こんにちは、とんびーです。
子どもって、親が読んで欲しいなぁ~と思う本はあんまり読んでくれません。
マンガばかり読んでいる子どもをみると、ついつい小言が出てしまいます。
マンガがダメなんじゃないんです。
読書もして、マンガもバランスよく読んで欲しい。
ところで、とんびー家には「三国志」や「数字であそぼ。」「宇宙兄弟」など、いろいろなマンガがありますが、
子どもたちはマンガだけでなく小説や話題の新書も良く読みます。
そこで今回は「マンガも本もバランスよく読んで欲しいな」と思う方に、私が実践したある4つのことをお伝えします。
子どもたちがマンガを手に取る前に私がしていた4つのことは以下の通りです。
- 本が好きになるように読み聞かせをした
- アナログな楽しさを教えた
- 子どもが見えるところにマンガを置かない
- できるだけ小さなうちに取り組んだ
どうしても本を読まない子どものマンガ時間を勉強時間に変える方法もご紹介します。
では詳しく解説していきます。
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子どもがマンガを読み始める前に私が実践したこと4選
子どもがマンガを読み始める前に私が実践したことは以下の4つです。
- 本が好きになるように読み聞かせをした
- アナログな楽しさを教えた
- 子どもが見えるところにマンガを置かない
- できるだけ小さなうちに取り組んだ
本が好きになるように読み聞かせをした
マンガの楽しさを知ってしまう前に、本の楽しさを教えました。
私自身、今も本を読むのが苦手な方なので、どうして本に手が伸びないのかよくわかります。
本を読むには長い文章を読む忍耐が必要なんです。
本が大好きな人からしたら「何言ってんの?」となるかもしれませんが。
まずは絵本から。
できるだけ毎日読み聞かせをして、文字を見ることに慣れてもらう作戦をスタートしました。
何冊も読んでと言われたこともありましたが、そこは無理をせず(笑)、1日1冊を貫き通しました。
たま~に調子のいい時は2冊くらいは読みましたが、無理をせず毎日続けることを目標に。
絵本でも、じょじょに文章が長いものを選ぶようにしていき、最終的には青い鳥文庫のような児童向けの文庫も読み聞かせしましたね。
読み聞かせの最後のほうには、アガサクリスティーの「オリエント急行殺人事件」を読み聞かせたこともありました。
アガサクリスティーが読み聞かせに適当かどうかは別として笑、
文庫のような細かい文字、そして挿し絵がほとんどない文面でも、一緒に目で追ってお話を聞けるようになったので、
「ああ、もう一人でも読むことができるかな」
と確信が持てました。
「読み聞かせ」を「読書」につなげる工夫については、下記の記事でより詳しく解説しています。
【読み聞かせから読書へ】スムーズに切り替えるために実践した5つのコト
マンガは対極で、目で追うだけで内容がだいたいわかってしまうので読んでいてラクですよね。
文章に慣れる前に「マンガのラクさと楽しさを知ってしまうと困るなー」と考えていたので、文庫まで読み聞かせしたのは正解だったと思っています。
子どもがラクなほうに流れる前に、私は読書の楽しさを伝えることができました。
- できるだけ読み聞かせした
- 文字を見ることに慣れてもらった
- 短い文から徐々に長い文章の本に移った
- 本の楽しさを伝えられた
読み聞かせと同じく、読書の入り口としておすすめなのが音読です。
音読のメリットについては、以下の記事で解説しています。
【徹底反復音読プリント】音読の効果と8年続けて得られた7つのメリット
アナログな楽しさを教えた
自分で何かを作り出したり、一生懸命手を動かして遊ぶようなアナログな楽しさを子どもたちに教えました。
具体的には、積み木、レゴ、ジグソーパズル、紙工作など。
と感じるものを一緒に遊びました。
一見、全然関係のない事のように思えますが、読書もアナログな楽しさの一つです。
逆に、テレビ、Youtube、ゲームのようなスイッチ一つで得られる楽しさから離れました。
マンガも同様で、楽しさが強力なので、簡単に読書の時間を奪ってしまいます。
子どもが小さなうちはできるだけ、手や頭を使って面倒な遊びをして、簡単な楽しさに時間を奪われないようにしました。
