ネットで賛否両論あるDWE(ディズニー英語システム)。
長女が幼稚園、長男が1歳の時、思い切ってDWEを購入しました。
そこでこの記事では、とんびー家がDWEを購入した理由と、12年たった現在子どもたちの英語力がどうなっているのかデータとともに解説していきます。
こんにちは、とんびーです!
「E○○ジュニアに行きたい!」
という長女の一言がきっかけで英語教材を探し始めたとんびー家。
そんなとんびー家が最終的に選んだのは、賛否両論渦巻くDWE(ディズニー英語システム)でした。
今回は、なぜDWEを契約したのか、DWEを使って感じた効果、そして現在の子どもたちの英語力はどうなっているのか、用意できたいくつかのデータとともにお伝えしていきます。
この記事は以下のような方に参考になる内容です。
- DWEを購入するかどうか悩んでいる
- 教材を使いこなせるかどうか心配
- 教材が高額なだけあって費用対効果が気になる
- 実際に英語を話せるようになるのか心配
それでは参りましょう!
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私がDWE(ディズニー英語システム)を選んだたった一つの理由

とんびー家の子どもたちは5年かけて2016年にDWEを卒業しました。
上記の画像はDWEの卒業証書です。
子どもの英語学習を考えるときに、英会話教室か自宅で使える英語教材の2つに大きく分かれます。
とんびー家も例外ではなく、長女が希望したE○○ジュニアなどの「お教室」か「英語教材」を選択肢に入れ情報の収集を始めました。
DWEは資料請求するとアドバイザーと言われる方が家まで来ていろいろと説明をしてくれます。
その際にアドバイザーさんからお話されたことと私の考えがいろいろなところで一致し、最終的にDWEを購入しました。
理由は、
DWEは英語環境を作るのに最適で理にかなった教材だ!
と気がついたからです。
DWEは英語環境を作るのに最適で理にかなった教材である理由
理由は以下の通りです。
- 英語に触れる時間を圧倒的に作り出すことができるから
- 赤ちゃんから英語が習得できるようにちゃんと考えられている教材だから
- 使い方や子どもの数によっては費用対効果が半端ないから
英語に触れる時間を圧倒的に作り出すことができるから
DWEはいろいろなパッケージがあって、ある程度ドンっと費用をかけて購入する教材です。
だから、DVD、CD、絵本など教材自体にボリュームがあります。
月替わりで届くような教材と違ってバリエーションが豊富なので、毎日、毎月、毎年同じものを繰り返し見たり聴いたりできます。
「これに飽きたからアレ、あれに飽きたらこっち」
という感じで親が教材の用意を面倒に思わなければ、1日中DWEの音源に触れることができます。
要は、1日中、1年中英語に触れることが可能なわけです。
習得したい言語に触れる時間が多ければ多いほど上手に話せるようになるという感覚は、きっと誰もが感じていることです。
これは学習の際の目安にもなりますし、実際にそういったデータも出されています。
データについては後述します。
赤ちゃんから英語が習得できるようにちゃんと考えられている教材だから
DWEのDVDについてネットでは、
「こんな『紙芝居』みたいなDVDにお金を払ったわけじゃないのに!」
「映像が古すぎる!画像が荒い!」
とお怒りの方を結構見かけます。
確かに、高額な教材を買わされた割には「このDVDのクオリティーはどうなの?」と思われる気持ちはわかります。
私も最初に見たときには、
と、心の中で叫んだことはあります。(子どもの前なので心の中で叫ぶんです)
「DWEのDVDはどうして紙芝居風の静止画なのか」問題について
ここで、DWEのDVDはどうして紙芝居風の静止画なのか考えてみます。
というのも私が理にかなっていると感じた理由がここにあるからです。
紙芝居風の静止画、これが正にDWEの良いところなんです♪
紙芝居、静止画...一見すると古めかしくて効果のなさそうな仕様です。
最近の特殊効果満載のアニメに慣れている私たちからすれば、
「なんじゃこりゃあーーー!!!」
と叫びたくなるのは当然です。
でも、考えてみてください。
DWEは「0歳から使ったほうが良い!」とうたっている英語教材なんですよ。
つまり、
