この記事では、社会で「5」を取り続けた長女が推薦する「歴史の流れをつかむための最強テキスト」と、
とんびー家で「一問一答集や問題集を始める前にやっていたオススメ勉強法5選」をご紹介します。
歴史は流れをつかんで楽しむことが一番の勉強になります。
こんにちは、とんびーです。
突然ですが、歴史って面白いんですよ。
特に、美術史が最高にアツイ!...と勝手に思っているんですけど。
ゴッホ、あの有名なゴッホですよ、自分の耳を切り落としちゃったって知ってました?
お友達のこれまた画家のゴーギャンと仲たがいした末に、
感情が「キッーーー!!」ってなっちゃったらしく、
この「耳切り事件」を起こしました。
こんな感じで包帯を巻いた自画像も残っています。
歴史っていろいろな方法で勉強すると、こういうエピソードまでわかるから面白い。
教科書には、当然ですがこんなビックリ・おもしろエピソードって載っていませんよね?
とにかく面白くない、頭に残らない...
今回は、このような方に読んでいただきたい内容です。
- 歴史の流れがわかるテキストが知りたい
- 子どもの歴史の成績が良くないのでなんとかしたい
- 今よりもっと成績を上げたい
それでは参りましょう。
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社会で「5」を取り続けた長女がすすめる歴史のNo.1テキストとは?
ズバリ、「日本の歴史」です!
とんびー家の長女は日本史大好き人間です。
中学校3年間を通して、社会の通知表に「5」を飾り続けました。
その彼女がイチオシする最強テキスト!
それが「小学館 学習まんが 少年少女 日本の歴史」です!
って、ここで帰らないでください!
もちろん、問題集も一問一答集も大事です。
でも教科書を読んでいきなり問題集や一問一答集は、面白くな~い。
それだから、「歴史がただの暗記科目」になってしまうんです。
歴史は流れがわかるから楽しく勉強できるし、点数につながります!
歴史って、昔はひたすら一問一答集を勉強していれば、それなりに良い点数をとれたんですが、最近は変わってきました。
「そんな基礎は当然わかってるでしょ?その上で問題を出します!!!」という感じ。
記述式の問題も増加傾向。
だから、歴史の流れ、文化、世界との関わりなど、いろいろなことが総合的に頭に入る勉強が必要。
日本の歴史をマンガで学ぶと、教科書を読むだけではわからない歴史の空気感や人物像まで伝わってくるので、
一問一答集では到底わかりえない学びが得られます。
【推薦】歴史の流れをつかむ「最強テキスト」はこれ!「小学館 学習まんが 少年少女 日本の歴史」
昭和の時代からいつも図書館の人気者、小学館が誇る学習まんがです。
では早速、「日本の歴史」で勉強するメリット・デメリットを見ていきましょう。
「日本の歴史」で勉強するメリット
「日本の歴史」で勉強するメリットは以下の通りです。
- 歴史の流れをつかむことができる
- 教科書を読んだときに「絵」に変換できる
- 歴史上の人物を具体化できる
- しっかり読んでおけば大学入試も大丈夫と言う東大生もいる
マンガは歴史の流れをつかむのに最適
教科書を読んだだけでは感じられない「歴史の流れ」がよくわかります。
さらに、その時代の人がどんな服を着て、どんな場所に住んでいたのか、文化も感じられます。
人物像も具体化できるから印象に残る。
歴史って人が造ってきたものなので、人物を具体化できると流れをつかみやすいでしょ。
マンガを見て予習をしておけば、教科書を初めて読んだときに、文章を絵に変換できます。
これってすごくないですか?というか、ラクじゃないですか?
しっかり読んでおけば大学入試も大丈夫と言う東大生もいる
そして、大学入試にも使えるという情報が!
