な計算は暗記で対応できるようになった!
・複雑な計算問題にも対処できるようになった!
・計算工程の省略ができるので時間短縮・計算ミスが減った!
対応分野 | 中学受験・計算 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
中学受験塾に行っていれば普通に教えてもらえるけれど、とんびー家同様「塾なし」で頑張っている子どもには目からウロコな参考書です!
累乗や約数、公倍数のような数を暗記できる「計算カード」付きで、複雑な計算は「こんな工夫ができますよ♪」という情報が盛りだくさんの「計算問題が速く確実に解けるようになる本」です。
とんびー家では、ザっと目を通してすぐに使えそうなワザ・工夫を早速取り入れ、巻末の計算カードでどんどん暗記しました。
計算カードでは、例えば以下のような数や計算が暗記できます。ちょっとしたテクニックを習得 or 暗記できます。
- 2ケタ × 2ケタの計算
- 5の5乗、2の10乗などの累乗
- 10、15の最小公倍数、108の約数
- 48×125の簡単な計算方法…など
難関大学を目指している、理系に進みたいと思っているなら、買っておいて間違いない参考書です!
小学生のうちにマスターできればその後もずっと使えますし、計算が得意であれば理系への土台になります。早めに計算術を習得すればトクしかありません!
計算名人免許皆伝が威力を発揮する具体例!
計算名人免許皆伝の威力を感じた具体例をとりあえず2つ挙げてみました。
- 面積の問題が楽勝!
- 「分数⇔小数」の変換で小数のわり算が楽勝!
面積の問題が楽勝!
2ケタの数の累乗、例えば13×13や11×11の答えを暗記しておくと、どんな時に便利か具体的にわかりますか?
そうです、面積を求める時です!小中学生には必須ですね。1辺が13センチの正方形なら一瞬で答えが出せます!
半径が11cmの円の面積なら公式に当てはめて、11×11×3.14。11×11の部分は瞬殺!
中学生になれば「π(パイ)」という最強の記号が出てくるので、秒で答えが出せることに!複雑な面積を求める時にも時間短縮になりますね!
暗記すると計算過程を減らせるので、余計なケアレスミスを防ぎ、計算スピードもアップできます。
そんな計算は、今までのようにマジメに計算せず、巻末の計算カードを使って暗記してしまいましょう。
『分数⇔小数』の変換で小数のわり算が楽勝!
「分数⇔小数」の変換も覚えておくと非常に便利。
「1/2 = 0.5」くらいはみんな知ってますが「3/8」ってすぐに出てきますか?「1/8 = 0.125」を覚えておくと「3/8 = 0.375」とすぐに計算できます。
さらに以下のような小数のわり算も、計算名人免許皆伝の中では以下のように教えてくれます。
「17 ÷ 0.125」を簡単に計算するよ!
17 ÷ 0.125 ⇐0.125を分数に変換しよう!
= 17 ÷ 1/8 ⇐わり算をかけ算にしよう!
= 17 × 8/1 ⇐逆数にしてかけるよ!
= 17 × 8
= 136
「17 ÷ 0.125」をひっ算でまじめにやっていたら結構時間がかかりますし、そもそも小数のわり算が出てきた瞬間にモチベーションが下がります。
でも!計算の早ワザを使えば、
- 小数を分数に変換
- かけ算にするため逆数に
- かけ算する
なんとこの3ステップ!小数のわり算なのに、
と、ラクできるわけです。
今は便利な暗記アプリもありますから、計算カードってどうなの?と思われるかもしれません。
とんびー家の場合は逆に「勉強中のスマホはどうなの?」「何でもアプリで勉強させるのはどうなの~?」と考える派なので計算カードが最適でした。
計算術の向上に他にも本とYoutubeを利用しています。
計算術と言えばインドです!インドの小学生は1~19までのかけ算を習うというのは有名な話ですね。
河野玄斗さんのYoutubeのチャンネルでも早ワザ計算をやっています。インド式計算術をわかりやすく解説されています。
【番外編】スタディサプリ(リクルート)
家庭学習者にとって最強のアイテム!
