この記事は、どうして子どもが勉強しないのか知りたい人必見です!
私とんびーが構築した「子どもが自分から勉強するようになる学習環境」をさらに深ぼりしてお送りします。
さらに、学習環境を作る際に参考にした「東大生の親のテクニック」もご紹介。
「子どもが勉強するようになる学習環境」に必要不可欠なものを彼ら東大生の親は知っています。
東大生の親に学び、足りないものを補えば子どもが今より勉強しやすくなるかも?しれません。
偏差値70のトップ高へ進学、全国統一小学生テストで6年間の総合偏差値60以上を取った子どもたちの学習環境を私がどうやって作ったのか、ここに秘密があります。
こんにちは!とんびーです。
子どもが勉強しないのは子どもだけの問題ではありません。
そう、ズバリ親にも原因があります!
以下のような方に読んでもらいたい記事です。
- 子どもが勉強しなくて困っている
- 子どもが勉強しない原因がわからない
- 学習習慣を身につけたい
- 小言を少しでも減らしたい
- 子どもが自分から勉強する方法を知りたい
それでは解説していきます。
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家庭内のシステムを整えて「子どもが勉強しやすい家」を作る方法については、こちらの記事が参考になります。
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【結論】原因は「親の考え方」だった
どうして原因が親の考え方なのか。
それは私が東大生の親や名門と言われる大学へ子どもを送り出している親の話をよく目にしていたから。
東大に行くような子どもを育てる親は、しっかりとした考えと子どもへの関心を持っていました。
親が無関心でも東大へいった子どもも中にはいるとは思いますが、あくまでも割合の話です。
それに、「収入の格差とか他にも要因があるだろう!」という意見も当然あるわけですが、
もちろん、それは教育格差の大きな要因の一つであるので否定はしません。
でもその前に、お金があろうとなかろうと大事なものが「親の考え方」です。
家庭環境を作るのは子どもではなく「親」です。
ってことは、学習環境を作るのも子どもではなく「親」です。
収入があっても教育にお金をかけるかどうかは「親の考え方」に左右されます。
お金をかけるかけない以前に、教育そのものに関心のない親もいます。
だから、子どもが勉強しないと悩む前に環境に問題がないのか考えてみようというのが今日の趣旨です。
で、東大生の親からもヒントを得て、子どもが勉強しやすい学習環境を作りませんか?というお話です。
学力をアップする「文化資本」の高め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【教育格差と文化資本格差の関係】学力につなげるために私がやった「文化資本を高める方法」
日本は子どもの教育への関心が低い?
で、そもそも日本の親が子どもの教育にどれほどの関心をもっているのかって気になりませんか?
「詰め込み教育」に「ゆとり教育」、そしてまた戻してみたり…と教育の話題に関して事欠かない今日の日本なんですが、
実は、話題になってはいるものの「親の関心はそれほどでもないんじゃない?」という資料を発見しました。
それが、下の『家庭教育に関する国際比較調査』より抜粋した『親の子どもへの期待「強く期待する」割合』の表です。
出典:独立行政法人国立女性教育会館 平成16年度・17年度家庭教育に関する国際比較調査報告書
日本の家族・家庭教育の特徴と課題を明らかにするために、独立行政法人国立女性教育会館という機関が下記の要領で行いました。
- 平成16年・17年の2年にわたり実施
- 日本、アメリカ、フランス、スウェーデン、韓国、タイの6カ国が対象
- 0~12歳の子どもを持つ親が対象
まず、「子どもが15歳ぐらいになった時、どのような子どもになって欲しいと期待するか」を9項目提示しています。
それぞれの項目に対し、
「強く期待する 少し期待する あまり期待しない まったく期待しない」
という4つの「期待する程度」で答えています。
上記の表はその中から「強く期待する」の各国の割合を1位から9位の順に並べたものです。
この中の「学校でよい成績を取る」の項目に注目してください。
- アメリカ 72.7%
- フランス 70.1%
- スウェーデン 45.9%
- タイ 28.9%
- 韓国 21.5%
- 日本 11.9%
欧米と比べてアジアの数値が低いのですが、その中でも日本はビリです。
さらに、下記は「学校でよい成績をとる」に【期待する程度】の各国の割合です。
