模試費用って高いからちゃんと元を取りたいよねー
この記事では、とんびー家で普段から実践している模試・テストの見直しタイミング・解き直し方法を詳しく解説しています。
長女は「偏差値70のトップ高」へ進学、長男は通塾せずに「全国統一小学生テスト6年間・総合偏差値60」「全県模試学年10位以内」の結果を残しました。
決して安くない模試費用をムダにしないためには、模試に向き合い、長く付きあう必要があります。
今までに受けた模試を使って作る「過去問オリジナル模試」のつくり方も解説。
模試やテストを上手に使うと学力を底上げできます。
こんにちは!とんびーです。
模試、塾のテスト、学校の定期テスト...受けた後、ちゃんと復習していますか?
得点と偏差値だけ確認したら「ぽいっ」としていませんか?
とんびー家では、毎年受験する全国統一小学生テストも全県模試も、
自分にとって理解が必要...なのにわからない問題が無くなるまで必ず復習してきました。
地道な復習の結果、通塾しなくても満足のゆく成績を取れています。
長男の全国統一小学生テスト6年間の全成績は、以下の記事でご覧になれます。
【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の学力と成績の目安
無料で受けた塾の公開テストも費用を払って受けた模試も、
復習して初めて受けた意味が出てきます。
日々の勉強の繰り返しと同じく、模試の復習のしかたも毎回同じことの繰り返しです。
問題集を徹底的に使う方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
とんびー家の子どもたちは早めに模試の活用のしかたを学び、日々の勉強に組み込んだので、
一番大事な受験期も今まで通りの繰り返しで乗り切れました。
テストにかけた時間もお金もちゃんと取り戻しましょ!
これを機に、子どもの模試の活用のしかたを確認してみませんか?
この記事は、以下のような方に最適な内容です。
- 模試やテストを受けた後の復習のしかたが知りたい
- 模試やテストを受けた後、子どもがほったらかしにしている
- いくら模試を受けても点数があがらない
- 何のために模試を受けているのかわからない
- 模試が返ってきたら復習は必要?
それでは参りましょう。
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【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
【全国統一小学生テスト】小1~小6の6年間の偏差値・順位・点数公開!偏差値60の学力と成績の目安
模試やテストを復習する意味はあるのか?
模試は復習しないと受けた意味がない?
ずばり、模試やテストを復習する意味はあります!
っていうか、復習しないと何のために受けたのかわからないし、
その後の成績アップも望めないと、経験から感じます。
「模試」とは当然ですが「模擬試験」のことです。
入学試験などに対してどのくらいの実力があるのか試すことができる模擬のテストです。
「目的のテストに対して今どのくらい点数が取れるのか確認したい」
「自分の弱点を知りたい」
何かしら「テストに対して不安がある」から模試を受けて実力を確認するわけです。
だから、必要な点数に届かなかったり、解けない問題があった人は、これからも模試を受ける必要のある人です。
そして、
- 成績表で実力の足りない部分を確認
- 弱い部分を勉強し直して解けるようにする
こうやって復習して初めて、代金を払ってまで模試を受けた意味が出てきます。
模試の復習に意味がないと思うならそもそも受ける必要なし
先ほども言ったように、模試は復習して初めて受けた意味が出てきます。
もし復習するのが面倒なら、最初から受けないほうがマシです。
模試を受けると朝から夕方までかかったりして結構な時間がとられます。
模試を受けっぱなしにして、ほったらかしておくくらいなら、
家で問題集をやっていたほうが自分のためになります。
自己採点したら、記憶が鮮明なうちに見直しする!
ほとんどの模試では終了直後に解答集がもらえるので、まずは自己採点します。
そして自己採点したらすぐに見直しです!
記憶が鮮明なうちに見直しするのがオススメ
ところで、模試を受けてから成績表がくるまでは一般的に、以下のような感じです。
受験してから手元に成績表が届くまで、長いと1ヵ月くらいかかるんですよね。
- 模試を受ける
- 模試終了後に解答集をもらう
- 自己採点する
- 答案が返ってくる
- 成績表・順位表が届く
その間放っておいたら、いざ見直し!の時にはほぼ忘れてしまって、
「あれ?この問題、どうしてこんな計算したんだっけ?」
「なんでこの選択肢を選んだっけ?」
と、過去を思い出す作業から入らなきゃならないんですよ。
私自身このような経験をしていたため、子どもたちが模試を受けた際には、すぐに自己採点する習慣をつけました。
確かに、細かいところまでちゃんと見直しすることは難しいです。
が、細かいところまで見直しすることより、記憶が鮮明なうちに今できる部分の見直しを私は優先しました。
遅くとも、次の日には見直しを始めるように子どもたちに声をかけています。
模試の見直しタイミングはズバリ、2回!
