こんにちは、とんびーです。
「子どもの可能性をのばす学習環境」を考えていろいろな情報を発信しています。
突然ですが、とんびー家には子どもたちが愛すべき本棚があります。
子どもたちはこの本棚とともに成長し、今では立派な読書家です。
今回は、子どもが読書好きに育つ本棚のつくり方を解説します。
家の隅でほこりをかぶっている本棚や子どもがあまり近づかない本棚を変えてみませんか?
子どもが読書好きになる本棚のつくり方のポイントは以下の3つです。
- 子どもの興味・関心にアンテナをはり、本を選ぶ
- 興味関心を広げるために、動画の力をかりる
- こっそり本棚に置く
この記事でわかることは以下の通りです。
- 子どもが読書好きに育つ本棚のつくり方
- 子どもの興味・関心の見つけ方
- 子どもの興味・関心の広げ方
- 読書好きに育つ本棚で、子どもたちに起きた変化
- 本棚のベストな置き場所
では詳しく解説していきます。
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子どもが読書好きに育つ本棚は「子どもの興味・関心を反映する」
私は家族でよく本屋に行きます。
いつも行くだだっ広いその本屋に入ったら家族4人バラバラになります笑
それぞれに興味があり関心のある本の場所に行くからです。
本棚から本を選ぶとき、ほとんどの人は自分の興味・関心のある本を手に取ると思います。
興味があるテーマで自分がまだ読んだことがない本を見つけたらワクワクしますよね。
とんびー家にある子どもが読書好きになる本棚は、
「子どもの興味や関心が反映された本」がおいてある、子どもがワクワクする素敵な本棚です。
子どもの目に留まるリビングなどにこの本棚があったら、子どもが本棚に近づく回数が増えます。
子どもは本が大好きになって、行く末は読書家になれるはずです!
下記の絵本・児童書情報サイト絵本ナビでは、絵本の試し読みはもちろん、年齢・テーマ・評価・ランキングから多くの絵本を選べます。
私は、子どもの興味・関心のあるテーマの中から、さらに評価の高い絵本を選ぶようにしています。
子どもが読書好きに育つ本棚の作り方
私は以下のようにして、子どもが読書好きに育つ本棚を作りました。
- 子どもの興味・関心にアンテナをはり、本を選んだ
- 興味関心を広げるために、動画の力をかりた
- こっそり本棚に置いた
1 子どもの興味・関心にアンテナをはり、本を選んだ
先に触れたように、人は興味や関心があるからその本を手に取ります。
「まずは子どもが何に興味・関心があるのか観察しよう」と考えた私は、
普段から子どもの様子を些細な事でもよく観察しました。
長男は電車や働く車が大好きだったし、公園に行くたびにチョウチョやバッタを捕まえようとしました。
乗り物の絵本や昆虫の図鑑を用意。
それに「角がきっちりそろっている」のが好きな子どもだったので、おりがみの本も買いました。
長女は幼稚園では絵の具を使った遊びが好きだったし、NHKでやっていたツタンカーメンの番組を真剣に見ていました。
だから子ども用の美術の本やツタンカーメンの図録を購入しました。
子どもが何かしている時や物に対して見せる執着心をできるだけ見逃さないようにして、その興味や関心を深められる本を探しました。
子どもたちが大きくなった今も、普段の会話で興味のありそうなことや
学校で勉強していて面白いと言っていたことを本を選ぶときの参考にしています。
2 興味・関心を広げるために、動画の力をかりた
子どもの興味・関心だけで本を選ぶと偏りが出そうだなと考え、興味・関心自体を広げることにしました。
そこで利用したのが「動画」です。
これは子どもの学びを広げ深めるのに有効な方法です。
私は大人になって自分の知識のなさに後悔することがよくあります。
振り返ると、子どもの時って自分の興味・関心のあること以外を知るチャンスってほとんどなかったなーと。
学校と家の往復でひたすら毎日が過ぎていた気がしています。
狭い世界で生きて、学校や大人が用意した環境でしかものを知ることができない。
周りにいる大人の考えや行動で子どもの興味や関心が広がるのなら、それができるのは私しかいないなと考えました。
最近になってYoutubeも利用していますが、子どもたちが小さな頃は「テレビ」を見せました。
先ほどのツタンカーメンもそうですが、子どもの興味を図るためにいろいろなテーマの番組を選びました。
幼稚園の年長さんが周りから何の働きかけもなく、突然ツタンカーメンに目覚めることはなかなかないですからね笑
こんな感じで子どもと一緒に動画を見て、子どもの様子を観察して、楽しそうにしていたり真剣に見ているものは本を選ぶときの参考にしました。
動画を選ぶときに気をつけていたこと、それは「そのテーマにこの先も学びがあるかどうか」。
すぐにブームが終わってしまうテーマより「宇宙・科学・生物・料理・機械」など、後にも学びが続く動画を見るようにしたんです。
だから選ぶ本もそういったテーマのものになっていきました。
幼児期にありがちな一時的なブームってありますよね。
例えば仮面ライダーとかプリキュアとか。
もちろんそういったものを否定はしません。
でも私は学びの観点から考えて、そういったブームはたまにテレビで見るくらいにして、本などはできるだけ購入しないようにしました。
日々の生活で子どもの興味・関心を広げるには、家庭の文化資本を高める方法もあります。
以下の記事では、家庭の文化資本を高める方法を詳しく解説していますので、興味のある方はどうぞ。
【教育格差と文化資本格差の関係】家庭でできる!学力アップのための文化資本の高め方
「家庭の本の冊数と学力の関係」について、以下の記事で解説しています。
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3 こっそり本棚に置いた
子どもの反応が良かったテーマがわかったらできるだけ早く本を用意。
子どもの興味って移り変わりが激しいので、子どもの中の旬を逃さないことが大事!