情報が少ない=シンプル=意図していることが子どもにも伝わりやすい
DWEのDVDはこれを実現しています。
これってすごく重要なんです。
1つの画面に多くの情報がありすぎると、聞こえてくる音声が画面のどの部分を指しているのかわかりづらいんです。
犬も猫もアレコレいろいろな情報がありすぎる映像を目の前にしたら、多くの中から「これが犬」と認識するまでに時間がかかります。
混乱します。
だから、Youtubeや普通の海外アニメでいきなり英語を勉強しようとすると、1つの画面にたくさんの情報がありすぎて、誰が何についてどんなことを言っているのかわかりづらい。
特に英語初心者にはわかりません、「何を言ってるかわからないからつまんない」となるんです。
ある程度リスニングができるようになれば違いますよ。
そのうちちゃんと理解できるようになります。
でも初期の段階で多くの情報は必要ないんです。
紙芝居風の静止画で子どもはどう英語を習得するのか
子どもたちが赤ちゃんだったころ、自分自身どう話しかけていたかを思い出してみました。
「寒くないかな?」
「お尻が気持ち悪いね」
「お腹が空いたかな?」
「何で泣いてるの~(泣)」
「これはネコだよ」
「赤いね~」
と、情報がシンプル―。
日本語を覚え始める最初の段階だって、たくさんの情報はいらないんですよ。
伝えたいことだけ伝わる情報があればいい。
立て板に水を流すように赤ちゃんに話しかけていたお父さんお母さんはいないでしょ?
親が「ワンワンだね」と言えば、目の前には「犬」がいる。
犬がいる→犬が吠える→犬が走る
という映像を順番に見るから、
これが犬だ→犬が吠えている→犬が走っている
と理解できる。
犬、吠える、走るという言葉がそれぞれの映像と結びつくんですよね。
常に隣に親がいて、読み聞かせの時のように指差しして教えてあげられるならいいんですよ。
でも、子どもがDVDを見て学習するのなら、今言ったようなことを子どもだけで認識できる画面構成でなければならない。
例えば、手を挙げたミニーマウスの静止画像に「Hi!」と音声が流れれば、手をあげて「Hi!」と言うことが挨拶なんだと理解できます。
って考えると、DWEのDVDは子どもが一人で画面と言葉を認識できる仕組み=システムになっている。
DWEのDVDは赤ちゃんにもその意図が伝わるように作られているということです。
理にかなっていると思うんですけどねぇ~。
と、ながなが話してしまいましたが、こういった教材とシステムに100万近くかかるということです。
DWEを購入した真の目的が何だったのか考えてみる
そもそも、あのDVDを見てお怒りになってしまう人って、何を目的にDWEを購入したのでしょうか。
もう一度、原点に立ち返ってほしいんですよね。
「あらーキレイで素敵な映像だわ~」と親が納得したいから購入したんじゃないですよね。
DWEは「子どもが英語を習得するためのシステム」なんですよ。
映像が静止画、紙芝居風であることには理由がある。
映像が古かろうが、静止画だろうが、それが英語を習得するために必要だからそうなっている、それがシステムなんですよ。
ってことに気がつかずに表面しか見ていないから、
「なにこのDVD、静止画だし、古いし。あんなにお金を払ったのにもったいなかったな」
なんて思ってしまうんですよね。
使い方や子どもの数によっては費用対効果が半端ないから
費用対効果とは、要はコスパのこと。
費やしたコストに対してどのくらいの効果があったのか。
実はこれが非常に大事な点でして、DWEは使わなければ全くもって無駄になります。
ウン十万円?それ以上?が無駄になるんです。
でも、
購入した以上は「徹底的に使いまくる」という鋼鉄の意思を持って卒業までこぎつける。
そして、1セットあれば子どもが2人でも3人でも使いまわせます。
ということは、それだけお得になるということ。
DWEにかける費用に関しては、また別の視点から後述しますが、ここで話したことは全て、「ちゃんと使用する」ことが前提です。
とにかく使わなければ始まらない教材であり、使えばつかうほど費用対効果がある教材でもあるんです。
12年目に突入したおうち英語、話せるようになった学習方法を徹底解説している記事は、以下のリンクからご覧になれます。
【おうち英語12年目突入】英語が話せるようになった完全自宅学習法を徹底解説【バイリンガルに近づく】
