- 全国統一小学生テストの理科の点数を上げたい!
- 理科の点数が上がる問題集があったら知りたい
- 理科の勉強法や興味のうながし方を知りたい
理科を得意科目にするには、実際に自然に触れたり、いろいろな実験をしたりして楽しく学ぶことが良いとされています。
しかし、理科に興味が持てるような取り組みをやったからといってテストの点数に直結しないし、結局は教科書や問題集でひたすら暗記という勉強法になりがち。
こんにちは、とんびーです!
とんびー家の長男は、小6・11月の全国統一小学生テストの理科で96点、偏差値67.7を取りました。
上が小5の11月、下が小6の11月の偏差値です。
私は、長男が96点を取れたのは問題集をやったからではなく理科が大好きだからだと考えています。
この記事では、長男が実際に取り組んできた幼少期からの理科との関わり方についてご紹介していきます。
問題集からちょっと距離を置いて、子どもの理科への興味を促しテストにつなげよう!という内容です。
この記事の内容を実践すれば、子どもの理科への興味が増して、テストの点数につながる土台を作ることができます。ほぼ家庭学習でできることばかりなので、どの家庭でも実践できます。
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【全国統一小学生テスト理科】対策に使いたい問題集・参考書3選【家庭学習で偏差値60超】
下記の記事では、13年前に始めた先取り学習の内容や現在の子どもたちについてお話しています。
【先取り学習のやり方とQ&A】小学校のテストで100点が取れる幼児・小学生の学び
全国統一小学生テストの理科で高得点を取るには「理科に興味を持たせる」
全国統一小学生テストでは4年生から理科がテスト科目に加わります。
4年生では3年生の授業で習った範囲から出題されるのですが、学校で習ったことができていれば100点が取れるテストではありません。
大事なのは問題集をやる前に理科全般に興味を持つことです!
幼少期からの座学以外の取り組みで理科の楽しさを味わう
ちなみにとんびー家長男が本格的に理科の問題集に取り組んだのは小5になってから。それまでは授業の復習程度でしか問題集を使っていません。
理科や社会は暗記科目と言われるように問題集を使ってひたすら暗記するだけでも点数は取れます。でも、それって楽しくないんですよ。
もちろん問題集が必要な時が来たら使うべきですが、私が実践してきた方法は、学校の授業開始より問題集を使うよりもっと以前から始まっています。
歴史なら歴史マンガや大河ドラマなんかを見たり、歴史資料館に行ったりして楽しく勉強したり。
歴史の流れをつかむ最強のテキストと勉強法については、以下の記事が参考になります。
【まんが「日本の歴史」で学ぶ歴史の流れ】と歴史の勉強法5選【中学社会で[5]を取り続けたワケ】
地理を楽しくというとなかなか難しいですが(良い方法あるのかな?)、旅行番組を見たり、グーグルのストリートビューで世界中の地理を見たり、余裕があるなら実際に旅行に行ったり???
理科の取り組みを始める年齢は早ければ早いほど良い!
とんびー家の子どもたちは赤ちゃん言葉を使っている子ども番組はほとんど見ていません。
つまり、お座りができるようになった頃から、いろいろな取り組みを始めていたということです。
赤ちゃん番組の代わりに大人も見るような動物番組や科学番組を見せたり、図鑑を開いたりしていました。
理解できているかいないかはあまり気にせずに、興味を持たせることに重きを置いて番組を選びました。
年齢など気にせず、どんどん新しい世界を見せてあげましょう。
全国統一小学生テストで高得点が取れる理科との関わり方・勉強法10選
理科全般に興味を持つには幼少期からの座学以外の取り組みが特に大事だと考えています。
とんびー家の子どもたちは小さな頃から以下のように理科と関わってきました。
座学も座学以外もありますが参考にしてみてください。
- テレビや動画、特にNHKをフル活用する
- 公園の虫さんたちを連れてきて観察・実験・飼育をする
- 自由研究の題材を理科にする
- いろいろなコンクールに応募する
- いろいろな実験・工作をやってみる
- 地域でやっている実験教室、工作教室に足を運ぶ
- 科学館に足を運ぶ
- 天体ショーに敏感になる
- 「したこと」の振り返りを必ずする
- たくさんの書籍に目を通す
テレビや動画、特にNHKをフル活用する
何かと叩かれるNHK。皆さん、NHK見てますか?いや、活用してますか?
