この記事は全国統一小学生テストで「総合偏差値60前後」、あわよくばもうちょっと…のレベルを狙う方へ向けた内容です。
このサイトは、地方の公立小中学校から「地域のトップ高」を目指す子どもを子育て中の方に役立つ情報を提供しています!
- 全国統一小学生テストで偏差値60の目安を知りたい
- 全国統一小学生テストで偏差値60ってどのくらいの点数なの?
- 全国統一小学生テストで偏差値60だと順位はどのくらい?
全国統一小学生テストの自己採点後は、おおよその成績の目安が知りたくなりますよね。
このくらいはあったらいいなと思うのが「総合偏差値60」くらいでしょうか。
では実際「総合偏差値60」を取るにはどのくらいの点数が必要なのでしょうか。
そこでこの記事では全国統一小学生テスト成績表「君だけの診断レポート」6年分を公開。総合偏差値60のおおよその得点の目安や順位がわかります。
さらに小学校6年間の学力と家庭学習についてもザックリ解説しています。
この記事を読めば、全国統一小学生テストが返却されるまでのモヤモヤ解消や、これから初めて受験する方の参考の一つになります。
偏差値と点数は問題の難易度によって当然毎回変わりますので、なんとなくの目安として参考にしてください。
【総合偏差値60を目指す】全国統一小学生テスト対策になる問題集
【総合偏差値65・70ゲット】全国統一中学生テスト・中1部門の成績
全国統一小学生テスト対応の実力テストで点数アップ!!
|
東進オンライン学校 小学部の詳細はコチラ |
- 【全国統一小学生テスト6年間の結果】総合偏差値60を目安とする順位・点数を成績表から抜粋!
- 2016年6月 小1|偏差値61.7 得点率90.5%(181/200点)
- 2016年11月 小1|偏差値62.4 得点率79.3%(238/300点)
- 2017年6月 小2|偏差値62.5 得点率76.3%(229/300点)
- 2017年11月 小2|偏差値67.1 得点率84%(252/300点)
- 2018年6月 小3|偏差値64.0 得点率79.3%(238/300点)
- 2018年11月 小3|偏差値67.8 得点率76%(228/300点)
- 2019年11月 小4|偏差値63.4 得点率75%(375/500点)
- 2020年11月 小5|偏差値63.2 得点率74.6%(373/500点)
- 2021年11月 小6|偏差値62.2 得点率78.2%(391/500点)
- 全国統一小学生テスト6年間の算数・国語の成績推移
- 【全国統一小学生テスト】6年間、総合偏差値60を取った子どもの学力
- 全国統一小学生テストで総合偏差値60台を取ることができた問題集と参考書
- 【全国統一小学生テスト対応】東進オンライン学校小学部『演習充実講座』
- まとめ|【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の目安と家庭学習
【全国統一小学生テスト6年間の結果】総合偏差値60を目安とする順位・点数を成績表から抜粋!
6年間全9回の数少ない経験ではありますが、全国統一小学生テストで総合偏差値60~67の結果から得点率を出してみたところ、70~80%の得点でした。
全国統一小学生テストを受験するともらえるのが「君だけの診断レポート」(上記画像)です。
子どもの成績をいろいろな視点から分析しています。
ここでは2016年6月~2021年11月の6年間に受け取った全9冊の「君だけの診断レポート」から偏差値・全国順位・点数を抜粋し掲載しています。
また総合偏差値60~67の点数の目安がわかりやすいように、各回の得点率を計算しました。(最後には算数と国語の成績推移も掲載)
加えて、当時取り組んでいた学習や具体的な問題集名、学力の様子、考えていたことなどもお伝えします。
2016年6月 小1|偏差値61.7 得点率90.5%(181/200点)
年長さんから最レベ算数という市販の問題集を使っています。1学年の先取り学習で小1の6月の時点で小2の範囲を学習中。
問題集1冊を何往復もして偏差値60です。
学校のテストでは毎回100点が余裕で取れるし、わからなくて解けない問題というのは無かったのですよ。
ところがです…全国統一小学生テストは違いました。
初めての全国統一小学生テストは難しすぎてショックを受けます
どうやって解くのか見当がつかない、見たこともないパターンのいわゆる「難問」に親子ともども衝撃を受けました。
当時はまだ年長さん部門はなかったので、これが初めての全国統一小学生テスト。
が、中学受験しない我が家は我が家の道を歩むまで。
今の段階では、公立ルートで進む子どもがこういった難問を解く必要はないと考え、今必要なものだけできるようにしていきました。