どうして英会話教室ではなくDWEを選んだのか

私が英会話教室ではなくDWEを選んだのは、以下のような理由からです。
- 英会話教室では英語に触れる時間が圧倒的に少なすぎるから
- DWEは英会話教室にかかる2人分の費用の約半分で済むから
- 教材を使いこなせる自信があったから
英会話教室では英語に触れる時間が圧倒的に少なすぎるから
と私が思うのは先ほども述べたように、時間の問題を解決できるからです。
ところで、FSI(The Foreign Service Institute)というアメリカの米国国務省の付属機関が調査したデータをもとにした、英語習得に必要な学習時間の目安があります。
この調査によると、英語を第一言語とする人にとって日本語は最も難易度の高い言語に分類され、習得するのに最低でも2,200時間必要なのだそう。
ということはですよ、
「日本人にとっても同じように英語を習得するには2,200時間必要でしょ?」
ということになりますよね、と一般的に言われているんです。
米→日、日→米、厳密には違うかなとも思いますが、日本人の英語習得状況を見ている限り、日本人にとっても英語は難易度が高い言語なのだろうと感じますよね。
「英語を習得するにはとにかく聞きまくること、インプット!インプット!インプット!の繰り返ししかない!」
と考えていた私からすると、週1回、月4回のペースの英会話教室は速攻で英語学習の候補から外れました。
ちなみにこの時とんびー家に来てくれたアドバイザーさんも、英語学習には3,000時間は必要ですと言っていました。
そうです、そうです、その通りですと。
なので、DWEでDVDを見たりCDをかけ流す生活を徹底して、英語に触れあう時間を圧倒的に作りだすことに決めました。
- 間を空けずに毎日英語に触れる
- 必要学習時間の2,200~3,000時間をなるべく集中して学習する
ちなみにDVDとCDで1日1時間英語に触れるとします。
3,000時間の学習なら1,000日でクリアできます。
1,000日と聞くと途方もない日数に感じますが3年弱で達成できる計算です。
週1回、月4回の英会話教室で実際、何時間英語に触れられるのか
では、英会話教室E○○ジュニアに中3まで通うと考えてみます。
HPから授業時間数と価格も調べてみました。
クラス | 授業時間 (年間) |
入学金 | 月謝12ヵ月 | 教材費・ 検定料 |
2・3歳 (週1回・40分) |
月160分×12= 1920分=32時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
16,760 |
4・5歳 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 7,700×12= 92,400 |
24,100 |
小学1・2・3年生 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
22,110 |
小学4・5・6年生 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
22,110 |
中学生 (週1回・90分) |
月360分×12= 4320分=72時間 |
5,500 | 8,800×12= 105,600 |
19,920~21,240 |
2歳から中1まで の合計 |
32時間×2年間= 64時間 48時間×8年間= 384時間 72時間×3年間= 216時間 【合計】664時間 |
5,500※1 | 79,200×2年間= 158,400 92,400×8年間= 739,200 105,600×3年間= 316,800 【合計】1,214,400 |
16,760×2年間=33,520 24,100×2年間=48,200 22,110×6年間=132,660 19,920×3年間=59,760※2 【合計】274,140 |
※2022年11月現在、税込み価格
※1 キャンペーンで無料の場合もある
※2 中学生の教材費は安い金額で計算
2歳から中3まで13年間通ったとすると授業時間の合計は664時間になりました。
2,200-664=1,536時間
英語を話せるようにするためには残り1,536時間、英語に触れる必要があるわけです。