世間がNHKを叩いている間、とんびー家ではここぞとばかりにNHKを活用しまくっています。
理想を言えば実際に手に取って観察したり、目の前で何かの現象を見るのが一番ですが、ある程度安心できる年齢にならないと難しい。
だから、正しい観察や実験ができる年齢になるまでは映像を使って、新しいことをどんどん吸収してもらいます。
上でも触れましたが、同年代の子が「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ!」を見ていると思われる頃、とんびー家ではこれらの番組はほぼ見ていません。
長女は少しだけ見ていた時期があったので、わんわんとかうーたんとか、サボさん?を覚えていますが、長男に至っては全く知りません。
その代わりに見ていたのがこれからご紹介する番組です。
NHKは理科に関する番組が豊富!
NHKには「総合」「Eテレ」「BS1」「BSプレミアム」と4つあり、理科に関する番組がたくさんあります。
テレビで見られないものは、ネットで「NHK for school」から見られると思います。
ここでは、子どもが見て楽しいものをとにかくご紹介します!
理科って映像で見て理解できることも多いので、小さな子どもが見ていても大丈夫。
さらにNHKを見せれば、言葉遣いが丁寧だしイントネーションも正しいので、私が教えるよりもキレイな日本語を学んでくれたはずです。
小さな子どもには正しい日本語の勉強にもなるんです。
リストの上から順に、子どもの成長に合わせて見せてあげるのがおすすめです。
- NHK for school しぜんとあそぼ
- NHK総合 ダーウィンが来た!
- NHK総合 ピタゴラスイッチ ミニ
- Eテレ ピタゴラスイッチ
- Eテレ ふしぎエンドレス小3~小6
- Eテレ 地球ドラマチック
- Eテレ 大科学実験
- Eテレ 考えるカラス
- Eテレ 10min.ボックス テイクテック
- Eテレ 魔改造の夜
- Eテレ 魔改造の夜 技術者養成学校
- Eテレ サイエンスZERO
- 理科の実験動画なら「スタディサプリ」
NHK for school しぜんとあそぼ
いろいろな動物や昆虫の生態を優しいナレーションとともに見せてくれます。
「○○○なんだよ。」
「○○○しているね。」
と、動物や昆虫の様子を子どもに語りかけてくれます。
2022年の3月まではEテレで見られましたが、
4月からは「NHK for school」(ネット)で視聴できます。
「しぜんとあそぼセレクション」という形で25種類の映像があります。
とんびー家ではDVDに保存して、小学校の低学年までは何度も繰り返し見ていました。
NHK総合 ダーウィンが来た!