【スタディサプリでできること】
・特殊算など、中学受験の初級の学習もできる
・学校では時間の関係上できないような実験を動画で見られる(理科)
・学年を超えてどこまでも先取り学習ができる
対象年齢 | 全年齢・学年 |
---|---|
概要 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
とんびー家では2015年にスタディサプリを始めてからは、講義動画で先取りしてから、問題集で復習するという使い方をしています。
具体的には以下のようなサイクルで学習しています。
いろいろなオンライン学習サービスがある中で、何度も繰り返し見られて先取り学習も戻り学習も自由自在のスタディサプリはコスパがよくおすすめできます。
とんびー家では繁田和貴先生の講義で特殊算を学習し、最レべや標準問題集で問題を解きました。
スタディサプリ自体にも演習問題があるので利用しました。
全国統一小学生テストの点数アップに意欲のある子なら、スタディサプリでどんどん先取り学習がおすすめです。
全国統一小学生テスト【算数】の点数・偏差値がアップする問題集・参考書の選びのポイント5つ
全国統一小学生テストは学習した知識を使って問題を解いていくテストです。『学習した知識を使う』つまり、応用問題を解くことになります。
全国統一小学生テストの成績を上げるなら知識を確認する問題集から知識を使う問題集へ変えていく必要があります。
単元の知識を確認するだけの学校のカラーのテストと全国統一小学生テストには大きな違いがあることを考慮して選ぶ必要があります。
そこで問題集や参考書選びのポイントを以下にまとめました。
教科書レベルを超えた問題が載っている
学校のカラーのテストで100点を取れる学力に加え、教科書レベルを超えた応用問題を解くことをおすすめします。
とはいっても、全国統一小学生テスト偏差値60台であれば、中学受験の難易度の高い問題までできる必要はないと考えています。
- 簡単な特殊算がひと通りわかる
- 中学受験の初・中級くらいの問題が解ける
とんびー家ではこのくらいを目標に勉強していたので、偏差値60に達していない年もあります。
もし全国統一小学生テストの決勝大会を目指していたり、偏差値70台が目標ならば、もっとレベルを上げて勉強する必要がありますね。
条件がいくつか出てくるような文章題が載っている
パッと見てすぐに解けそうな文章題は当然解ける必要がありますが、条件が複数あり頭の中を整理して考えるべき文章題にも慣れておくことをおすすめします。
文章の中に出てくる条件を拾い集めて整理して式を作り、聞かれていることに対して適切に答えを出せること。
条件が多いということは問題文も長くなるので早く正確に処理することも必要。そういったことを普段から意識できるようにします。
さまざまなタイプの図形問題、パズル要素の問題が載っている
図形やパズル要素のある問題が毎年出題されていました。図形もパズルも多くの種類やパターンがあるので、それぞれ専用の問題集で学習するのがおすすめ。
図形問題やパズル問題はたくさん解いて感覚を鍛えることで点数アップにつながると考えています。
テスト後半の大問で出題されるような類似問題を探す
テスト後半の大問は1~3で述べたことが合わさった内容です。出てきた条件を理解してしっかり考えなければ解けない問題が満載です。
とんびー家長男は、毎回後半に出てくる問題にてこずり、時間切れになって中途半端に終わっていました。
以下は、長男が受験した6年間に大問の題材になったものです。参考にしてください。
※カッコ()の中の数字は出題された回数です。
- おもり
- トーナメント表
- 一筆書き
- サイコロ
- お金の計算(2)
- 立方体、立方体積み木(5)
- 折り紙
- 1から25までの数字が5×5マスに順番に並んでいる表
- A、B、Cが6×6マスにしき詰められた表
- マス目の問題
- 紙の折り方
- 図形(2)
- 箱からボールを取り出す(2)
こうして見てみると、一筆書き、サイコロ、お金の計算、積み木、折り紙…、子どもの頃に1度は興味を持って触れる機会があるものが題材になっていますよね。
できれば座学に入る前の段階で、積み木、ブロック、折り紙など、実際に手を動かして遊びながら感覚を磨くことを私はおすすめします。
とんびー家でも手を使ったアナログな遊びをよくしていました。
きらめき算数脳や天才脳ドリル空間把握だけでは、上記の題材を網羅するのは難しいので、手を動かす遊びで感覚を鍛えることは大事です。
ケアレスミス、時間対策に効果的な計算のワザが載っている
どんなテストもそうですが、ケアレスミスが多いと得点できないし、計算が遅いと最後まで解ききれないので得点につながりません。
そこで、ケアレスミスと時間対策に効果的な計算のワザが身につく参考書や問題集がおすすめです。
計算の工程を簡略化できれば、ミスをするタイミングが減るし、時間も浮きます。
「解き方はわかっていたのに計算ミスで誤答した」
「計算が遅くていつも時間が足りなくなってしまう」
という状況を少しでも改善できれば、普段の学習にも良い影響があるはずです。
えんぴつを持つ前にできる「感覚で鍛える算数」
とんびー家では、問題集のような座学に入る以前、年中さんまでは自分の手を動かして普段の生活、遊びの中で算数の力を鍛えました。
どれも生活のなかでよくある場面です。
- お菓子を食べながら、1個、2個...と一緒に数える
- 種類の違うお菓子でも、合わせると3個になる、食べると1個減ることを知る
- 積み木を並べて、大きな四角を作ってみる
- 折り紙でいろいろな形を作ってみる
算数というと「数字が書ける」「たし算ができる」という方向に目が行きがちですが、こんな感じでえんぴつを持つ前からできる「感覚で鍛える算数」は他にもたくさんあります。
実際、お菓子の数を数えていただけで、問題に載っているリンゴの数を指で数えなくてもすぐに認識できました。ちょっとしたことですが、座学を始めてからのスピードが加速します。
親と楽しく遊べる(遊んでくれている?)小さなうちに感覚を鍛えるのがおすすめです。
子ども番組を見ていて数字が出てきたときには、受け身にならずにおもちゃを手に取ってテレビと一緒に数えるだけで、子どもは数字を体感できます。
「少しでも先に…」と焦って、つい「数字が書ける」とか「たし算ができる」という方向に目が行ってしまいますが、私は間にひとつ段階を踏みました。
遊びながら学ぶ算数については、以下の記事で解説しています。
まとめ|【全国統一小学生テスト対策問題集】算数|塾なしで偏差値60超!問題集・参考書5選
この記事の「全国統一小学生テスト算数対策にオススメの問題集・参考書を徹底解説!」で、全国統一小学生テストの成績がアップする教材がお分かりいただけたかと思います。
低学年の頃は「算数が得意だ!」と勘違いしていただけかもしれませんが、それが本人の努力と結びついて「算数が好き」になっていきました。
長女、長男合わせて10年以上使ってきた経験から、どの教材もやって間違いなし!日々の遊びの中で算数の力を鍛えたら、問題集に取り組んでみてください。
さらに、毎日の家庭学習の土台には「スタディサプリ」がおすすめです。