出典:独立行政法人国立女性教育会館 平成16年度・17年度家庭教育に関する国際比較調査報告書
日本の「強く期待する」の割合の低さが際立っていますよね。
調査報告書では、項目別の特徴「学校でよい成績をとる」で以下のように解説しています。
国ごとの「強く期待する」項目ごとの順位として高い順に、アメリカとフランスの第3位、スウェーデンの第6位、タイと日本の第8位、韓国の第9位である。 「強く期待する」割合は、アメリカ(73%)、フランス(70%)、スウェーデン(46%)、タイ(29%)、韓国(22%)、日本(12%)であった。日本は「あまり期待しない」「まったく期待しない」が 27%あり、タイ(21%)、韓国(11%)に比べて高く、スウェーデンでは 4%、アメリカ、フランスでは 1%程度である。
他国、特に欧米と比べて日本は「学校でよい成績をとる」ことにそれほど期待していない親の割合が高いことが見てとれます。
この結果は親の教育に対する関心のうすさを表していると言ってもいいでしょう。
「学校の成績に対してはそれほど期待していないが、子どもの勉強に関心がある」というのは少々無理があるからです。
子どもが通学する学校が公立・私立どちらかによって、親の期待は大きく変わってくると思いますが、
その辺は無作為に選んだと考えるしかありません。
公立に通う子どもの親だけが対象だったとしたら、公教育への期待も関心も致命的なレベルじゃないかと思います。
公教育への期待が薄いのか、子どもへの期待が薄いのか、どちらなんでしょうね。
まあ、いずれにしろ、子どもは少なからずとも周りの期待を背負うから成長できる部分もあります。
私は「これがかなりある」と信じています。
こちらからの働きかけや意識が、良い方向に子どもを成長させると考えています。
だから、まずは親が関心を持つ、教育に対する考え方を変えてみる。
不登校児の割合も毎年増えているし、学校教育がいろいろな意味で岐路に立っているはずですが、
教育に関心のある一部の親の間だけでザワザワしているだけなのかもしれない。
私自身は子ども2人の親として、この先の日本の学校教育に関心を持たずにはいられません。
「普段の声掛け」をアップデートする!
まずは、わかりやすいところで、普段どんな風に声かけをしているかちょっと考えてみます。
- テストが返ってきた時、通知表が返ってきた時には、声をかける
- 子どもが宿題をしている時、通信教育や塾の課題をやっている時には、声をかける
- 宿題したかどうかの確認や勉強をしていない時は声をかける
それぞれ、
1番は「子どもが勉強した結果」に、2番は「子どもが勉強している過程」に、3番は「子どもの勉強の不足」に声をかけています。
1~3番がバランスよく当てはまっているならOK!
でも1番の「勉強の結果」や3番の「勉強の不足」の時に声をかける割合が高いと、子どもの心はモヤモヤしっぱなしです。
普段は何も言わないのに、テストや通知表の結果だけを見てあれこれ言う、勉強の不足だけを指摘するのはよくないですよね。
これって大人も一緒。
私だって、
「この野菜炒め、味濃くない?」
「あれれ?今日の品数少ないですよね?」
なんて、料理の結果や不足をチクチク言われれば、
ってなるのは必至。
「料理だけに集中できるように、周りも協力しろ!」と。
だからこんな気持ちにならないように、
勉強の結果や不足だけに目を向けるのではなく、普段勉強をしている過程で子どものいいところを見つける。
そしてそれをたくさん口に出しましょう。
私は、毎日の調理の大変さや献立を考える大変さをわかってもらえたり、毎日ご飯を作っていることを単純にねぎらってもらったらやる気になる。
子どもは、毎日学校に行く大変さ、つまらない先生のつまらない授業を聞く大変さ、家に帰っても宿題や勉強をする大変さをわかってもらえるとうれしい。
「料理をするのは当たり前!」
「勉強するのは当たり前!」
という態度を取り続けているのだとしたら、それが子どものモチベーションを下げている可能性は十分あるわけです。
口に出す前に、子どもが勉強しやすい空気や学習環境になっているのか。
周りの家族は子どもが勉強することに協力的なのか。
子どもが勉強するようになるシステムには、「バランスの良い親の関心」が不可欠だと私は考えているし、
それを実行するようにしています。
自分が普段どんな声かけをしているのかがわかったところで、次は東大生の親の声かけテクニックを見ていきます。
東大生の親が実践している「子どもへの声のかけ方」
「親から勉強しなさいと言われたことがない」
東大生あるあるです。
一体、東大生の何割が「勉強しなさい」と言われたことがないのか、まずはそこから見ていきます!