世界中のいろいろな動物や昆虫に密着する番組です。
日本では見られない生き物や、特にアマゾンの奥地にしかいない昆虫の回は、子どもが興味深々で見ていました。
「ハキリアリ」や「ヘラクレスオオカブト」「軍隊アリ」「ヒアリ」などの回は何度も繰り返し見ていましたよ。
そこで、その辺にいる動物を気軽に触らない、毒のある虫やヘビについての知識など、
危険生物への知識を増やすために「小学館の図鑑NEOの危険生物」を購入しました。
最近は温暖化の影響でいろいろな危険外来種が日本で増えてきているようですし、
日ごろ身を守るためにも知っておいた方が良いことですよね。
前述した「しぜんとあそぼ」と「ダーウィンが来た!」を見ていれば、生き物にはかなり詳しくなりますよ。
NHK総合 ピタゴラスイッチ ミニ・Eテレ ピタゴラスイッチ
ピタゴラスイッチは人気の番組ですね。
ピタゴラ装置は積み木やレゴでも作れますが、ビー玉転がしができる画像の「スカリーノ」を一緒に使うと楽しいですよ。
Eテレ ふしぎエンドレス小3~小6
これは何年に1度か番組名を変えて似たような内容でずーっと放送されている番組です。
教科書で習う内容を映像で学習できるので、学校で見ることもあるみたいです。
とんびー家で見ていたころは「ふしぎがいっぱい」だったと思うんですが、「磁石」や「電気」「電磁石」などが大好きでしたね。
とりあえず映像を見ておいて、原理は後から教科書なんかを見て、
「あっ、あれってこういうことだったんだ!」
って気がつくくらいが楽しいし、ちょうど良いのかなと思います。
Eテレ 地球ドラマチック
俳優の渡辺徹がナレーションをしているドキュメンタリー番組です。
恐竜、宇宙、古代文明や自然などなど毎週いろいろなテーマで放送しています。
長男が大好きだったのが2013年に放送された「蒸気機関車のお引越し」。
南アフリカにある古い蒸気機関車を、1万キロも離れたイギリスまで何とかして運び出すというお話でした。
この”何とかして”のところに、いろいろな試行錯誤があります。
とにかく重たい100トンもの車体を、頭を使ってどう運ぶかが面白いんですね。
長女は小1で、地球ドラマチックで見たツタンカーメンにハマりました。
しばらくの間、下記のツタンカーメンの写真図録を朝読書の時間に読み、担任の先生から不思議がられていました。
Eテレ 大科学実験
「象の重さを量る」「つな引きでエレベーターを持ち上げる」「太陽の熱で料理する」などなど、家庭ではできないけれど、できたら楽しい実験の数々。
赤・白・青の3色のコートを着た実験レンジャーが体を張って実験を進めます。
大科学実験は、特定非営利活動法人(NPO法人)ガリレオ工房が実験監修を行っている番組です。
ガリレオ工房は「科学の楽しさをすべての人に」伝えるための様々な取り組みを行う創造集団で、理事長の滝川 洋二さんは、日本各地で実験教室などをされています。
学校で「エコチル」という情報誌が配布されていませんか?
それに滝川洋二さんのサイエンスショーのお知らせが載っていたりするので、要チェックです!
とんびー家でも1度応募したことがありましたが、はずれました泣
ガリレオ工房は「小学館の図鑑NEO 科学の実験」を監修しています。
長男の誕生日プレゼントに購入しましたが、2020年に発売された「新版」がベストセラーになっているそうです。
Eテレ 考えるカラス
「考えるカラス」は科学の番組なんですが、番組名の通り「考える」がポイント。
この番組は「科学の知識」ではなく、自ら課題を見つけ、観察し、仮説を立て、実験し、その結果をもとに考えるという「科学の考え方」を学ぶ新しい科学教育番組です。 番組は、歌やアニメーション、ちょっと意外な実験のコーナーなど、さまざまなコーナーで構成されています。様々な切り口で投げかけられる番組からの問いに、ぜひ自分の頭で考えてみてください。番組の最後はいつもこのナレーションで終わります。「ここから先は自分で考えよう。これからは、みんなが考えるカラス」。
引用:NHK for school 考えるカラス番組紹介
「考える練習」というコーナーでは俳優の蒼井優さんがちょっとした実験をします。
ただ実験を最後まで見せるのではなくて、実験の途中でこの先どうなるのか、結果を3択で出してくれます。
「自分で考えて実験の結果を予測して、3つの選択肢から答えを選ぶ」
家族でそれぞれ予測して、どうしてそうなるのか理由を言いながら答えを選ぶことをよくしていました。
ただただ知識を詰め込むのではなく、自分の知っていることをフル活用して考える練習ができるのが新しいですよね。
Eテレ 10min.ボックス テイクテック
テイクテックも面白い番組です!
