文化資本

【文化資本格差】本棚に本が1000冊あるので学力差が出る6つの理由を考えた

【文化資本格差】本棚に本が1000冊あるので学力差が出る6つの理由を考えた

 

かえるぱぱ
かえるぱぱ
家にある本の数が学力に関係あるってホントかな?うちは100冊もないな~

2021年度全国学力・学習状況調査後の報告書によると、「家庭にある本の冊数と学力」には相関がありました。

そこでこの記事では「どうして家庭の本の数と学力が関係するのか」を、

普段のとんびー家での取り組みや子どもたちの様子から、6つの理由を私が勝手に考えてみました。

さらに、改めて注目された「文化資本の格差」とは、いったいどこから生まれるのかについても解説します。

tobitaka@ピンタレスト

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こんにちは、とんびーです。

2021年度全国学力・学習状況調査において初めて「家庭にある本の冊数」の質問が行われました。

その後「家庭にある本の冊数と学力の相関」について話題になったので、

私なりに「家庭の本の冊数が多いほど学力が高い理由」について考えてみたんです。

 

というのも、ちょうどタイムリーなことに、

  • 長男が令和3年度学力テストを受験した
  • 結果は国語・算数ともに全問正解であった
  • 本棚に1000冊を超える本がある

という状況。

なので、とんびー家の読書&学習環境が何らかの参考になるのではと考えたからなのです。

 

また、今回の調査では「文化資本の格差」についても話題になりました。

そこで今回は、

家庭の本の冊数が多くなるにつれて、どうして学力が高くなるのか」私の考えた6つの理由

文化資本の格差はどこから生まれるのか、格差解消のヒント」

について、とんびー家の読書&学習環境を交えながらお話していきます。

参考程度に読んでいただけると幸いです。

とんびー
とんびー
でもきっと何かお役に立てることがあるはずです

学力テストの平均正答率と本の冊数のグラフ

まずは、下記のグラフを見てください。

国立教育政策研究所 令和3年度全国学力・学習状況調査報告書「質問紙と学力のクロス分析」学力テストの平均正答率と本の冊数2021年度 学力テストの平均正答率と本の冊数

出典:国立教育政策研究所 令和3年度全国学力・学習状況調査報告書「質問紙と学力のクロス分析

2021年度の学習状況調査報告書の「学力テストの平均正答率と本の冊数のグラフ」です。

小6・中3ともに、本の冊数が増えるにつれて平均正答率が上がっています。

「201~500冊」と「501冊以上」では多少逆転しているのが謎ですが。。。

この調査結果から、やはり本の冊数と学力には相関があるのがわかりました。

 

全国学力・学習状況調査については、下記をごらんください。

全国学力・学習状況調査(ぜんこくがくりょく・がくしゅうじょうきょうちょうさ)は、文部科学省が日本全国の小中学校の最高学年(小学6年生、中学3年生)全員を対象として、学力・学習状況の調査を目的として行う学力調査である。

全国学力調査全国学力テストとも呼ばれる。2007年より実施。学力を問う出題だけでなく、児童・生徒の学習環境や生活環境のアンケート調査も行う。

引用:フリー百科事典 ウィキペディア 全国学力・学習状況調査 より

 

 

この結果を見てみなさんどう感じましたか?

「やっぱりな」「そりゃそうでしょ」と思いましたか?

 

でも世の中には、

  • 「家にたくさん本があったけどほとんど読まなかった」という人
  • 「たくさんの本に囲まれていたけれど、それほど学力が高いとは思えない」という人

もたくさんいるはずです。

だから今回の調査結果から、

  • 「本の数が多いから学力が高い」
  • 「本の数が多いから本をたくさん読んでいる」

と単純に解釈はできません。

かえるぱぱ
かえるぱぱ
「本が多い」という要素だけでは説明できない理由が何かあるな

とんびー
とんびー
その「何か」を私なりに考えてみたわ

とんびー家の環境から考えた、家庭の本の冊数と学力が相関するかもしれない6つの理由

とんびー家の読書&学習環境を振り返って、家庭の本の冊数と学力が相関するかもしれない6つの理由を考えてみました。

  1. 子どもの教育に対して関心が高い
  2. 本を手に取りやすい環境だ
  3. 繰り返し読めるようにできるだけ本を購入した
  4. 同じ本を繰り返し読んで知識を確実に積み上げている
  5. 本で得た知識がいろいろなところでつながっている
  6. 「本」以外の娯楽を制限し代わりに本棚を充実させた