小・中学校の英語の授業は何時間くらいあるのか
ちなみにですね、この2,200時間には学校の授業時間も含めていいらしいので授業時間も調べてみました。
平成32年から施行されている学習指導要領によると、小学校3年から中3までの英語の授業数と時間は以下の通りとなっています。
小3・4(45分) | 小5・6(45分) | 中1~3(50分) | 合計 | |
授業数 | 70 | 140 | 420 | 630 |
時間 | 52.5時間 | 105時間 | 350時間 | 507.5時間 |
義務教育で500時間以上も費やしていますが、残念ながら公立学校の授業だけで話せるようになっている子どもはほぼいないはずです。
まあ、文法は学べるので一応入れるとして、
1,536-507.5=1,028.5時間
それでも尚、1,028.5時間英語に触れる時間が必要なんですね。
この後高校、大学と進んだとしてこの1,028時間を費やしたとしたら、果たして話せるようになるのかと考えることが大事で、答えは自分たちの周りを見ればわかります。
やはりどこかの段階で、ギュッと英語に触れる時間を作らないと話せるようにはならないんです。
しかもできるなら、なるべく小さなうちにその時間を取ったほうが、英語学習は楽だと思います。
つまり、ここまで長々と話してしまいましたが、週1回、月4回ではいつまでたっても話せるようにはならない。
学校の授業もしかりです。
DWEは英会話教室にかかる2人分の費用の半分以下で済むから
DWEは家庭学習用教材の中ではかなり高額な商品なんですが、ここで先ほどのE○○ジュニアの表をもう1度見てみます。
クラス | 授業時間 (年間) |
入学金 | 月謝12ヵ月 | 教材費・ 検定料 |
2・3歳 (週1回・40分) |
月160分×12= 1920分=32時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
16,760 |
4・5歳 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 7,700×12= 92,400 |
24,100 |
小学1・2・3年生 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
22,110 |
小学4・5・6年生 (週1回・60分) |
月240分×12= 2880分=48時間 |
5,500 | 6,600×12= 79,200 |
22,110 |
中学生 (週1回・90分) |
月360分×12= 4320分=72時間 |
5,500 | 8,800×12= 105,600 |
19,920~21,240 |
2歳から中1まで の合計 |
32時間×2年間= 64時間 48時間×8年間= 384時間 72時間×3年間= 216時間 【合計】664時間 |
5,500※1 | 79,200×2年間= 158,400 92,400×8年間= 739,200 105,600×3年間= 316,800 【合計】1,214,400 |
16,760×2年間=33,520 24,100×2年間=48,200 22,110×6年間=132,660 19,920×3年間=59,760※2 【合計】274,140 |
※2022年11月現在、税込み価格
※1 キャンペーンで無料の場合もある
※2 中学生の教材費は安い金額で計算
2歳から中3まで通ったと仮定して入会金、月謝、教材費を合わせると、
5,500+1,214,400+274,140=1,494,040円
となります。
これ、一人分の金額なんですよね。
とんびー家の場合子どもが二人いますから、単純計算で2倍、つまり2,988,080円かかります。
実はアドバイザーさんも英会話教室のことをお話されていて、英会話教室とDWEの価格を比べてザックリ計算してくれました。
やはり子どもが二人いるということで、将来の二人分の英会話教室に払う月謝を鑑みて購入することにしたんです。
教材を使いこなせる自信があったから
私自身が英語が好きなことに加え、なぜか使いこなせるという根拠のない自信がありました。
DWEにはDVD、CD、絵本、カードなどなど、本当にいろいろな教材があり「使いこなせない」という声を聞きます。