本棚に本を置くときは以下の2つに気をつけました。
- よく読んでいる本の隣に置いた
- こっそり置いた
新しい本があることにまずは気づいてもらえるように、お気に入りの本の横に置きました。
あえて声をかけないのは、子どもが自分で見つけてワクワクしてほしいから。
「あれ?新しい本がある!この間テレビで見たツタンカーメンだ!」
って感じで、毎回手に取ってくれるようにしました。
「そっと置く」「本を手に取る」を繰り返した子どもたちに変化が...
”そっと置く”、”本を見つけて手に取る”を繰り返していると「新しい本はないかな~」と探すようになります。
当然本棚に近づく回数が増えます。
近づく回数が増えてくると一通り探したあと、そのまま読書したり「読んで!」と私に持ってくる回数が増えました。
するといつからか、朝起きてリビングに来て「おはよう」と挨拶をしたら、
まず最初にやることが「パジャマのまま床に座って本を読む」に変わっていったんです。
さらに、ご飯を食べたら...、お風呂あがりに...と、ふとした時間に本を読むようになりました。
私が考える「読書好きになる本棚」のベストな置き場所
本棚を置くなら「子どものいる時間が長い」、「すぐに子どもの目につく」以下の3つの場所をおすすめします。
- リビング
- 寝室
- トイレ
私が考える本棚を1番に作るべき場所「リビング」
私がもっともおすすめしたいのはリビングです!
理由は、
- 子どもが小さなうちはリビングにいる時間が一番長い
- 子どもがいつでも手に取りやすい
からです。
これも私の経験から来ています。
最初はリビングに続く和室に本棚がありました。
この和室にはおもちゃや、他にもいろいろと子どものお気に入りが置いてあり競合が多すぎたんです。
これだと当然、本が子どもの視界をスルー...
「本を読んでもらいたいんだから全面推しにしないと!」
「手に取ってもらえるように場所を変えよう!」
そこで、子どものいる時間が長く手に取りやすいリビングに本棚を移動。
「読書好きになる本棚」を作るという方向へ向かいました。
とんびー家では普段、テレビやYoutubeはあまり見ないし、スマホも必要のある時以外使いません。
もし、こういったメディアが自由に見られたとしたら、
- 朝起きたらとりあえずスマホ
- 風呂から上がったらとりあえずテレビ
- ご飯を食べたらまずはYoutube
になっていたかもしれません。
だからメディアとの付き合い方もとても大事だと考えます。
メディアも本と競合しますから。
とんびー家がメディアとどう向き合っているのか、以下の記事で詳しくお話しています。
【子どもと動画・制限した結果】十数年、続けてわかったメリットとデメリット
結果的に本をすぐ手に取れるように「リビング」に本棚を置いたのは大正解でした。
先ほども言ったように、朝起きたら、ご飯を食べたら、風呂上がりにと、本を手に取るハードルが格段に低くなったからです。
私が考える本棚を次に作るべき場所「寝室」
毎日読み聞かせをしていたので、寝室にも本棚をつくりました。
寝室でも「枕元」がおすすめ。
今も本棚はそのままにしてあって、寝る前には本を読んでいます。
やはりすぐに手に取れる場所にあるし、眠たくなったらすぐに片づけられるのが、無理なく読書を続けられる秘訣になっています。
私が考える本棚を他にも作るなら「トイレ」
「トイレ」というと賛否両論ありそうですが、私は小さな書籍コーナーを作成。
トイレはリラックスできるし、子どもたちが意外とゆっくり入っていたりします。
簡単に情報が入ってくるものがいいかなと考えて、雑学系の本やポケット図鑑みたいなものを置いていました。
まとめ【読書好きになる本棚の作り方】読まない子どもが本を手に取る方法
今回は、子どもが読書好きに育つ本棚のつくり方を解説しました。
親が黙っていても読書好きになる子どももいれば、読書好きにならなかった私のような子どももいます。
私自身の知識のなさを後悔したことで考えついた方法ですが、本を無理やり勧められるよりも楽しい気持ちで子どもが本を手に取れます。
この方法でとんびー家の子どもたちは「読書家」になりましたので、ぜひ試してほしいなと思います。