模試の見直しタイミングは、自己採点後と答案 or 成績表が返ってきた時です!
模試の見直しを効率よく進めるポイント
模試の見直しを効率よく進めるポイントは以下の3つです。
- 自己採点しやすいように、試験中、時間があれば選んだ答えを問題に写しておく
- 記憶が薄れる前に自己採点し簡単に見直し
- 答案 or 成績表が返ってきたらじっくり見直し
1回目 自己採点後に簡単な見直し、記述問題の答えを確認
先でも触れたようにまずは自己採点し、解答と自分の解き方の相違や知識の抜けをこのタイミングで簡単に確認しました。
記述問題も「記述だし、飛ばそ!」ではなくて、
一度自分の書いた答えを思い出して、解答と照らし合わせておきました。
試験中に解答を問題用紙に記入しておけるとベストですが、時間が無ければしかたありません。
この時点で苦手な分野や単元が判明したら、すぐに教科書や問題集で復習しておきました。
また、解き直しすべきと思う問題は、早めに間違いノート(後述)に写しました。
2回目 成績表が返って来たらもう1度しっかり見直し
成績表や解答用紙が返って来たら、以下のポイントで見直しから解き直しに進みました。
- 記述問題やあいまいだった問題をチェック
- 次項の「成績表で確認すべきポイント」を参考にそれぞれの問題を再度確認
- 苦手分野・単元を洗い出し
- 解き直しすべき問題の選び出し
解き直しすべき問題がわかったら、間違いノート(復習ノート)を作ったり、
過去問オリジナル模試をつくる準備をしていきます。
「解答を見てわかった」を「ちゃんと解けるようにする」まで繰り返し復習するには、
間違いノートや過去問オリジナル模試(後述)が非常に役立ちました。
成績表で確認すべきポイント、復習すべき問題の洗い出し
成績表が返って来たら、以下のポイントを確認しました。
- 正解した問題の中に「たまたま合っていた問題」はないか
- 勉強した分野の正答率
- 受験者全体の正答率の高い問題(基礎)と低い問題の確認
正解した問題の中に「たまたま合っていた問題」はないか
成績表が帰ってくると、親も子どももついつい間違ってしまった問題ばかりに目が行きがちです。
が、間違った問題だけを見直しして終わりにしてはいけません。
正解していた問題でも、たまたま正解したのか、しっかりわかっていて正解したのかを判別しました。
まぐれで合っていたなら、いつか似たような問題が出題された時に再度正解できるかわかりませんよね。
理解できているかという視点から見れば、不正解と一緒。
しっかり理解できるまで復習が必要な問題です。
その辺を子どもが自分で管理できるならいいですが、
「ササっと済まそう!」と考えがちな子どもには、
「たまたま合っていた問題がないか確認してね」と、
ひと言アドバイスが必要かもしれません。
勉強した分野の正答率
模試までに勉強した分野や単元の点数がどれだけ正解しているかも確認しました。
勉強したはずなのに思ったほど取れていないなら、
思っているより勉強時間が足りないのかもしれません。
もしくは勉強のやり方が良くなかったのかもしれません。
勉強したのに点に結びつかなかった原因を探りました。
受験者全体の正答率の高い問題(基礎)と低い問題の確認
全体の正答率が高いのに間違ってしまった問題は必ず参考書などで確認します。
こういった基礎レベルの問題は必ず正解できるように勉強し直します。
「今のあなたの実力で解ける問題」も解けるように復習しました。
また、全体の正答率が低く尚且つ間違った問題がどのくらいあるのかも確認しました。
全体の正答率が極端に低い問題は、そもそも子どもが解く必要のない問題の可能性があります。
例えば、中学受験しないのに難関私立中学校で出題されるような難解な問題は、やる必要がないですよね。
ステップアップしたい時が来たらやってみるくらいでいいと思います。
どんな問題もその問題に対する子どもたちの理解度や必要・不必要を見極めたうえで、解き直しするかしないかを決めました。
いずれは解けたほうが良い問題でも、子どもがまだまだそのレベルに及ばないなら、今回は放置。
基礎を理解して次のステップに入ったらやるべき問題かもしれません。
ちょっと勉強すれば理解できるレベルの問題は、間違いノートに写して復習しました。
模試の解き直し|間違いノートとオリジナル模試|2つの方法
とんびー家で毎回実践している模試やテストの解き直し方法は以下の2つです。
- 間違いノート(復習ノート)を作って解き直し
- 過去問オリジナル模試で解き直し
繰り返し解き直すために模試をコピーする
解き直しするために必要なことは、以下の通りです。
- 自分の書いた計算や解答を残したまま(消しゴムで消さずに)問題用紙をコピーする
- 自分の書いた計算や解答を消しゴムで消す
- 解き直しが必要なページをコピーする
- 最低3回は繰り返したいので3枚ずつコピーする