確かにすごい数のダンボールとともに多くの教材が届くので、頭の中を整理して戦略的にやっていかないと大変だと思います。
DVDを見るにしてもCDをかけ流すにしても、常に親が手を動かして伴走する必要もありますし、親が主導しなければならないのは必至。
中途半端な考えで始めると使いこなせない状況に陥る可能性が高いです。
その証拠にヤフオクやメルカリを見ると多くの教材が手つかずのまま売られていたりします。
これはひとえに私の貧乏根性なのか、ちゃんと使いこなす自信があったんですよね。
なので金額的には大変迷いましたが、教材を使っていくことに迷いはありませんでした。
そんな感じで12年前使い始めたDWEでしたが、とんびー家にはピッタリの英語教材でした。
結局、英会話教室とDWEどちらがいいのか
上で触れたことに加え、各家庭の予算、子どもにかけられる時間、親のやる気にも左右されるので、どちらがいいとはっきりは言えません。
上述したように予算は英会話教室もDWEもそれなりにかかります。
英会話教室に通う回数と時間を増やせば先ほどの金額以上に予算が必要だし、週1回1時間なら自宅でたくさん英語に触れる努力が必要になる。
そのための教材も別途必要かもしれません。
自宅での学習が必要になれば、子どもだけで進めるのは困難なので親の手間が増えます。
とんびー家にとってはDWEが最適解でしたが、英会話教室が最適解の家庭もありますよね。
DWEに合う合わないの判断基準と購入を考えている人へのアドバイス

私が12年DWEを使用してきて思った独断と偏見で、DWEの向き不向きについて考えてみました。
購入したのに結局使いこなせなかった、無駄にしてしまったという悲しいことにならないように、一つのヒントになればいいかなと考えています。
DWEに向いている親
私が考えるDWEに向いているなと思う親はこちらです。
- 英語が好き(得意じゃなくていいと思う)
- 子どもの教育に時間を割く余裕がある
- 子どもの教育に関心がある(英語だけじゃなく全般的に)
おうち英語をするうえで、親が英語好きって結構重要な要素だと思います。
いくら子どものためとは言っても、そんなに好きではないものに何年もの長期にわたってかかわっていくのは大変ですよね。
「自分が英語が苦手だったから、子どもには得意になってもらいたい」
と考えて英語学習を始める人って多いと思うんですが、
本当に英語が苦手だった人が始めるのと、話すのは苦手だけど英語の勉強は好きだった人が始めるのとでは天と地の差があるのかなと。
それから、親の時間に余裕があるかもDWEを続けるには必要かなと。
親じゃなくてももちろんOKで、要は子どもの興味や様子を見てピンポイントで教材を選んだり、進めていける時間と人がいればOK。
DWEは子どもだけに任せるのはなかなか難しい教材です。
子どもに任せるとひたすらDVDばかり見てしまいそうですし、途中にある課題をこなすのは子どもだけでは無理があるからです。
最後に子どもの教育に幅広く関心があるかどうかも、長く続けていくうえで私は大事だなと思います。
DVDを見せるのも、CDをかけるのも、絵本を一緒に見るのも、一時だけすればいいことではないので、長期に渡って続けるモチベーションが必要。
さらに、DWEの取り組みを1日の流れに組み込んで、DVDを見てもらうためには、親なりの工夫も必要なんですよね。
次項で詳しくお話します。
DWEに向いている子ども
私が考えるDWEに向いているなと思う子どもはこちらです。
- 楽しいテレビや動画を見すぎていないこと
- 一番好きな遊びがゲームでないこと
- ディズニーのシリーズが嫌いでないこと
上の方で触れましたが、DWEのDVDは「紙芝居風の静止画」に近い上にとっても刺激が少ない映像です。
ディズニーキャラクターによるそれはそれは平和な日常が描かれています。
だから、ドラえもん、鬼滅の刃、プリキュア、仮面ライダーなどなど、子どもに大人気と言われているアニメや動画を見すぎていた場合、
DWEはとてつもな~く、つまらないDVDでしかありません。
「DWEを購入したはいいけれど子どもが全然見ない!!」
と嘆いてしまうほとんどの原因がこれではないかと、私とんびー確信しています。
経験者が忠告:アニメのシャワーを浴びせる前に、DWEを購入すべし!
なぜなら、とんびー家も似たような状態を経験しているからです!