難問を解いている時間があったなら、子どもの興味を追求するほうへ時間を割きました。
算数の話ばかりですが、国語は「陰山英男先生の監修した音読プリント」を、こちらも幼稚園(おそらく年中か年長)から始めていました。
楽しく音読しながら文章に慣れる、長文の読解問題で心が折れないようにするのが目的です。(陰山先生の音読プリントは音読しながら有名文学の知識も得られます)
2016年11月 小1|偏差値62.4 得点率79.3%(238/300点)
各教科150点満点になりました。
最レべ算数の繰り返しで偏差値60台をキープ。最レべをやっておけばできるレベルの問題は解けています。
全国統一小学生テストを受けて「ちょっと難しい問題」に出会い成長することに意味がある
難しすぎる問題はさておき、知っておいてプラスになると思うのが「特殊算」です。
特殊算とは、主に小学校の算数の問題を解くための、各単元固有の性質に着目、特化した解法群のことである。文字式や方程式に頼らないため、汎用性はせまい一方、方程式などより簡単に答えを導くことができるものもある(天秤算など)。
出典: 特殊算 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有名なところでは「つるかめ算」や「植木算」。例えば以下は植木算のひとつです。
100mの道に10m間隔で端から端まで木を植えると木は何本必要ですか
解答 100÷10=10 10+1=11 11本
他にも「和差算」「旅人算」などいろいろあるのですが、これらをひっくるめて「特殊算」と言います。
中学校で習う方程式で解けば、なんのことはない問題なのですが、方程式を使わずに「算数」で解くことに意味があるんです。
中学受験する子どもは知っているでしょうが、公立では知らない子もいるでしょう。(もしかしたらここ最近は変わっているかもしれませんが)
特殊算には「わかりそうでわからない。けど、考えてみればそうだよね。」という「程よい難しさ」があり、粘り強く考える力をつけるのにおすすめ。
この「ちょっと難しい問題」を少しずつマスターするとできることが広がります。
考えてみるとわかりそうな問題をあきらめて放っておくのか、解答とにらめっこして解けるようにするのか。
今までできなかったことが少しでもできたり新しいことを学べたならテストを受けた意味は十分にあります。
家庭学習だけではカバーできない部分はスタディサプリの小学算数応用の授業をよく参考にしました。
2017年6月 小2|偏差値62.5 得点率76.3%(229/300点)
この回は問題が難しいうえに算数でのケアレスミスが重なりました。
テストを受けると子どもの心の成長のほかにも、苦手な分野が浮き彫りなる、繰り返すケアレスミスの種類が判明するなどいろいろなことがわかります。
苦手な分野は「君だけの診断レポート」でも確認できるのでぜひご活用を。
ケアレスミスの分析や、「問題をちゃんと読む」とか「単位を確認する」などの今すぐできる対策は本人任せにせず、どうしたら間違いが減らせるのかを低学年のうちから一緒に考えました。
【点が取れない理由もわかる】全国統一小学生テストの点数を上げる方法
2017年11月 小2|偏差値67.1 得点率84%(252/300点)
小3の最レべ算数では、簡単な特殊算の解き方がおおよそ頭に入り、解ける応用問題のバリエーションを増やせました。
初めて総合偏差値67を超えたこの回では四谷大塚NET加盟塾より電話が…。
我が家は中学受験しませんし今のところは家庭学習で良いと考えていたので、入塾の勧誘をお断りしました。
先方も非常にあっさりしていて「これからも頑張ってください!」と応援の一言があったのを思い出します。
勧誘には非常に敏感になりますが、正直に伝えればいいだけのことです。
勧誘の面倒さで及び腰になってしまい「全国テストを無料で受験できる機会」「子どものモチベーションが上がる機会」を逃す方が機会損失であり、もったいないなと私は考えます。
このころすでに「本の虫」になっていた子どもたちは読書、特に学習マンガで語彙力の強化を勝手にしてくれていました。
国語は語彙力の問題も読解問題も、読書の習慣をつけてからの方が学習しやすいと思います。(得意になるのとは別)
【本の虫のつくり方】読まない子どもが本を手に取る本棚
地方のトップ高を目指す子どもたちにとって、自分のやりたいことを追求する時間を確保しながら学習するには先取り学習が必須でした。
先取り学習には賛否両論ありますが、2015年から始めたスタディサプリと市販の問題集の併用で現在も学習を進めています。
当サイトベスト10にランクインする人気記事!