一つずつ、詳しく解説していきます。

1 子どもの教育に対して関心が高い

こんなブログを書いているくらいですから、私は子どもの教育への関心度がかなり高めです。

とんびー
とんびー
たぶん変態の域でしょうね

 

私は子どもたちが小さな時から読書環境を整えてきました。

読書が学習環境の中でも重要な部分だと思っていたので、子どもたちを「読書好きにする」工夫を開始。

もし子どもが読書好きになれば、本からいろいろな事を勉強してくれるだろうと勝手に信じていた部分もあります。

 

「子どもを読書好きにする!」と決心して取り組んだいろいろな工夫については、以下の記事で詳しく解説しています。

【読み聞かせから読書へ】スムーズに切り替えるために実践した5つのコト

【読書好きになる本棚の作り方】読まない子どもが本を手に取る方法

【マンガも読書もしてほしい!】子どもがマンガを手に取る前に私がした4つの行動

 

先祖代々医者の家系や教育水準の高い家庭のことははっきりとはわかりませんが、彼らは読書の大切さがわかっていて、何らかの取り組みをしているはずです。

親自身がこういった環境で育ったのであれば、わざわざ意識せずともできそうです。

しかし、私とんびーは完全に「後天的」なものです笑

子どもの教育がわからなさ過ぎて「教育関係の本」を読みあさり、そこから学習環境を自分なりにカスタマイズしてきました。

わざわざ意識しようが、後天的であろうが、関心を持つことが大事ですね。

2 本を手に取りやすい環境だ

2021年度の全国学力・学習状況調査を受験した長男は、先に出てきた「本の数」の調査に答えています。

1000冊以上の本があるので「501冊以上」の項目を選んだと言っていましたが、

どうしてそう答えられたかというと、リビングの目につくところに本棚が置いてあるからです。

子どもが本の冊数を認識できるような場所に本棚を置き、子どもが本を手に取りやすい環境を作りました。

 

“家の隅の方でほこりをかぶっている”とか”親の書斎にたくさん置いてある”のでは、子どもは本の存在を認識できないし、本を手にするまでにハードルがあります。

「家に本はあったと思うけどほとんど読んだことがない」という人は、家庭に本があっても、本が身近なものではなかったのだと思います。

これは私自身もそうで、リビングに本棚なんてなかったし、

自分の部屋には、雑貨がごちゃ混ぜになってホコリのかぶった棚に本が置いてあった感じでした。

いつでも手に取れるように本を分散して置いた

とんびー家では、つい手に取ってしまうような場所に本があるため読書時間が多く取れています。

お気に入りの本はリビングに置き、最近はあまり見なくなった絵本、読むと止まらなくなるマンガなどは、リラックスするときの部屋に置いています。

どの部屋に行っても読書できるように分散しているので、結果的に読書時間が増えました。

 

ビジネス、IT、自己啓発、料理、小説、絵本、マンガ、画集、図鑑、写真集などいろいろな本を並べました。

大人向けも子ども向けも関係なく興味があるものを読むようにしていたら、知識が豊富になって学力にも反映されてきました。

本の存在だけでなく本を手に取りやすい環境は、読書時間に影響します。

3 繰り返し読めるようにできるだけ本を購入した

突然ですが、以前、こんなことを言っている人がいました。

「子どもの興味は移り変わりが激しいので、できれば読みたいと思った時にすぐに手に取れる環境がいい。今度読もうと思ってもすぐに忘れてしまうから。」

確かにそうだなと、子どもはうつろいやすいなと。

それを聞いてから、場所も取るしお金もかかるけど本はできるだけ購入することにしてきました。

とんびー
とんびー
図書館から遠いし、車もないし、ブックオフが近い...という環境があったのも理由よ

「あの本をもう一度いま読みたい」と思ったときに手元にないという機会損失をつくらないようにしました。

とんびー
とんびー
その一瞬の子どもの興味や関心を大事にしました

 