そしてこれからDWEを購入しようと考えている方に、私が12年の経験から言えるアドバイスは以下の通りです。
- DWEを始めるならできるだけ早いうちがいい
- テレビや動画などのメディアを制限したほうがいい
どうしてこの考えに至ったのか、以下を読めば納得していただけると思います。
DWE購入時、長女の大好きなものはプリキュアでした。
と言っても、見たり見なかったりで毎週テレビに張り付いて見るほどではなかったんですよ。
そもそも私、子どもがプリキュア大好き人間になって、
「靴もパジャマもパンツも靴下もプリキュアじゃなきゃイヤだ~!!!」
となってしまうのがイヤだったんです(親のエゴかもしれませんね)。
だから見たり見なかったりしていたわけなんですが、
DWEを購入したころには長女はプリキュア真っ最中のになっていて、長女からしてみたらDVDはそれほど面白くなかったはずです。
ところが1歳の長男は違いました。
DWEのDVDにすっかり魅了されたんです。
楽しくDWEを見ている長男を見て、長女もプリキュアから心が離れていき、一緒に見るようになったんです。
長男にはそもそも、定番の「おかあさんといっしょ」も「いないいないばあっ!」も見せず、Eテレの「にほんごであそぼ」などの学習番組やNHKの動物がたくさん出てくる番組などを見せていました。
仮面ライダーのような刺激のあるものは見せなかったんですよ。
同じようにベルトを付け付け全身仮面ライダーになるのは、お金もかかるしイヤだったからです笑
実はディズニーの映画なんかもほとんど見たことがなかったんですよね。
ミッキーマウスくらいは知っていたようですが、ディズニーキャラクターがふたりの目にはとっても新鮮に映ったようで、その後は2人ともDVDにハマりました。
12年たった今でもDVDについて話したり、DWEの歌を口ずさんだりしています。
で、12年たった今、長女と長男の英語力にはちょっと開きがあるのは事実です。
年齢差、DVDへのハマり度、どれも関係しているのではないかと考えます。
もちろん性格的なものもかなりあります。
長女は飽きっぽい、長男はコツコツ派です。
12年たって思うのは、
「刺激のある楽しい映像を見続けるとDWEを続けるハードルが確実に上がる!」
「小さなうちから始めれば始めるほど、刺激を受けていないのでDWEに馴染みやすい!」
ということ。
子どもに見せる動画を制限したことによるメリットについては、以下の記事が参考になります。
【子どもと動画・制限した結果】十数年、続けてわかったメリットとデメリット
で、ここまでのお話でカンの良い方はおわかりかと思いますが、「ゲーム」もテレビや動画と並んで刺激たっぷりなので、
ちょっと話はそれますが、私は子どもに本好きになってもらいたいと思って、同様にメディアやゲームの刺激を減らしていました。
本を読む楽しさを知らなければ、読書はテレビやゲームより確実につまらない部類に入ります。
だから、読書の楽しさがわかるまでは刺激を減らすようにしていました。
こんなことを言うと「子どもの自由はどうなる?」とか言う人がいますが、そう思うならそれでいいと思うんです。
でも、子どもと言えど人生の時間は限られているし、子ども時代だからこそ知識を蓄えるたくさんの時間があって、それを受け入れてくれる柔軟な脳があるわけです。
ゴールデンタイムなんですよ。
どういった情報に触れるかがその子の人生を作るし、その後どういった情報に反応できるかが変わります。
歴史、経済、政治、科学、もちろん英語も、知っているからこそ入ってきた情報に反応できる。
でも知らなければ右から左へ情報が流れてしまう。
これが積み重なると大きな違いが生まれます。
だから大事な情報をくみ取るためにも、子どもには小さなころから本を読むように勧めているし、読む環境を整えています。
もしDWEを購入する決心ができたら、以下の記事は参考になるかもしれません。
【イライラしない秘訣】子どもがゲームを始める前に親ができること
【子どもとゲーム】時間制限とルールはもう古い?と考える前に知るべき脳への影響とゲームとの付き合い方
【マンガも読書もしてほしい!】子どもがマンガを手に取る前に私がした4つの行動
で、ぶっちゃけDWEだけでどのくらい話せるようになるのか?