【先取り学習効果と弊害】13年前に開始した先取り学習の今
2018年6月 小3|偏差値64.0 得点率79.3%(238/300点)
算数は最レベ算数小3を終了後は、小4標準問題集を解き始めました。
このころから「できない問題をできるようにすることの気持ちよさ」を感じるようになってきました。
自らの意思で間違った問題をひとつひとつつぶしていく感じです。
繰り返す必要があれば復習するというサイクルを徐々に作っていきました。
もちろんここに来るまでに「勉強はできないことをできるようにすること」と繰り返し口にしてきましたし、復習の大切さを毎日の繰り返しやテストの結果を通して教えてきました。
それを親から言われてではなく自分で考え行動するようになったのは大きな収穫でした。
スタディサプリは自学自習に非常に向いているので、自分のペースで学習したい子どもにおすすめです。
【スタディサプリの詳細も!】小学生・中学生の通信教育徹底比較
2018年11月 小3|偏差値67.8 得点率76%(228/300点)
再び総合偏差値67を超え、会場の四谷大塚NET加盟塾から電話がありました。前回同様入塾の意思がないことを伝えると応援の言葉を頂きました。
少し前からは、復習が必要な問題をコピーしてノートに貼りつける繰り返し学習も開始しました。
【9回の受験でわかった】中学受験なし組が全統小を受けると得られること
2019年11月 小4|偏差値63.4 得点率75%(375/500点)
小4からは4教科になり、算・国は150点満点、理・社は100点満点です。
算数は引き続き標準問題集を繰り返し、国語は読書、音読に加えて、読解対策に「出口汪の新日本語トレーニング」を開始。
音読で文章への抵抗感を無くし同時に語彙力の強化をしてきたので、問題集はすんなりと取り組めました。
理科はありきたりですが、近所の公園で自然にふれる、虫を捕まえて観察する、簡単な実験をする、科学の動画を見るなど、理科に親しみを持てる取り組みを小さなころからしてきました。
学校の授業では単純に暗記しなければならないこともあるので、簡単な問題集で授業の復習を、小4の終わりごろから「理科コアプラス」をスタートしました。
社会は教科書の復習に最適な「社会にぐーんと強くなるくもんの社会集中学習」を使用。
地理と歴史の先取り学習として、小4から「社会コアプラス」を開始しました。
日本史は暗記に頼らない学習をしたかったので「学習マンガ日本の歴史」を幼稚園から読んでいました。(当時は読んでいるというよりは、絵を目で追っていただけかもしれませんが)
2020年11月 小5|偏差値63.2 得点率74.6%(373/500点)
教科によってバラツキがあります。理科が引っ張ってくれたおかげで総合偏差値63が取れました。
理科と社会は今のところそれほど重要ではないので、楽しく学習することに意識を向けました。(とはいえこの段階でやっておくと、中学校の定期テストは楽勝です)
2021年11月 小6|偏差値62.2 得点率78.2%(391/500点)
算・国の点数が奮いませんでしたが、居住地域においてはこれでもトップ高に行くには十分な成績です。
我が家でやってきたことは、理科への興味を引き出してくれるいろいろな情報に触れ、問題集に取り組む前の時期を大切にすること。
暗記だけに頼らない理科の土台ができます!
【理科とのかかわり方にフォーカス!】全統小の理科で高得点を取る方法
【通塾ナシの全統小】偏差値60~67を取る方法
【通塾ナシの全統小】難易度と6つの対策方法を解説!
全国統一小学生テスト6年間の算数・国語の成績推移
以下は「君だけの診断レポート」に掲載される6年間の算数と国語の点数推移です。
欠席とオンライン受験の3回を除く全9回分の成績です。
全国統一小学生テスト算数推移
中学受験が意識される小3からは特に応用力が問われる問題が出題されるため、点数が取りづらくなりました。
とはいえ、市販の問題集の学習成果を確認できればよかったので、6年間の受験を十分に活用できたと感じています。
また、年2回の全国統一小学生テストの受験が長い目で見たときのモチベーションにもなり、毎年無料で利用できるのは大変ありがたいことでした。
東進オンライン学校小学部の『演習充実講座』は、全国統一小学生テストに対応できる応用力を遠回りせずにつけられます。
【全国統一小学生テスト】6年間、総合偏差値60を取った子どもの学力
全国統一小学生テストで総合偏差値60程度の学力がどのくらいなのか?おおよその目安のひとつとして長男の6年間の様子を以下に記しました。
- 2021年度全国学力・学習状況調査(小6)は国・算ともに満点
- 学校で受けるカラーのテストはどの教科もほぼ満点
- 毎年4~5月に受ける学力テストはほぼ満点
- 全県模試において学年10位以内を獲得
- 四字熟語・慣用句など語彙力が豊富
結論として、学校の教科書レベルの問題はつまづくことなく解ける学力があれば総合偏差値60を取ることは可能だと思いますが、応用力もほしいところです。