東大生が「勉強しなさい」と言われたことがないという “謎”
突然ですが、下記の円グラフをご覧ください。
出典:ママスタまなび 現役東大生302名にアンケート!「東大生は幼少期どのような生活を送っていたのか」実態調査
このグラフは、現役東大生302人に上記の質問をした結果です。
約6割の東大生が勉強しなさいと「全く言われなかった」と回答しています。
この結果を見て、
「いやいやいやウソでしょ?」
「自分から勉強するような優秀な子だから東大に入れるんだわ」
と考えてしまいます。
親が何も言わなくても勉強する子どもは日本全国に一定数はいると思うんです。
それと、東大生の親の年収が高いから、良い教育環境を与えられてきたという事実もあります。
全学生の中でも東大生にはそのどちらの割合も高いのかもしれない。
でも、良い環境を与えられた東大生といえど、約6割もの子どもが小さな時に自ら勉強していたとは思えません。
「勉強しなさい」を言わない! “誘導” の魔法
実は、この謎を解く記事があります。
子どもが4人とも東大医学部に入学した佐藤亮子さんをご存じでしょうか?
佐藤さんは記事の中で東大生の親について以下のようにおっしゃっています。
『勉強しなさい』とは言いませんが、実際は『8時になったら漢字を30個書こうか』みたいな言い方で子供を誘導しているんです。決して放任ではないし、勉強しなくていいよ、というわけではありません。声かけが上手で、うまくコントロールしているんですね。
引用:PRESIDENT Online 子供4人を東大医学部に入れたカリスマ母が語る「頭がよくなる家の秘密」
「『勉強しなさい』とは言わず、子どもを誘導する」これが謎を解くカギでしょう。
1人ではなく、4人も入学させている親が言っているんだから説得力があります。
また、ハーバード大学・ジュリアード音楽院を首席で卒業した廣津留すみれさんは、ある日の「テレビ朝日モーニングショー」のなかで、
「勉強しなさいとは言われませんでしたが、気づくとテーブルの上に問題集が置いてありました」
と、にこやかにお話しされていました。
「『勉強しなさい』と言われたことがない」という裏には、「勉強しなさい」と言わずに子どもを誘導する親の技術があったんです。
と同時に、どちらの親も教育への考え方、教育への関心をしっかりと持っています。
「決して放任ではないし、勉強しなくていいよ、というわけではありません。」
「気づくとテーブルの上に問題集が置いてありました」
がそれを表しています。
子ども一人ひとりにあった声かけをWebで学べる「伝えかたコミュニケーション」講座については、下記のリンクでご覧になれます。
知って得する、知らないと損をする!わが子の性格タイプに合ったほめ方&タブー
子どもが勉強するようになる学習環境の具体的なつくり方
東大生の親からヒントをもらったところで、実際にそれを日々の生活に活かしていきます。
私が実践している子どもが勉強するようになる学習環境は、以下のようにシステム化すると長く続けられます。
- やるべきことの見える化
- 生活習慣に「トリガー」をつくる
- 「勉強しなさい」を言わない! “言い換え” と “行動”
- 子どものやる気を引き出す声のかけ方
- ご褒美を上手に使う
詳しく解説していきます。
やるべきことの見える化
子どもがやらなければならないことをA4の用紙などに箇条書きします。
毎日の宿題、勉強、お手伝い...
小言を言わなければ進まない事柄はないですか?
そういったことをどんどんリスト化してください。左側にチェック欄もつけましょう。
「チェック表を見れば大丈夫」という状態にしたいので、モレや抜けがないようにします。
やるべきことを見える化した『チェック表』は頭の中が整理されて便利な表です。
とんびー家ではチェック表を長年使用しています。
平日、土日、長期休みそれぞれでやることが変わると思うので、そのたびに項目を見直し、削ったり、追加したりします。
私は、子どもが「やりたい」と思っていることも加えました。
「やりたいこと」を見えるようにしておくと、やるべきことを「早く終わらせよう」と意識が働きそうですよね。
チェック表で見える化をすると、以下のようなメリットがうまれます。
- チェック表の確認をすれば、子どもの意識を勉強へ向けやすくなる
- やること・やりたいことのやり忘れを防げる
「あれやったの?」「これやったの?」「勉強は?」と小言を言わずとも、
「チェック表、どのくらい進んだ?」
の一言で済むようになります。
「〇時になったら一緒にチェック表の確認しようね!」と言えば、
「○時までに終わらせておいた方がいいかな」という意識も少なからず芽生えます。
上手に声かけをすればお互いにストレスが無くなりますよ。
子どもって「午後からこれをやろう」「明日はこれをしなきゃ!」と口では言うもののメモをしないので、午後になっても明日になっても全く別のことをやっていたりします。
チェック表はやり忘れも解決してくれます!