身のまわりにあるテクノロジーが、「力」「熱」「電気」などの働きでどんな風に動いているのかを教えてくれます。
私が見ていて面白かったのは、「ドライヤー」から暖かい風が出てくる仕組み。
仕組みがわかるように、中の構造がどうなっているのかを分かりやすく見せてくれます。
機械の分解が大好き!な少年少女には楽しいと思います。
全10回の放送には、企画協力に名だたる企業が名を連ねていますよ。
Eテレ 魔改造の夜・魔改造の夜 技術者養成学校
2020年6月から不定期で放送されている「魔改造の夜」ですが、名前がまず怪しい。
「N産自動車」「H田技研」という日本を代表する企業の大の大人たち、最高学府の「T大工学部」の学生などが、毎回いろいろな電化製品やおもちゃを全力で改造します。
それも「魔」改造。
家電やおもちゃのリミッターをはずして「モンスター」に変えるのだそう...面白い!
今までに改造された(犠牲になった)おもちゃは、小さな女の子が大好きな「メルちゃん」や、おもちゃ売り場で「ワンワン」と鳴いている犬のロボットなど。
電化製品ではトースターや扇風機など。
これらをあり得ない速さで動かしてみたり、飛ばしてみたり。
製品を提供してくれた会社、思い切ってます。
「魔改造の夜」は不定期放送なので、番組表を要チェックなのですが、
4月から「魔改造の夜 技術者養成学校」という新番組が始まりました!
今までに行われた魔改造を振り返り、エンジニアからいろいろな技術を学びます。
番組に出ている人たちと一緒に考えながら学んでいけます。
これはぜひ大人も一緒に見てもらいたい番組です。
まずは魔改造の夜のホームページを見てください。
Eテレ サイエンスZERO
サイエンスZEROは、子どもが見ても楽しい最新ロボットのお話から、ノーベル化学賞や物理学賞の研究をわかりやすく解説してくれる回もあります。
とりあえず毎週録画して、子どもが楽しめそうな内容の時は一緒に見るようにしていました。
取り扱うテーマによっては、子どもには難しい回もあるので。
理科の実験なら、スタディサプリの理科の動画をフル活用する!
で、NHKもいいんですが、私としてはどうしても外せないのが「スタディサプリ」です。
とんびー家では2015年より「スタディサプリ」を使用しています。
スタディサプリの小4~6年の小学理科は、1度見るとまた見たくなっちゃう、なんだろう...とっても魅力のある先生たちの講義です。
理科の基礎を担当している冨山篤先生は、とにかく色々な実験をしてくれるんですよね。
しかも味がある...とんびー家の子どもたちは彼に魅了されていましたね。
応用の相馬英明先生はインパクトがあります!
見た目もそうなんですが笑、黒板に描くイラストが独特~。
さらに、ちょくちょく出てくる語呂合わせも独特で面白いので、楽しく覚えられるんですよね。
子どもたちは二人とも今のところ理系志望です。
で、その土台はこの二人の先生に作ってもらったと言っても過言ではないかなーと思えるくらい、何度も授業を繰り返し視聴していましたね。
スタディサプリの良いところは、何度も何度も繰り返し視聴できること。
コスパがいいのでおススメです。
公園の虫さんたちを連れてきて観察・実験・飼育をする
近所の公園はもちろん、池や川のある公園には普段出会えない生き物がいますね。
とんびー家では、ヤゴ、オタマジャクシ、カブトムシ、クワガタ、アゲハの幼虫、アリ、ダンゴムシ、フナ(だったかな?)を飼育しました。
ヤゴとアゲハ蝶の幼虫は成虫まで育てることができました。
あのヤゴの外見からは考えられない、きれいな羽を広げたトンボになったことは、子どもたちもしっかり記憶しています。
アゲハの幼虫は途中、家の中で行方不明になり(泣)、さなぎになった状態で発見(泣)。
その後しっかり羽化するところまで観察できました。
完全変態する昆虫と不完全変態の昆虫を1種類ずつ飼育してみると、理解が深まるのでおすすめです。
ただし、トンボはヤゴからあの形になるのでチョウチョと同じ完全変態かと思いきや、
実は不完全変態です。
不完全変態を観察するなら「バッタ」の飼育の方がわかりやすそう。
参考書や図鑑で見るだけでなく、飼育して目の前で観察すると生き物への理解が深まります。
自由研究の題材を理科にする
生き物を飼育していると、それが自由研究の題材になったりします。
先ほど紹介した「ダーウィンが来た!」でダンゴムシの特集をやっていたことがあって、その際番組の中でやっていたのと同じ実験を自宅でもやってみました。
ダンゴムシは雑食なのでいろいろな物を食べるんですよ。
それを確認するのと、どんな食べ物が好きなのかも確認するという実験です。
近所の公園でダンゴムシをたくさん捕まえてきて実験しました。
実験の様子を写真に収めてありますが、ちょっと...いや、かなり「閲覧注意」になってしまうかもしれないので、ここには載せられません...