「教科書レベル」+「教科書を超えた学力」があるとなお良い
全国統一小学生テストの出題範囲には「教科書の内容+応用力を試す問題」と掲載されています。
特に大問1に出てくる計算や漢字、各大問の問1は比較的基本的な内容を問われることが多く全問正解したいところ。
とんびー家長男は、2021年度の全国学力・学習状況調査では国・算とも満点でした。
上記以外の学力テスト、単元ごとのカラーのテストもほぼ毎回100点を取っていたので、教科書レベルの学力はクリアしていました。
「応用力を試す問題」は学校ではそれほどやってくれません。なので家庭学習でやる必要があります。
市販の問題集にあるチャレンジ問題や中学受験の初・中級レベルの問題を繰り返し学習すれば応用力をつけられます。
基礎である「教科書の内容」はもちろん、総合偏差値60から上は「応用力を試す問題」がどのくらいできるかにかかっています。
全県模試では上位層
全県模試には全国統一小学生テストほどの難問は出ませんが、上位層に食い込むために周りと差がつく「正答率が10%未満の問題」が解ける応用力をつけました。
とはいえ全県模試は各地域でレベルが全然違うと思いますので、ひとつの参考としてください。
四字熟語・慣用句など語彙力が豊富
全国統一小学生テストの国語には毎回語彙の出題があります。
知識さえあれば正解できるので、点数を稼ぐには落としたくない部分です。
語彙力を増やすには読書が最適です。小さな頃から読書環境を整えてきたことが役立ちました。
学習マンガで楽しく無理せず学び、四字熟語や慣用句をはじめ語彙力がかなり豊富です。
読書好きになると本を用意するだけで勝手に勉強してくれます。自分で探求し学習していく力も身につきます。
へたな幼児教室にお金を払うくらいなら、早めに読書環境を作って「本の虫」になってもらうほうがずっとコスパが良いです。(自戒を込めて)
【博識への分かれ道】読書好きになる本棚の作り方
【にほんごであそぼ】語彙力アップ法
全国統一小学生テストで総合偏差値60台を取ることができた問題集と参考書
【算数】
全国統一小学生テスト対策になる算数の問題集・参考書5選
【国語】
全国統一小学生テストの国語対策になる問題集・参考書5選
【理科】
全国統一小学生テスト理科の対策になる問題集・参考書3選
【社会】
全国統一小学生テスト対策にも最適な社会の問題集・参考書4選
【スタディサプリ】
【スタディサプリの詳細も!】小学生・中学生の通信教育徹底比較
読書好きにつながる「音読プリント」については、以下の記事が参考になります。文章に対する抵抗感も払拭してくれます!
【徹底反復音読プリント】
【一人読書の土台をつくる】徹底反復音読プリント
【全国統一小学生テスト対応】東進オンライン学校小学部『演習充実講座』
東進オンライン学校小学部の『演習充実講座』で年2回(8月・3月)に実施される実力テストは、「全国統一小学生テストと同形式・同レベル」の問題です。
本番同様のテストを受けられるので点数アップに最適です!
小2までは年12回の月例テストがありますが、小3からは8月と3月の2回がこの実力テストに置き換わります。
毎回の確認テストと年12回の月例テストを目標に学習ペースを作れます。
『演習充実講座』では、以下の2つの力が身につくようにカリキュラムが組まれています!
- 中学・高校につながる応用力
- 全国統一小学生テストの問題も解ける力
「全国統一小学生テストが解けるようになることをめざす」と四谷大塚自身が発表しています。
四谷大塚の発表によると、2020~2021年の実績では、東進オンライン学校小学部の受講者が未受講の受験者に比べ10点以上も点数アップしています。
小4の成績最優秀者への褒章『アメリカIvyLeague視察団』や小3~小6生に贈られる『成績優秀者褒賞』を狙うなら、出題者である四谷大塚の東進オンライン学校小学部での対策はおすすめです。
全国統一小学生テストの気になる疑問『アメリカIvyLeague視察団』とは
年長、小1、小2と標準講座で基礎をしっかり固め、小3からは標準講座に加え、演習充実講座で応用力を鍛えるという道筋です。
【全国統一小学生テストと同形式・同レベル】の実力テストが年2回!
|
【東進オンライン学校 小学部】の年間カリキュラムはコチラ |
まとめ|【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の目安と家庭学習
今回は「塾なし、市販の問題集で先取り学習」をしていた長男の受験結果「君だけの診断レポート」6年分を一部抜粋して公開。また、使用した問題集や学力と成績の目安についてザックリ解説してきました。
「偏差値60以上を目標にするならどのくらいの点数を取れば良いのか」「どのくらいの学力なのか」おおよそおわかりいただけたかと思います。
【テスト直前・当日の脳を活性化】勉強効率アップの方法
【2022年全国統一中学生テスト・中1部門】偏差値・順位・点数
【総合偏差値63】全国統一中学生テスト・中2部門の成績