毎年6月と11月に開催されているのがみなさんご存じ、全国統一小学生テストです。
とんびー家長男は通塾せずにひたすら家庭学習を続け、
6年間全9回の受験において総合偏差値60以上、全国順位上位10%前後の成績を取りました。
この記事では、「なぜ全国統一小学生テストが学校のテストのようには点数が取れないのか」
「全国統一小学生テストの点数を上げる方法」を解説していきます。
塾に通わなくても家庭学習を工夫すればどの家庭でも実践できます。
こんにちは、とんびーです。
とお悩みの以下のような方におすすめの記事です。
- 学校のテストでは良い点数が取れる
- 全国統一小学生テストはいつも点数が良くない
- 全国統一小学生テストの点数を上げる方法を知りたい
- 塾に通っているが点数が良くない
- 中学受験の予定はない
- 塾に通っていないし、通う予定もない
では早速いきましょう!
おすすめ記事一覧
全国統一小学生テストの偏差値60をキープした方法と全成績は以下の記事からご覧になれます。
【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の学力と成績の目安
2022年5月・10月に受験した「全国統一中学生テスト・中1生部門」の成績は、以下の記事でご覧になれます。
【2022年全国統一中学生テスト・中1部門】偏差値・順位・点数|塾なしで偏差値65・70達成!
全国統一小学生テストの概要や詳細は、以下の記事で解説しています。
【全国統一小学生テスト】難易度・勧誘・便利な申し込み【初めての方必見!】
先取り学習の詳しい方法については、以下の記事をご覧ください。
【先取り学習のその後】13年前子どもが先取り学習を始めた家庭の今【考え方と効果と弊害】
【先取り学習のやり方とQ&A】小学校のテストで100点が取れる幼児・小学生の学び
「問題集を使い倒す」方式で成績を上げるには、以下の記事が参考になります。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
以下の記事では、とんびーおすすめのオンライン学習サービス5社を徹底解説しています。
【小学生・中学生の通信教育・オンライン学習比較】オススメ5社を徹底解説!
全国統一小学生テストで点数が取れないたった一つの理由!

ずばり!
「どれだけの発展問題を解き、どのように向き合ってきたか」
が答えです。
ここでちょっと普段の学習についていくつか質問!
- 発展問題と言われるような問題をどれだけ解いていますか?
- 発展問題の正解率はどうですか?
- 解けなかった時は解けるまで繰り返していますか?
塾に通っている場合は、塾のテキストで考えてみます。
塾で解き方を教えてもらった後、どのように向き合っているでしょうか?
「発展問題をたくさん解き、解けなかった問題を解けるようになるまで繰り返す」
単純なことですが、これを地道に続けるだけで発展問題の正解率を上げることができます。
学校のテストで良い点が取れても全国統一小学生テストで点数が振るわない理由は、この部分が抜け落ちているからです。
つまり、とにかく発展問題の演習量が足りていないんです。
「全国統一小学生テスト」はなぜ問題が難しい?
全国統一小学生テストは四谷大塚という”中学受験塾”が主催するテストです。
しかも、
年長生は配点の80%、1年生は配点の70%、2・3年生は60%、4・5・6年生は55%が
平均点となるよう、試験問題を作成しています。引用:四谷大塚 全国統一小学生テストHPより
上記の平均点になるように作成されているテストなのです!