豊富な史料と情報量の多さで、まんがなのに教科書にもなる。
小学館の「日本の歴史」を細部まで読み込めば
2016年度センター試験(日本史B)で87点獲得可能!!引用:小学館 少年少女 学習まんが日本の歴史 より
巻末の資料部分までしっかり読むことで、大学入試にも使用できるという東大生もいます。
普段はマンガ部分を繰り返し楽しんで、受験が近くなったら巻末資料も熟読する。
あまり勉強感がない上に、マンガを読むだけで流れがつかめるなんて効率のいい勉強法ですよね。
「日々の勉強でもっと効率を上げたい!」そんな人におすすめの効率をアップする勉強方法については、以下の記事が参考になります。
【脳の血流を増やし活性化】テスト直前や当日・勉強中にできる効率をアップする行動
「日本の歴史」で勉強するデメリット
「日本の歴史」で勉強するデメリットは以下の通りです。
- お金がかかる(図書館で借りるという手もあるが)
- マンガと言えども、何度も読まなければ覚えられない
- マンガ部分だけではなく、資料のページや注釈部分も確認が必要
お金がかかるが長い目で見るとおトク!
何度も繰り返し手にとって読んで欲しいので、借りるとなるとちょっと大変。
でも現在出版されている1~24巻シリーズを買うと約2万円ちょっとと、これまた大変。
子どもの本に2万円。そう、かなりのパンチ力です。
でもね、聞いてください。
中学生の塾の月謝って5教科でいくらか知っていますか?
5教科で月額約3万~3万5千円ほどです。
1教科から選択できたとしても月1万円はかかります。
これが毎月です。
社会が苦手になってしまって塾に通うことになれば、3年間で36万円。
今2万円投資しておいて、もし歴史が得意になれば、すっかり元が取れる計算です。
しかも、兄弟がいれば兄弟で使いまわせます。
1人当たり1万円です。
大学入試まで使えるならもっとおトク。
ただ、なかなか先のことまで考えられないのが難しいところでもあります。
子どもの学びになる本を手に取りやすい場所に置いておくと、文化資本を高められます。
学力アップにつながる文化資本を高める取り組みについては以下の記事で解説しています。
【教育格差と文化資本格差の関係】学力につなげるために私がやった「文化資本を高める方法」
【文化資本の格差を埋める】ドライブ中に実践している文化資本を高める7つの方法
【文化資本格差】本棚に本が1000冊あるので学力差が出る6つの理由を考えた
何度も繰り返し読む、受験前には巻末資料や注釈部分も確認が必要
受験にも使うなら、マンガと言えどもやはりしっかりとした勉強が必要です。
メリットのところでも触れましたが、何度も繰り返し読むことが必要。
ただ、「教科書をもう1周!」と言われるのと、「マンガをもう1周!」ではハードルが違います。
楽しく勉強できるのがマンガ学習の良いところです。
また、受験が近くなったら巻末資料のページや各ページの注釈部分(※がついている説明)も読む必要があります。
デメリット部分を考えても、教科書だけで勉強するよりマンガも合わせて歴史の流れをつかんだほうが、効率よく頭に入りそうです。
で、何度も繰り返し読むことを考えると、やはり、小さなうちに「日本の歴史」をそろえておくことがおすすめです。
まだマンガを読んだことのない子どもに渡す初めてのマンガを「日本の歴史」にすれば、喜んで何度も繰り返し読んでくれます。
実はとんび―家でも、子どもたちに最初に渡したマンガが「日本の歴史」で、我が家にマンガがやってきたと言って、とっても喜んでいたのを覚えています。
マンガだけじゃなく読書もしてほしいと願うなら、「子どもがマンガを手に取る前にできること」がこちらの記事でご覧になれます。
【マンガも読書もしてほしい!】子どもがマンガを手に取る前に私がした4つの行動
「一問一答集・問題集」の前にやってほしいオススメ勉強法5選
「一問一答集・問題集」の前にやってほしいオススメ勉強法5選はこちらです。
- 「伝記」まんがバージョンを読む
- 歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組を見る
- 歴史・人物映画・ドラマを見る
- 歴史アニメを見る
- 日本史&世界史 並列年表を使う
「伝記」まんがバージョンを読む
「日本の歴史」と一緒に読んだ方が良いのが、伝記を学習まんがにしたものです。
こういうやつです↓
歴史の流れの中でサラーっと通り過ぎた人物を深堀りして勉強できます。
もっと人柄を具体化できるというか。
「この武将はどうしてこのタイミングであの政策をやったのか」
「この将軍があの人物を退けた理由は何なのか」
というようなことを、ただの出来事として覚えるのではなく、その人柄や人間関係、時代背景からさらに細かく理解できます。
いろいろな出版社から多くの人物が伝記にされています。
図書館でたくさん借りてきましょう!
歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組を見る
特定の人物について、もしくは出来事に焦点を当てたドキュメンタリー番組は、ぜひ見てほしい番組です。
いやいや、おっさんももちろん見ていると思いますが、
とんびー家では長男が幼稚園の頃にはもう見始めていましたよ。
見たことのない人にわかりやすく説明すると、伝記をそのままテレビで見る感じです。
NHKやBSなどでよく放送されています。
歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組を見てほしい理由はつぎの通りです。
- 面白エピソードを包み隠さず教えてくれる
- ドラマ仕立てになっているので、幼稚園児でも理解できる
- 学習まんがも合わせてみると相乗効果がある
- 1年間通して見れば多くの人物や出来事を攻略できる
面白エピソードを包み隠さず教えてくれる
先ほどのゴッホじゃないですが、
「あらっ、そんな一面が...○○さんもやっぱり人間なのね」
的なエピソードって興味がわきます。
世の中に広く知れ渡っている上品な人物像だけでなく、実はあった驚愕の一面...
それって大人だけじゃなく、子どもだって面白いんですよ。
「伝記」のまんがバージョンって子ども用に作られた書籍です。
子どもが見るんだから「ヒーローをあまり悪く書いてはいない」、
つまり、人間の欲とか見せなくてもいい部分をキレイに「カット」しちゃっているんです。
あ、でも、親の方針が「ヒーローはヒーローのままでいいじゃない!」なら、わざわざ見る必要はないと思います。
ただ私は、「世の中にはいろいろな人間がいる」ことを知る意味でも隠す必要はないと思っています。
ヒーローの愛すべきそんな一面も一緒に見て、今まで歴史を勉強してきました。
その結果の「歴史大好き」は絶対あると思っていて、もしできるならこういう勉強の仕方も取り入れてほしいなと思っています。
ドラマ仕立てになっているので、幼稚園児でも理解できる
全体的にドラマ仕立てになっていて、さらにナレーションで補足しながら番組が進んでいくので、幼稚園児でもわかりやすいと思います。
それと、番組の司会者や歴史に詳しいゲストが持っている、いろいろな側面から見た人物への考えを聞くのは学びになりました。
伝記と合わせてみると相乗効果がある
伝記と合わせてみるから面白い。
「こっちではああ言ってたけど、あっちではこう言ってたな」
「これはマンガには載ってなかった情報だな」
と、比べて見られるのが楽しいんです。
ヒーローがダメ人間であればあるほど人間味も感じられるし、正にいろいろな情報とともに歴史を学べるんです。
1年間通して見れば多くの人物や出来事を攻略できる
毎回違う内容に焦点を当てるので、1年間通して見れば多くの人物や出来事を攻略できます。
複数のテレビ局で似たような番組が放送されているので、各番組で毎週さまざまな人物や出来事を勉強できるわけです。
毎週録画を入れておけば勝手にどんどん貯まっていくので、見たい番組を選んで見るだけ。
大人向けの番組なので、ちょっと子どもにはそぐわないシーンも出てきてびっくりすることがありますが。
心配な場合は、先にサラーっと下見をしてから子どもと見るといいですよ。
ちなみに、とんびー家でよく見ているのが下記の番組です。
- BS-TBS「にっぽん!歴史鑑定」
- NHK「ザ・プロファイラー」
- NHK-BSプレミアム「英雄たちの選択」
- NHK「歴史秘話ヒストリア」
見たことのない方はぜひ1度見てみてください。
歴史・人物映画・ドラマを見る
「歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組」と同様、映画もドラマも教材になります。
次でも触れますが、Amazonプライムで見るのもいいですよ。
歴史アニメを見る
実は「日本の歴史」は「まんが日本史」というアニメにもなっています。
すごく古いアニメです。
- スカパーのヒストリーチャンネル
- Amazonプライム
で放送、配信されているようです。(現在のところ)
もしスカパーやAmazonプライムを契約しているなら、ぜひチェックしてみてください。
もう一つのおすすめが「ねこねこ日本史」です。
現在はNHKでの放送が終わってしまいましたが、Amazonプライムで見られます。
登場人物が、ねこ、さる(豊臣秀吉)、マムシ(斎藤道三)など、ほっこり系のアニメなのですが、ある程度歴史の流れがわかった上でこれを見るのは賛成です。
話の内容がかなり「ネコ寄り?」です。
刀じゃなくて謎の「モフモフ」で戦ったりとか、戦の報酬が猫が大好き「カリカリ」だったりとか...