子どもたちを観察していると何度も同じ本を手に取ったり、何年か経ってから思い出したように読む本があったりします。

読みたいと思った本をすぐに読める環境が、子どもたちの知的好奇心をすぐに満たしてくれたのは良かったです。

 

家にない本は学校の図書館で借りています。

いつも通っていると司書さんとも顔見知りになるので、図書館にない本は希望を出して購入してもらったこともありました。

とんびー
とんびー
ちなみに普通の公立小学校よ

長男は小学4年までに300冊以上の本を学校の図書館から借りました。

 

実際、本はかさばるし引っ越しの時は大変だったので、図書館で借りるのは正解なのですが、気に入って何度も繰り返し読みそうな本は、思い切って購入しました。

4 同じ本を繰り返し読んで知識を確実に積み上げた

先でふれたように、子どもたちは何度も何度も同じ本を繰り返し読みました。

やはり本棚が身近にあって本を手に取りやすい環境が、一番影響していると思います。

さらに、いろいろな分野の本を並べたので幅広い知識を積みあげられたし、興味のある本は繰り返し読んで知識がつき、とても詳しくなりました。

  • 広く浅く知識が積み上がる
  • 好きな事にはとことん詳しくなる

読書をすると学力が上がる要因に、この2つは欠かせません。

子どもが小さなうちに読書環境を作ったので、この効果をより多く享受できました。

5 本で得た知識がいろいろなところでつながっている

最近「東大王」とか「Qさま」とか「クイズノック」とか、クイズブームが来てますね。

本で得た知識ってクイズと相性がいいんですよ。

とんびー
とんびー
だからクイズ好きは間違いなく読書家なハズ

子どもたちもクイズが大好きです。

知識が多いと答えられる問題が単純に増えますからね。

 

とんびー家では、クイズとドキュメンタリー、教養番組を録画してよく見ています。

ドキュメンタリーや歴史、科学などの教養番組は、本で得た知識を復習するのにもってこいなんです。

しかも映像で見られるので記憶にも残りやすくなります。

本でインプットしたことをクイズでアウトプットする

学習まんがで読んだ伝記を歴史の教養番組で復習する

こうした相互作用が学力アップに一役かっています。

だから、本を読んでわかったことは、何らかの形でアウトプットしたり、復習することが大事だと思います。

6 「本」以外の娯楽を制限し代わりに本棚を充実させた

実は、今回解説している6つの中でこの理由がかなり大きいんじゃないかと思っています。

とんびー家では、小さな頃から読書などのアナログな遊びを中心にし、テレビのような動画やゲームの時間をできるだけ取らないようにしてきました。

そのかわりに子どもたちが飽きないように本棚を充実させてきました。

現在も、テレビ・Youtube・ゲームなどの時間は毎日きっちりと決めています。

スマホの時間も同様です。

 

当然ですが、こうすることで読書の時間がふえますし、小さな頃からやっていれば知識も積み上げられます。

私が「子どもを読書好きにする!」と決心して取り組んだいろいろな工夫については、以下の記事で詳しく解説しています。

【読書好きになる本棚の作り方】読まない子どもが本を手に取る方法

【マンガも読書もしてほしい!】子どもがマンガを手に取る前に私がした4つの行動

 

動画やゲームの時間制限については、以下の記事で解説しています。

【子どもと動画・制限した結果】十数年、続けてわかったメリットとデメリット

 