いろいろなコンクールに応募する
普段からいろいろな生き物に触れたり、家庭で簡単な実験や工作をしたり、科学の映像を見ていたりすると、
子どもの中で創作意欲やいろいろなアイディアが出てきたりします。
そういったコトって学校の自由研究にとどめがちですが、
コンクールの場に持って行くという手もありますよ。
毎年、全国でいろいろなコンクールが開催されています。
コンクールというと難しく感じるかもしれませんが、身近にいる生き物を題材に応募することだってできます。
- 市村アイディア賞(公益財団法人 市村清新技術財団)
- 「科学の芽」賞(筑波大学)
- 自然科学観察コンクール
- 全国学芸サイエンスコンクール(旺文社)
- 日本学生科学賞
- 虫や植物とふれあうコンテスト(フマキッズこども研究所)
- わたしの自然観察路コンクール
長男は市村アイディア賞に応募し参加賞をいただきました笑
その時は生き物を題材にしたアイディアで応募しました。
たとえ入賞しなくても、次の年の自由研究として学校に提出できたりもするので一石二鳥です。
同じ作品をいくつものコンクールで使うことはできないかもしれないので、その辺は要注意です。
地元だけでやっているコンクールも狙い目。
母数が少ないので、全国規模よりも賞に入りやすかったりします。
とんびー家では、地元の壁新聞コンクールに応募して入賞経験があります。
その時も生き物を題材にしました。
いきなり入賞は難しくても、参加賞をいただけたり、
子どもにとって挑戦したことがとっても大事だったり、
自信につながったりするので、その経験が何らかの糧になるはずです。
「参加するのに条件がいらない&無料で参加できる」ものが多いので、
ぜひ挑戦してみて欲しいです。
いろいろな実験・工作をやってみる
先ほど触れた、ガリレオ工房監修の「小学館の図鑑NEO 科学の実験」は、家庭でできる実験が多いのでよく参考にしました。
ベランダでは、ソーラーパネルを使ってプロペラを回す工作もしました。
信号機の工作キットを購入して信号を作り、トミカを走らせるときに使ったりしました。
こういった工作や実験って一から細かい道具を揃えるのが大変なんですよね。
そこで便利なのが工作・実験キットです。
銅線など大量に使うものは個別で買ったりしましたが、それ以外は工作・実験キットを使いました。
図鑑に載っている実験をする時にも、いろいろ使いまわして遊べるんですよね。
工作もよくやったので、方眼になっている工作用紙を常備していました。
特に紙飛行機はどう折れば遠くへ飛ぶのか、よく飛ぶ紙飛行機の特徴などを調べて遊びました。
下記の戸田拓夫さんの紙飛行機の本も参考になりました。
それから、実験をするうえで大事なのが「予測をたてる」こと。
前述した「考えるカラス」のように、自分なりに結果を予測して実験をすることが大事です。
おもりの重さを10g増やしたらどうなるのか、ゴムを5センチ伸ばしたらどうかわるのか...