まずは、とんびー家の子どもたちの現在の英語力を見ていきます。
12年続けているおうち英語の現状
12年続けているおうち英語の現状
【長女】
- 英検2級
- CEFR B1
- 学校でALTの先生とよく会話をしている
【長男】
- 英検準2級
- CEFR A2~B2
- オンライン英会話でフリートークや時事問題(経済・環境・科学/テクノロジーなど)についてディスカッションできるレベル
- 学校でALTの先生とよく会話をしている
- 全国統一中学生テストの英語において偏差値69~74
子どもたちの会話力がどのくらいあるのかは、私の独断と偏見でしかお答えできません。
長女はペラペラまではいきませんが、発音が良いこと、リスニングのテストでは毎回ハイスコアを取っています。
長男に関しては現在ペラペラ話せる段階に入っています。
上記で触れているような科学や時事問題について会話したり、自分の意見も述べられます。
全国統一中学生テストの詳細な成績については、以下の記事でご確認できます。
【2022年全国統一中学生テスト・中1部門】偏差値・順位・点数|塾なしで偏差値65・70達成!
英検の成績表からわかるCEFRレベル
日本英語検定協会が出している各級の目安は以下のようになっています。
- 英検2級 高校卒業程度・海外留学も視野に入る
- 英検準2級 高校中級程度・大学入試レベル
ちょっと古いのですが、2016年に日本英語検定協会から出されているデータによると、高校生の英検2級合格率は34%、2015年は27%だったようです。
ちなみにこのデータ、2017年以降は発表がなく最新の情報が2016年となっております。
中学生に関してのデータは見つけられませんでしたが、高校中級程度ということなので、中学生の長男にとっては簡単な試験ではなさそうです。
CEFRからわかる英語力
ところで、言語能力を評価する国際指標に「CEFR」というものがあります。
「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準です。
英検の成績表にはCEFRレベルも載っています。

英検準2級成績表
こちらは長男の成績表で、4技能総合スコアは1973、CEFRレベルはA2です。
以下は、英検協会で公表している「英検CSEスコアのCEFR対照表」です。

出典元:日本英語検定協会 英検®級・英検CSEスコアのCEFR対照表
「英検CSEスコア」は英検で判明した英語力をCEFRに対応させた指標です。
成績表にある4技能総合スコアというのが英検CSEスコアのことです。
英検CSEスコア1973は、CEFRだと「B1」になります。
ただし英検準2級の受験ではすべてCEFR「A2」の扱いとなるようです。
オンライン英会話からわかるCEFRレベル
2016年のDWE卒業後、長男のみオンライン英会話の「ネイティブキャンプ」を開始しました。
今年で6年目に入り、会話がかなり上達しました。
オンライン英会話ネイティブキャンプでは、毎月スピーキングテストを受けることができます。
以下は直近のマンスリースピーキングテストのスコアです。

11月の結果はレベル8で、CEFR「B2」にあたります。
以下の、オンライン英会話ネイティブキャンプのレベル目安からわかります。

下記にある、スピーキングテスト過去12回のスコア推移では、レベル6~7を行ったり来たりしているので、おおよそCEFR「B1」あたりが妥当です。

と、この辺でモヤモヤしている人がいるかもしれませんね。
DWEって結局どうなの、一体全体、効果があるの?