大人が自然と取っているメモと同じ役割です。
社会経験があればメモをするのは当たり前ですが、子どもは「大事だからメモして!」と言わないとメモしません。
何でも書き込めるToDoリストは先の人生でも役に立ちます。
生活習慣に “トリガー” をつくる
いきなりですが「トリガー」とは、
トリガー (trigger) とは、英語で引金の意味を持つ単語である。銃などを動作させるスイッチ。転じて、物事の起こるひきがねの意味。
ここでは「物事の起こるひきがね」という意味。
「このようになったら、これをやる」の「このようになったら」の部分が「トリガー」です。
次は何をしようと考えることなく行動に移せるようになると、スムーズに勉強に取りかかれます。
生活習慣にトリガーをつくるとはどういうことでしょうか?
まずは下の流れを見てください。
- 学校から帰ってきたら手を洗う
- お便りを出す
- 遊びに行く
- 帰宅後、おやつを食べる
- 宿題をする
1から5はどこの家庭でもありそうな流れです。
そこで「おやつを食べる」と「宿題をする」の順番を逆にします。
「宿題を終わらせたらおやつを食べる」の流れです。
- 学校から帰ってきたら手を洗う
- お便りを出す
- 遊びに行く
- 帰宅後、宿題をする
- おやつを食べる
勉強するシステム実践のために「勉強をしたら○○ができる」というルールに変えます。
「勉強=面倒なことを終わらせてから」、テレビを見る、ゲームをする。
「面倒なことを先にやる」をトリガーにするんです。
先におやつを食べたほうが勉強に取りかかれるなら「おやつ」をトリガーにします。
「楽しみな事」をトリガーにして、その後は必ず勉強するようにします。
さらに、キッチンタイマーをトリガーにするのもおすすめです。
「アラームが鳴ったらやめる」
「アラームが鳴ったら始める」
アラームをトリガーにすると親の小言が減ります。
子どもが自分の意思で動けるように生活に合わせて「トリガー」を作ります。
キッチンタイマーを使って日常生活を変える具体的な方法については、以下の記事が参考になります。
【キッチンタイマー勉強法と4つのメリット】日常生活が変わるキッチンタイマー
「勉強しなさい」を言わない! “言い換え” と “行動”
ここで便利なのが「やるべきことの見える化」の項でお話しした「チェック表」です。
ではチェック表を確認して、勉強が進んでいないようだったらどのように声を掛けたらいいでしょう?
おすすめは、先ほどの佐藤亮子さんのように具体的な時間を言って約束するようにします。
宿題を忘れているようだったら「宿題してないじゃん!」ではなく、
「○時までに宿題終わらせちゃおう」
「〇時になったら一緒に解いてみよう!」
というような感じで、次の行動につながる声かけをします。
また、毎日やっている問題集は親が毎日テーブルの上に用意します。
子ども自身に用意させるより見えるところに置いてある方が、勉強までのハードルを下げる効果があります。
ちょっと話がそれますが、読んでほしいなと思う本もこっそり本棚へ立てておきます。
テレビに出てきた偉人の伝記や最近見た映画の原作など、子どもが今興味を持っている分野の本を置いておくと読書につながります。
子どもが本好きになる本棚のつくり方については、以下の記事が参考になります。
【読書好きになる本棚の作り方】読まない子どもが本を手に取る方法
話を戻すと、ポイントはいかにして「勉強させられている」感を持たれないように接するかです!