ただ実験するのではなく考えながらやってみると、自由研究の題材にもなるし、ちゃんとした研究をすることになります。
地域でやっている実験教室、工作教室に足を運ぶ
先ほどお話した滝川洋二先生のサイエンスショーのように、日本各地でいろいろな理科の教室が開かれています。
地元の新聞の情報欄やエコチルの広告欄などを探すと募集していたりします。
ちょっと遠くまで足を運ぶ必要があるかもしれませんが、参加してみると子どもの新たな一面を発見できたりします。
家ではできないような実験をしたり、見られたりするのも魅力です。
科学館に足を運ぶ
科学館は小中学生が無料だったりするので、利用価値ありです。
実験や工作のイベントをやっていることもあるので要チェックですね。
天体ショーに敏感になる
数年に一度、日食や月食、流星群が見られたりします。
2012年にあった金環日食の時は、朝から「日食メガネ」で空を見てから、登校した記憶があります。
2015年には皆既月食がありました。
長女は皆既日食を記録するシートに、ベランダから眺めた月の様子を記録して自主学習ノートに貼って、次の月曜日に持って行ったんですよね。
返ってきたノートには、
「記録シートを使わずに、全部自分で書いたほうがよかったのに...」というコメントが。
...はぁ?
と感じずにはいられませんでしたね~
って、言いたかったことは、そうではなくて...
常に自然現象や自然科学は身近にあって、親子で興味を持つことは大事だな、ということです!
国際宇宙ステーション(ISS)の居場所を確認するのも面白いですよ。
ググると今どの辺にISSがいるのかを確認することができたりします。
「したこと」の振り返りを必ずする
何かに参加したり体験した場合に、どういう感想をもったのか、どうすれば結果が良くなったのか、そういった振り返りを必ずします。
実験教室に参加したなら、どんなことがわかったのか。
「速く走る車を作る工作教室」に参加したのなら、どうすればもっと速くなったのか、自分の車より速く走った人はどんな工夫をしていたと思うか、などなど。
ひと言「面白かった」で終わってしまう質問のしかたではなく、
もっと具体的にアウトプットしてもらいましょう。
たくさんの書籍に目を通す
今までにご紹介した他にも、理科について書かれたおすすめの書籍がありますので、いくつかご紹介します。
地面のしたにいるさまざまな生き物がわかる「地面の下のいきもの」
絵本とは思えないリアルさ「海辺のずかん」
上の「地面の下のいきもの」も、この「海辺のずかん」も、松岡達英さんの絵なのですが、本当にリアル。
さらに、この海辺のずかんは情報量も多いんです。
釣のしかた、釣り竿の説明、生き物を観察する道具などなど、いろいろなことがこの1冊でわかります。
左巻 健男さんの「眠れなくなるシリーズ」
「怖くて眠れなくなる化学」
「面白くて眠れなくなる物理」
「面白くて眠れなくなる化学」などなど、他にも何種類かあります。
アリエナイ工作辞典
教科書には絶対に載っていない工作がたくさん。
ホームセンターに行きたくなります。
要保護者の工作です。
まとめ|【全国統一小学生テストの小6理科で96点】取った幼少期からの理科との関わり方と勉強法
今回は、全国統一小学生テストの小6理科で96点をとった長男が、
今までに理科とどのように関わってきたのかをお話しました。
学校で理科の授業が始まるまで、本格的に問題集を解き始める前に、
理科へ興味を持つことができると最強です。
子どもの中で「ただの暗記科目」にしない、将来は理工系の道を歩んでもらいたいのなら、
小さな頃から理科に触れるのがおすすめです。
そうしていれば、いざ問題集に取り掛かる際にはサクサク進むし、
気づけば全国統一小学生テストで高得点が取れるようになるかもしれません。
全国統一小学生テストについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
今回この記事でお話したことは、家庭の文化資本とも関わりがあります。
文化資本については、以下の記事が参考になりますので興味のある方はぜひご一読ください。
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座学だけに偏らない勉強法の参考になると幸いです。