そう、2016年にDWEを卒業してから長男がどうしてオンライン英会話を始めたのかということです。
「もしDWEだけでペラペラになったなら、オンライン英会話をする必要がないじゃない!」
と。
ごもっともです。
その疑問にこれからお答えしていきます。
DWEだけで英語ペラペラは可能か不可能か
ここは正直に答えます。
と、2016年の卒業当時を思い返して言えることです。
理由は後述します。
「DWEも使って英語がペラペラになった」のほうが、感覚としては正しいのかな。
純粋にDWEだけで英語を話せるようになったかどうかって、実際確認のしようがないんですよ。
親がバイリンガルという可能性や子どもがインターナショナルスクールに通っている可能性だってあるのでね。
純粋にDWEだけで培った英語力ではない
そう、純粋にDWEだけで現在のようにペラペラと話せるようにはなりませんでした。
元も子もないことを言っちゃいますが、これはその通りです。
なぜなら現在の英語力は、DWE以外にもオンライン英会話を6年続けていたり、洋書絵本の読み聞かせもしたり、いろいろな取り組みの積み重ねだからです。
ちなみにとんびー家は普通の公立学校で親は英語を話せません。
限られた環境でのおうち英語なので、スピーキング力はDWEだけでは育ちませんでした。
よって、DWEオンリーで英語ペラペラにできるかどうかは、結局、各家庭の環境次第で変わってしまうということです。
どのくらいDVDを見たか、CDを聴いたかだけでも変わるかもしれないので、正に家庭の裁量次第なんです。
じゃあDWEって結局どうなの、どんな効果を感じたの?
とは言うものの、万人に向いている英語教材でないことは改めて主張しておきます。
私がDWEの効果をどんなことに感じたのか、2016年に卒業しオンライン英会話を開始した頃を思い出してみました。
以下が、「これはDWE効果だな」と私が感じことです。
- 外国人の先生を前にしても一切恐れない
- 先生の話していることをほぼ理解できている
- 聞かれたことにしっかり返答し、しかもよどみなく会話している
- 発音がきれい
- 小学校低学年で特に対策せずに、英検ジュニアブロンズ、英検5級取得
2016年、オンライン英会話を開始した長男。
7日間の無料体験をとりあえずやってみて、もし合わなければやめようと思いながら隣で見ていました。
最初のレッスンは空気感をつかむため、本人の希望もありフリートークを選択。
何かあったら困るのでヘッドセットは使用せず、先生の声をオープンにして私も一緒に聞ける状態で始めました。
ドキドキしながら始まったレッスンで、ニコニコ話しかけてくれるフィリピン人の先生に対し、フツーに挨拶し自己紹介し、あっという間に25分が終わりました。
この時のことは忘れもしません。
自己紹介と言っても、名前、年齢、学年、好きなこと、好きな食べ物など、本当に簡単なことです。
DVDとCDを主にした学習で育った長男がよどみなく会話しているのを見て、DWEのシステムがしっかり子どもの英語力の土台を作ってくれていたことがわかりました。
一番感じたのが、リスニング力でした。
自己紹介の後も私に助けを求めることは一切なくしっかり先生の話を理解していたし、大好きなレゴの話をひたすら先生に熱弁できるスピーキング力もありました。
その後は、学校から帰ってくるとオンライン英会話を2レッスンするのが日課になり、現在まで続いています。
日本語環境で過ごしているため、発音は子どもの時の方がキレイでしたが、現在も発音の良さをほめられます。
低学年で英検を受験し合格しましたが、問題形式に慣れるために過去問などを解いたくらいで、特に試験対策はしていません。
長女は開始年齢が遅かったこと、オンライン英会話が続かなかったこともあり、長男と会話力に差ができました。
長男同様リスニング力があることや発音がキレイなこと、英語が好きなので、DWEがプラスになっていることは確かです。
結論、DWEは、
- 使わなければ効果が無く無駄になるし、使えば使うほど効果を感じる教材
- 使う子どもや家庭環境によって合う合わないがある
まとめ|【DWE2016年卒業】DWEを契約した理由・効果・英語力をデータとともに解説【DWEが合う合わないの判断基準】
今回は、とんびー家がDWEを契約した理由、DWEを使って感じた効果、そして現在の子どもたちの英語力について解説しました。
DWEが合う合わないの判断基準や、購入するなら気をつけておきたい事項など、この記事がお役に立つと幸いです。
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【目的別】子どもにおすすめの英語教材・英語学習を徹底解説!選び方と始めどき
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