一方、小学校のカラーのテストはしっかり授業を聞き復習していれば誰でも100点が取れるように作られています。
教科書レベルの問題にしか取り組んでいなければ、全国統一小学生テストで点数が取れないのは仕方のない事なんです。
とんびー家では、教科書レベル以上から中学受験にちょっと足を突っ込むくらいのレベル感で家庭学習をしています。
中学受験ができないからこそ、中学受験組を意識して日々勉強するのが大切だと考えてきました。
だから、子どもたちには「世の中には中学を受験して入る子どもがいて、みんな一生懸命勉強している」という事実を早めに伝えました。
以下の記事では、中学受験しない子どもが全国統一小学生テストを受けるメリットについて解説しています。
【全国統一小学生テスト】中学受験しない子どもが受けると得られる6つのメリット【通塾なし・初めての方必見】
中学受験にちょっと足を突っ込むくらいのレベル感で勉強した結果は、以下の記事にて公開しています。
【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の学力と成績の目安
解決方法は『発展問題を解く時間を増やす』こと

今やっている勉強を変えていく
全国統一小学生テストは、年に2回。
テストの間隔が空いているので、しっかりとした計画のもとで勉強すれば点数アップできると思います。
まずは今の状態を確認しつつ、少しずつ変えてみます。
- 基礎ができているか確認
- 教科書準拠の『教科書ワーク』や『教科書ドリル』から離れる
- 発展問題が多めに収録されている問題集に切り替えていく
基礎ができているか確認
一番大事なことは「基礎」ができているかどうか。
目安になるのは学校のテストです。
どれだけ100点が取れているでしょうか。
他には直近で受験した模試や全国統一小学生テストの基礎問題の正答率。
それから、全体の正答率が高めの問題もできてほしいレベルの問題です。
こういったもので現状を確認してみます。
基礎固めの必要があるなら、まずは今使っている問題集などをフル活用します。
問題集をフル活用する方法は、以下の記事が参考になります。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
教科書準拠の『教科書ワーク』や『教科書ドリル』から離れる
学校のテストはだいたいいつも90点以上は取れているという状態なら、次の段階に進めます。
今使っている教材、例えば「教科書ワーク」や「教科書ドリル」のような教科書レベルの問題から離れましょう。
教科書レベルが十分理解できているなら、そのままの学習を続けているのはもったいない気がします。
今までちゃんと勉強してきた証があるのなら、発展問題が多くなってもしっかりこなしていけそうな気がするからです。
発展問題が多めに収録されている問題集に切り替えていく
今使っているものにプラスアルファしてもいいですが、あれもこれもとなると続かなくなる可能性があります。
できれば1冊に絞り込むほうが賢明です。
なので、1冊で基礎問題から発展問題まで網羅されている問題集がおすすめです。
もちろん、分野別、目的別で違う問題集を使うのはアリですよ。
とんびー家では、例えば算数なら下記の記事でお話している「最レべ」を低学年で、高学年では「標準問題集」を中心に勉強しました。
【全国統一小学生テスト対策問題集】算数|塾なしで偏差値60超!問題集・参考書5選
そして解けなかった問題は「間違いノート」にうつして、何度も繰り返し解きました。
キッチリできるしっかり者の子なら、今持っているものと合わせて2冊になっても大丈夫かもしれません。
が、このへんは子どもの性格を見て決めてください。
毎日続けて少しずつ発展問題の量を増やす
問題集の使い方は以下のような流れです。
- 1冊を何度も繰り返し演習(最低3回)
- 1回目で解けた問題は、2度目は飛ばす
- できない問題はできるようになるまで何度でも繰り返す
- その日やった問題の解き方を親に説明させる
どの教科も基本ページは早めに終わらせます。
発展ページの問題は、難しければ1日に1問でも2問でも構いません。
一番大事なのは毎日続けることです。
そのうち忍耐力が出てきたら問題量を増やします。
問題集の具体的な使い方は、上でもご了解した以下の記事が参考になります。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
解説を見ていると理解できたような気分になりますが、実はわかっていないことが結構あります。
そこで、私が必ずやっていたことがあります。
答え合わせをした後に、「問題の解き方を説明してもらう」ことです。
「どうしてそうなるのか」という部分が理解できているかどうかが一番大事。
解き方をアウトプットすると、思い出す過程でもう1度復習したのと同じ効果があります!
これを繰り返していると問題の解き方が頭に入るのはもちろん、説明のしかたも上手になってきます。
ちゃんと説明できた問題は、2回目は飛ばしちゃいましょう!