「ゲームと本、どっちにする?」って言われたら、ほとんどの小学生がゲームを取ると思うんです。

どっちでも選べる環境にあったら、とんびー家でも子どもたちは確実にゲームを選びます。

「娯楽を選べない環境にあるから、読書を選ばざるを得ない」

という家庭環境だから読書をしているのであって、

いくら「読書好き」だとしても、娯楽が自由なら楽しい方にみんな引き寄せられていきますよ。

 

これだけ多くの娯楽が充実しているなかで、読書習慣のない子どもが自ら「読書」を選ぶなんてほぼ不可能に近い。

やっぱり親が子どもの読書時間を増やすために、何らかの工夫をしていると思います。

とんびー
とんびー
その中の一つが娯楽を自由にしないでルールを決めること

時間は無限ではないですし、比較的時間のある子ども時代だからこそ、読書の時間を取ってほしいと思い、私はこのようにしています。

文化資本の格差はどこから?格差解消のヒント

2021年度の調査で注目されたのが「文化資本の格差」です。

文化資本の格差は家庭における文化の違いから生まれます。

読書環境がある

美術館に行く

ニュースについて日々会話する...

など、教育に関わっている部分が多く、「教育格差」を生む要因の一つになっています。

かえるぱぱ
かえるぱぱ
だから「家庭の本の数」や「本を読む環境」のあるなしが、文化資本の格差として注目されたんだね

「文化資本を高める」ために私が考えてきた一つのこと

ずばり、「どうすれば子どもの学びにプラスになるか」です。

読書環境があるか、学習環境は整っているか、休みの日に何をして過ごすのか、どんなテレビを見るのか...

数えるとキリがないのですが、こういった一つ一つのことについて考えながら、子どもたちと過ごしてきました。

文化資本の詳細や高め方については、以下の2つの記事をご覧ください。

【教育格差と文化資本格差の関係】家庭でできる!学力アップのための文化資本の高め方

【文化資本の格差を埋める】ドライブ中に実践している文化資本を高める7つの方法

 

例えば、本棚の本を増やすために、私は以下のようにしてきました。

  • 誕生日やクリスマスには、必要なおもちゃ以外は「本」をプレゼントした
  • ゲーム機は買わずに、その分のお金を本の購入に回した
  • 単価の高い絵本はできるだけブックオフで購入した

結果として、本棚には1000冊の本が並んでいます。

 

レゴや積み木などのアナログなおもちゃを購入したら、それ以外は特別なことがない限り、本をプレゼントしてきました。

ゲームに関しても、周りが持っているからという理由では購入しませんでした。

今とんびー家にあるゲーム機は、子どもたちが生まれる前から持っていた初代Wiiとプレステ2のみ。

ゲーム機とゲームソフトを買う4万円があったら、本を何冊も買った方がいいと判断してきました。

周りの家庭と同じようにしていたら、本を1000冊にはできなかったと思います。

 

できるだけ子どもの学びにプラスになる選択を増やし、自然と文化資本を高める方向に行くことができました。

まとめ|【文化資本格差】本棚に本が1000冊あるので学力差が出る6つの理由を考えた

今回は、私とんびーが「家庭にある本の数が学力に関係している」と考える6つの理由を勝手に考え解説してみました。

  1. 子どもの教育に対して関心が高い
  2. 本を手に取りやすい環境だ
  3. 繰り返し読めるようにできるだけ本を購入した
  4. 同じ本を繰り返し読んで知識を確実に&積み上げている
  5. 本で得た知識がいろいろなところでつながっている
  6. 「本」以外の娯楽を制限し代わりに本棚を充実させた

 

「本がたくさんあるから学力が高くなる」のではなく、

本がたくさんある家庭には、学力が高くなる秘密がある

と、私は考えています。

一つ一つはそれ程大したことのない行動ですが、

本の数が増える → 勝手にどんどん読む → 学力が底上げされる

という循環ができれば、どの家庭でも読書で学力をあげることができるはずです。

 

以上、とんびー家の読書環境を参考にお伝えしてきました。

学習環境の一つとして読書環境も考えたい方の参考になればうれしいです。