子どものスケジュールや行動が気になった時には、
「チェック表はどうなってるかな?」
「チェック表、どのくらい進んだ?」
「〇時になったら一緒にチェック表の確認しようね!」
といった感じで、「勉強をしなさい」という言葉を使わない。
「進研ゼミやった?」「宿題やったの?」「テスト勉強は?」と具体的に言っていたのを、できる限り言い換えるのが誘導の魔法です。
「子どものやる気を引き出す」声のかけ方
今の子どもの現状は、これまで私が子どもにかけてきた声の結果だと思ってます。
声のかけ方が悪ければモチベーションが下がりパフォーマンスは上がりません。
それが1年2年と続いていけば、子どもが勉強をする意欲を失ってしまうんだと思います。
結果ではなく「過程」で評価する
だから私は、先のほうでお話した「結果」だけにこだわらず「過程」にも目を向けて声をかけてきました。
良い成績を取ってきても、悪い成績を取ってきても、途中の過程がどうだったのかを振り返るようにしました。
- 普段からコツコツ勉強していた
「毎日コツコツやっていたからね。」
「日頃の成果だね」
と、しっかり続けている「過程」をほめる
- 遊んでいた or 一夜漬け
「たまたまじゃない?」
「問題のあたりが良かったのかもしれないね」
と、「過程」が大事なことだと、たしなめる
日頃からしっかりやっているから「結果」につながると協調しました。
やったことを具体的にほめる
「100点を取ったからすごい!」のではなく、
- 「100点を取れるだけの勉強を普段からしているところがすごい!」
- 「この問題の記述内容がとても良くできている、○○がしっかり書けている」
- 「この前、家でやった問題の成果がしっかり出ている」
という感じで、具体的にほめました。
これは習い事でも何でもそうです。
「バットの振りがイイ!」「サーブの時のトスがきれい」と、
思いついたのを適当に書いていますが...
結果ではなく過程や具体的な要素を取り上げれば、子どもが運動が苦手でも美術が苦手でも、親もたくさん良いところが見つけられるようになってきます。
ご褒美制度をつくる
私は、頑張ったらいいことがあるというご褒美ルールを作りました。
月~金の5日連続、毎日宿題をしたら、ゲームの時間がいつもの1.5倍になるなど、子どものモチベーションが上がるご褒美を作ります。
「宿題をやるのって当たり前じゃない」
とは思わないでください。
今までは親が言わないとやらなかった宿題を、こちらが何も言わなくてもチェック表を見て自らやるようになったのだとしたら、すごい進歩です。
学習環境をシステム化する目的は「子どもが自ら勉強すること」です。
ご褒美はその目的を達成する手段です。
通信教育、塾の宿題、いろいろな場面で使えます。
とんびー家ではポイント制度をつくりました。
「問題集1ページにつき1ポイント」として、100ポイントが貯まるごとにご褒美があるとテンションがあがります。
100ポイントって簡単に言っていますが、問題集100ページですよ!
すごいことです。
幼稚園児や低学年の子どもは、問題が簡単なのもあってサクサク進むので、とっても喜びますよ。
読書感想文を書いたら新しい本を買ってあげるのも喜んでいました。
普段から頑張っているなら、テストの結果に対して何か報酬があるのも楽しいです。
英検や漢検で合格した、全国統一小学生テストで良い点が取れた時にも過程と結果を見てご褒美がありました。
全国統一小学生テストについて詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
【全国統一小学生テスト2023更新】勧誘体験、申し込み方法など質問形式で解説!
ご褒美制度は、子どものモチベーションを保ち続けるのに最強です。
親はアイディアをひねって考えなければなりませんが、毎日無理せず続けられる、ご家庭独自の制度があるといいですよ。
ゲームや動画など、お金のかからないものをご褒美にすると親はラクです。
【子どもと動画・制限した結果】十数年、続けてわかったメリットとデメリット
「親の教育への考え方」をアップデート!
とんびー家でやっているいろいろな方法をご紹介してきました。
これを実践していくには親自身が教育への考え方を変えていくことが大事です。
勉強する理由を考える
まずは親自身が「どうして勉強が必要なのか」を自分なりに考えて、何度も繰り返し子どもに伝えましょう。
「今さら?」と思うかもしれません。
でもしっかり考えることもなく、ここでご紹介した方法を実践しても、子どもに勉強をするモチベーションを持たせ続けられないと思います。
考えが思いつかない、うまく言葉で伝えられそうにないという人もいるでしょう。
各界の知識人が、子ども、大人それぞれに勉強する理由を説くこちらの書籍はおすすめです。
- 選択肢があることによって自由を得られるかも
- 理系と文系の現実
この2つはとんびー家でよく話題になります。
考え方や関心を高めると子どもへのかけ声が変わります。
そうすれば子どもの行動も変わってきます。
私が大事にしている教育への考え方は、以下の記事が参考になります。
【子どもが勉強するシステム】ご褒美制度と学習環境を整える|私が実践した具体的な方法
まとめ
今回は、東大生の親が実践している「子どもへの声のかけ方」をヒントにとんびー家が実践している、
「子どもが勉強するようになる学習環境のシステム化」について解説しました。
東大生が「勉強しなさい」と言われたことがないという事実の裏には、東大生の親の技術がありました。
取り入れられそうなテクニックはすぐにでも取り入れてみてくださいね。
親の教育への考え方と声のかけ方で、子どもは変わります!