できなかった問題を勉強する具体的な方法は、以下の記事で解説しています。
【間違いノート作り方・使い方】子どもの間違いは点数アップするための「宝」
全国統一小学生テスト「国語」と「算数」の点数アップ方法
全国統一小学生テスト対策「国語」の点数アップ方法
国語は、漢字、文法、言葉の知識、文章読解とわけられます。
とんびー家では、まずは言葉の知識、文章読解の参考書や問題集を使いました。
読書量を増やすのも大事ですよ。
文章に読み慣れ、読みながら漢字や語彙の知識を増やしていけます。
言葉の知識については後述しますが、マンガ形式で読める参考書で楽しく知識を身につけていけます。
問題集は教科書の内容から離れて、いろいろな読解問題を解くのがおすすめです。
読書が好きな子は今までとは違った分野の本を読んでみたり、「背伸びした読書」をしてみます。
「背伸びした読書」とは、学年にとらわれない読書ということ。
読書慣れしているなら、「本屋大賞」を取った本や話題になった小説など、まだ難しいかな?と思うような本などもおすすめ。
中学受験問題の題材によく使われる「重松清」の作品はとんびー家で今も大人気です。
読書が苦手な子は、読書量を少しでも増やせるように工夫してみます。
読解問題の題材になっている物語って、子どもが比較的読みやすく面白い内容のものが使われています。
読解問題を解き終わった後に、
「この物語どうだった?話の続き、気にならない?」
とか言ってみたりして、子どもの感触が良かった本を用意してあげてください。
見たことのあるドラマや映画の原作もおすすめですよ。
内容がわかっていると読むハードルが低くなります。
読書しない子には、少しでも興味のある本を探し出して、親がちょこちょこ働きかけるしかありません。
「そのうち読書するようになるよね?!」って待っていても、子どもは図書館に行かないし、行ったとしても親が読んでほしいと思うような本を借りてきてはくれませんよ。
読書好きな子になってほしいなら「音読」はおすすめです!
音読は「文がスラスラ読めるようになる」「読んだ文章が知識になる(暗唱できるようになる)」ので、一石二鳥の勉強方法です。
音読の始め方については以下の記事にて解説しています。
【子どもが音読を8年継続中!】始め方・続け方6つの極意で音読の効果を享受する
漢字は、読解問題を解いたり、読書をするなかで自然と覚えていくのがベストです。
が、特別に対策をしたいなら、こちらの「漢字の要」はおすすめ。
実は長男と1ヵ月くらい毎日一緒に解いたのですが、大人でも(イヤ、私が書けないだけか?!)結構書けない漢字がありました。
大人になるとわかりますが、日常生活で書く漢字って中学校までに習ったもので十分だったりします。
しかもこれだけスマホやPCを使っている今、難しい漢字を読むことはあっても書くことってほとんどありません。(わたしだけ?)
読めれば十分。
結局、漢字検定を突き詰めていっても「漢字物知り博士」になれるくらいでしょうか。
それよりは日常でよく聞く言葉やニュースに出てくる言葉を読める、意味がわかる、もしくは、読書をしながら読める漢字をどんどん増やしていく。
だからあえて検定料や漢検対策の問題集にお金を払うより、その分新しい本を買って読書したほうがいいかな~と。
あ、これ、完全に私の漢検に対する偏見でしかありません。
1羽のとんびの意見としてスルーしてください。
言葉の知識は、四字熟語や慣用句のようなものですが、マンガで知識が得られるものが、子どもに負担が無くおすすめです。
言葉の知識や文法のほか、国語のおすすめの参考書・問題集は以下の記事で詳しく解説しています。
【全国統一小学生テスト国語対策】おすすめの問題集・参考書5選|塾なしで偏差値60超!