最初からこれを見るのはどうなのか迷うところなのですが、
「歴史とはどんなもの?」を知る第一歩にはいいかもしれません。
先に「日本の歴史」で人物像を頭に入れてから見ると、猫になっている「信長」や猿そのものの「秀吉」を楽しめるのではないかと思います。
Amazonプライムについてちょっと解説
Amazonプライムをまだ使ったことのない方は30日間無料体験できます。
- 30日間無料体験でき、いつでも解約可能
- 契約後すぐに解約しても会員期間終了日までの30日間は無料体験できる
- 会員期間終了の3日前に自動更新のお知らせメールを受け取ることで、解約忘れを防ぐことができる
- 無料体験中でも、荷物の配送時に「お急ぎ便・日時指定」が無料で使える
- 無料体験後は月500円かかる
「まんが日本史」や「ねこねこ日本史」、また「歴史・人物映画・歴史ドラマ」なども見られるので、無料期間中に見るとおトクです。
Amazonプライムはもちろん、私はU-NEXT、Huluなどなど、ありとあらゆる無料体験中におトクに見まくりました。
とんびー家では子どもにテレビや動画を厳選して見せてきました。
十数年たった今、動画を厳選し続けてわかったメリットとデメリットについて下記の記事で解説しています。
【子どもと動画・制限した結果】十数年、続けてわかったメリットとデメリット
日本史&世界史 並列年表を使う
中学校に入ると「世界の歴史」に少し触れるんですが、これがなかなか覚えられないんですよ。
なぜか...
ある日突然、世界の歴史をぶっこんでくるという教科書の謎の構成...のせいです。
皆さん、教科書の構成、覚えてますか?
昨日まで「室町時代」だったのに、今日から「イスラム」でーす。
昨日まで「江戸時代」だったのに、今日から「イギリスの市民革命」やりまーす。
っていう、振り幅がハンパない。
日本史は得意な長女も、スポットで来る世界の歴史はなかなか覚えられなくて、とりあえず下の「日本史&世界史 並列年表」を購入したわけです。
教科書だけでは日本史と世界史の関係がなかなか結びつかないんですよね。
でも、伝記まんがや歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組、歴史・人物映画・ドラマに出てくるような外国人も、
有名な人であればこの年表にだいたい載っているはずなので、そこから日本史と世界史の回路をつなぐことができます。
「日本史&世界史 並列年表」の特徴は以下の通りです。
- 日本史と世界史の年表が並列で掲載されている
- 同時期の人物・出来事がとってもよくわかる
- オールカラー
どうしてこれを買ったのかと言うと、先にも触れましたが、
「同時期の人物・出来事がとってもよくわかる」
からです。
世界史の流れがつかめていない状態で、教科書にピンポイントで出てくる世界史を読んでも、いまいちピンとこない。
そこで、日本史と関連づければ、
ちなみに、先ほど出てきた「ゴッホ」は、江戸時代後期の頃と重なります。
その頃「ジャポニズム」というブームがヨーロッパで流行。
ゴッホはこのような、浮世絵を模した絵を書きました。
っていうつながりがあると覚えやすいですよね?
もう「ゴッホ」=「江戸時代」って覚えちゃったでしょ?
「ほうほう、同時期にこういう事があったのだな」
って確認できると、外国のコトでもそれがいつぐらいの出来事か判断できるようになります。
こちらも「日本の歴史」と合わせて読むのがおすすめです。
まとめ
今回は、歴史の流れをつかむ「最強テキスト」と「一問一答集や問題集」を始める前にやってほしいオススメの勉強法5選をお伝えしました。
歴史の流れをつかむ最強テキストはこちら。
「一問一答集や問題集」を始める前にやってほしいオススメの勉強法5選は以下の通りです。
- [伝記]まんがバージョン
- 歴史ドキュメンタリー・歴史教養番組
- 歴史・人物映画・ドラマ
- 歴史アニメ
- 日本史&世界史 並列年表
どうせ勉強するなら「楽しくて、気づくといつの間にか勉強になっている!」がベストです。
歴史はそれができる教科なので、マンガもテレビもいろいろ活用してみてください。