自分の書いた計算や解答を残したまま(消しゴムで消さずに)問題用紙をコピーする
解き直しの際に前回と同じ間違いをしてしまうことがあります。
どうして同じ考えに至ってしまうのかを確認するために、最初に解いた痕跡を取っておきます。
もしくは「間違いノート」に、「前回こんな間違いをした」というヒントも合わせて書いておくと学びになります。
最低3回は繰り返したいので3枚ずつコピーする
消しゴムで消した後、解き直しが必要な問題をコピーします。
必要な枚数は何度解き直すかによります。
後述する過去問オリジナル模試を作らずに、間違いノート(復習ノート)を何度も確認して解き直すなら、1枚だけコピーすればいいでしょう。
とんびー家では、間違いノート分として1枚、過去問オリジナル模試のために2~3枚コピーして保管していました。
模試の間違いノート(復習ノート)のつくり方
間違いノートには模試の問題だけでなく、日々やっている問題集の間違いもストックしています。
間違いノートのつくり方は、下記の記事で詳しく解説しています。
【間違いノート作り方・使い方】子どもの間違いは点数アップするための「宝」
過去問オリジナル模試を作って何度も解き直しする
間違った問題・理解できない問題ばかりを集めて、1つの模試を作ってしまうのが「過去問オリジナル模試」です。
過去問オリジナル模試のつくり方は以下の通りです。
- コピーした問題を分野・単元別に分けておく
- ある程度ストックができたら、何枚か組み合わせて模試をつくる
- 何度も間違える問題はコピーして残しておく
問題集をやったり模試を受ける度に間違った問題をコピーします。
コピーしたプリントの上のほうには、
「○○問題集 ページ数」とか「○○模試 ○年○月」などと記しておきます。
丸つけする際はこの情報を元に解答を探します。
ある程度ストックができたら、模試と同じくらいの分量になるように問題を集めて模試を作ります。
そのままプリントとして解いてもいいし、間違いノートのみで対処することも可能。
必要がないと思うならこの工程は省いて構いません。
とんびー家では、
- テストを受ける機会を増やしたかった
- テストの緊張感に慣れる
- ケアレスミスを防ぐため、何度もテストを受けて平常心に近づける訓練をしたかった
ので、このような取り組みをしてきました。
また、テストを受けて100点満点だったら「本」がもらえるという、
とんびー家独自のご褒美制度があります。
子どもたちのモチベーションをあげるために、テストを受ける機会をたくさん作っているんです。
勉強したくなるご褒美制度については、以下の記事で詳しく解説しています。
【子どもが勉強するようになる】システムの作り方!ご褒美制度と学習環境を整える
過去問オリジナル模試の使い方
オリジナル模試は外で受けるテストと同じように、大体の目安の時間を決めて解きました。
オリジナル模試を解き終えた後、間違えた問題や理解があいまいな問題は、次回のオリジナル模試にもう1度組み込みました。
完全にわかっている問題は繰り返す必要がないかもしれませんが、
1年後にやっても同じようにできるか心配な場合には、
期間をあけてしばらくしてから取り組むようにしました。
何度も繰り返しているうちに、苦手な分野・傾向の問題だけが残っていくので、復習する際のヒントにもなります。
間違いノートと併用する場合には、先に間違いノートで解答を作り込んで理解した後に、オリジナル模試を利用しました。
間違いノートで復習したことをちゃんと理解できているか確認するためです。
いろいろなところから解答を探して丸つけしなければならないのは、正直いってかなりの手間です。
コピーと丸つけの手間を取れるなら、ぜひオリジナル模試を作ってみて欲しいなと思います。
まとめ|【模試やテストの復習は必要】見直しタイミングと解き直し|実践した具体的な方法
今回は、模試やテストを受けた後の見直しタイミングから成績表を見るポイントを解説しました。
解き直しのために作るべき、間違いノート(復習ノート)や過去問オリジナル模試についてもお話しました。
模試の見直しを効率よく進めるポイントは以下の3つでした。
- 自己採点しやすいように、試験中、時間があれば選んだ答えを問題に写しておく
- 記憶が薄れる前に自己採点し簡単に見直し
- 答案 or 成績表が返ってきたらじっくり見直し
成績表が返って来たら確認すべきポイントはこちら。
- 正解した問題の中に「たまたま合っていた問題」はないか
- 勉強した分野の正答率
- 受験者全体の正答率の高い問題(基礎)と低い問題の確認
模試やテストのおすすめの解き直し方法は以下の2つです。
- 間違いノート(復習ノート)を作って解き直し
- 過去問オリジナル模試で解き直し
模試を受けた後の活用次第で、その後の成績が変わります。
この記事で、模試を有効活用して、成績アップに結びつけることができたら幸いです。