全国統一小学生テスト対策「算数」の点数アップ方法
算数は各単元ごとに「基本ページ」「発展ページ」のように分かれている問題集がベストです。
先でも触れましたが、とんびー家で実際に使用している算数のおすすめ参考書・問題集は、以下の記事でご覧になれます。
【全国統一小学生テスト対策問題集】算数|塾なしで偏差値60超!問題集・参考書5選
算数の応用問題は最初は1問解くのにも時間がかかるかもしれないので「1日1問」みたいな感じで、
ライトに、ハードルは低く、長く続くように進めましょう。
理科と社会も同様にたくさん演習できそうな問題集があるといいですね。
理科と社会のおすすめ参考書・問題集は以下の記事で解説しています。
【全国統一小学生テスト理科】対策に使いたい問題集・参考書3選【家庭学習で偏差値60超】
【全国統一小学生テスト】対策に最適な社会の問題集・参考書4選【家庭学習で偏差値60超】
発展問題に取り組む前に必要なコトがある

で、「はいはい、発展問題ね!」って、すぐに本屋さんにGo!したり、ポチらないでくださいね。
取り組む前には以下のことが必要です。
- 子どもの意思を確認する
- 子どものレベルを知る
- 親も一緒に取り組む決心
子どもの意思を確認する
本人にレベルアップしたい気持ちがなければ先が続きません。
「学校のテストはいい点が取れる、それならレベルアップしてみない?」と、
まずは今より難しい問題に取り組む意思があるのか確認してみてください。
発展問題って解くのに結構忍耐が必要だったりします。
最後まであきらめない力と言いますか。
「今までは楽々だったのに、今は1問解くにもすごく時間がかかる…うへ」
っていう状態になります。
子どもの向上心を上手に刺激して少しずつチャレンジ。
「まずは算数だけにしぼる」など、教科を限定して点数アップに取り組んでもいいかもしれません。
子どものレベルを知る
先で触れましたが、必ず子どものレベルを確認してください。
基礎ができていないのに発展問題に取り組ませると、無理やり感が出て勉強離れするかもです。
例えば算数なら、小3だけど九九があやしいとか、足し算引き算に時間がかかってしまうなら、先にそちらを解決します。
基礎的なドリルでまずは計算力アップです。
これだけで学校のカラーのテストの点数がアップすると思います。
カラーのテストでいつも90点~100点を取ってくる子どもであれば、すぐに発展問題に進んで大丈夫かなと思います。
親も一緒に取り組む決心
難しい問題に取り組むんですから、きっと一人でやるのはしんどいはずです。
私は、隣で一緒に見てあげたり、丸付けをしてあげたり、わからない問題は解説を読んで一緒に解決するようにしてきました。
先に触れた「説明してもらう」こともとっても良い勉強になります。
説明してもらうことで親も勉強になります!
できたら大げさにほめる、できなかった時は一緒に考える!
全国統一小学生テストの点数を通塾せずにアップする「裏技」
それが、東進オンライン学校です。

出典元:東進オンライン学校 小学部 HPより
東進オンライン学校会員と非会員の間では、全国統一小学生テストの点数の伸びに違いが出たそうです。
東進オンライン学校 は、東進と四谷大塚がタッグを組んだ授業のあるオンライン学習サービスで、2021年2月より新たに始まりました。
全国統一小学生テストの点数アップに直結するかもしれない東進オンライン学校は、選択肢の一つとしてアリです。
東進と四谷大塚がタッグを組んだ通信教育なのに、月額料金も良心的なんですよね。
通塾は経済的に難しくても、オンライン学習サービスを併用する方法もあります。
以下の記事では、とんびーおすすめのオンライン学習サービス5社を徹底解説しています。
【小学生・中学生の通信教育・オンライン学習比較】オススメ5社を徹底解説!
まとめ
今回は全国統一小学生テストで点数が取れないたった一つの理由と解決方法について解説しました。
全国統一小学生テストで点数が取れない理由は、発展問題に取り組む時間が圧倒的に足りていないこと。
点数アップするには、発展問題の演習量を増やすことでした。
もし点数が取れなくて子どもが落ち込んでいたなら、こういった点数アップの方法を教えてあげてほしいと思います。
本屋さんに売っている市販の問題集で点数アップが可能です。
全国統一小学生テストは6月と11月の年2回なので、次のテストまでにたくさんの勉強時間があります。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
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