そのおかげか、ゲームやYoutubeももちろん好きなのですが、それ以上に自分が夢中になれるアナログな遊びをして過ごしています。
読書もそのうちの一つになっています。
子どもが見えるところにマンガを置かないようにした
子どもが小さな頃からマンガがありましたが、リビングの本棚には置きませんでした。
袋に入れて目に触れないように、扉の奥にしまっていました。
親がマンガを読んでいるのに子どもには「読むな」とは言えません。
マンガを読む時は、子どもが見えないところや寝てから読むようにしました。
マンガを本棚に置き始めたのは、読み聞かせを重ねて、子どもが一人で楽しく読書できるようになってからです。
できるだけ小さなうちに取り組んだ
できるだけ小さなうちに本の楽しさ、アナログな遊びの楽しさを教えました。
で、早めに教えておいて良かったなと感じています。
大きくなればなるほど、いろいろな情報に触れる機会が出てくるし、お友達からも情報が入ってきました。
でもその前にいろいろな楽しさを知っていたので、ゲームばかり、マンガばかりという時間の使い方にはなりませんでした。
まさに、バランスよく遊べるようになったんですよね。
マンガも、本も、ゲームもYoutubeも、1日のなかでバランスよく触れることができています。
マンガばかり読んでいると起こること
文章が読めない
文章が読めるようになる前にマンガを読むことが習慣になると、当然ですが、文章を読むのがおっくうになります。
読書しないと読解問題が苦手になると言われています。
が、これは半分間違っています。
文章を読むのが苦手ということであって、解くのが苦手とイコールではありません。
読解問題は「解き方」がわかっていれば解けるので、文章を読むのが苦手だとしても点数はある程度は取れます。
そうは言っても、文章を読むのは読解問題を解くときだけではないですよね。
電化製品の説明書だったり、こういったブログだったり、ネットのニュースだったり。
私は文章を読む時に自分がストレスを感じているのがわかっているので、子どもたちにはそうなってほしくないという思いがありました。
子どもたちがストレスなく読めるようになったのは本当に良かったと感じています。
“マンガは良くない”というイメージが植え付けられる
マンガばかり読んでいると、「マンガばかり読んでいる!」と言われがちですが、
周りからそんなふうに言われているうちに、「マンガは良くないんだ~」というイメージができてしまいます。
本当に言いたいことは、『本を読まないでマンガばかり読んでいるのが良くない!』ですよね。
マンガは勉強の味方にすれば、理解を助けてくれるツールです。
それを昔からの「マンガは良くない」というイメージだけで退けてしまうのはもったいないです。
とんびー家の子どもたちは日本の歴史も世界の歴史も、流れはマンガで覚えてしまいました。
マンガでサラーっと大枠を理解した後に、気になる部分を本で深く学んだりしています。
マンガか本かどちらか一方しか読んでいなければ機会損失していました。
マンガの時間を学びに変える方法
私はマンガを買う時には、学びになるマンガを選びました。
これは、マンガにハマってもうどうにも抜けられそうにない場合にも効果があります。
少しでも知識がつくように、理科や数学を題材にしたマンガや歴史マンガを選ぶようにしました。
読んで終わりにせず、読んだマンガについて感想文やマインドマップを書いてもらったり。
感想文やマインドマップは学校の自主学習として提出していました。
自主学習のアイディアが思いつかない時には、書き溜めておいたものから出せばいいのでラクでした。
一石二鳥でしたよ。
勉強になりそうなマンガや子どもが興味を持ちそうなマンガを本棚にこっそり置いて、押し付けることはせずに読んでもらうこともしました。
まとめ【マンガも読書もしてほしい!】子どもがマンガを手に取る前に私がした4つの行動
私が親として子どもたちがマンガを手に取る前にしたことは、以上の4つです。
今では、毎月10冊以上の本を読むようになりましたし、もちろんマンガも読んでいます。
社会のことや詐欺のようなワナについても、生きていく上で知っておいた方がよいことがマンガになっていたりします。
本もマンガもバランスよく読めるようになるといいですよね。