この記事では、とんびー家で長年使用している歴史の”基礎・重要語句・年表・記述”オススメ問題集を5つご紹介。
それぞれの問題集の「使い方ポイント」もお伝えします。
歴史の流れをつかんだ後にこれらの問題集をやれば、いろいろな方向から歴史を攻略できます!
通知表で「5」を取ることができるはずです。
こんにちは、とんびーです。
先日アップした記事、【まんが「日本の歴史」で学ぶ歴史の流れ】と歴史の勉強法5選【中学社会で[5]を取り続けたワケ】を読んでくださった方から、
と、ご要望をいただいていたんです。
上記の記事は、まんが「日本の歴史」を読んで歴史の流れをつかもうという内容です。
先に目を通してからこの記事を読んでいただくと、話がより分かりやすいと思います。
以下ような方に参考になる内容です。
- 歴史を得意にしたい
- テストの点が上がる問題集が知りたい
- 歴史の成績が良くないのでなんとかしたい
それでは参りましょう。
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歴史を攻略して得点を上げるオススメ問題集は以下の通りです。
- くもん 小学6年生 社会にぐーんと強くなる くもんの社会集中学習
- サピックス 社会コアプラス
- サピックス 年表トレーニング帳 歴史
- 日能研ブックス 社会科の記述問題の書き方
- 教育開発出版 新中学問題集 歴史1 標準編 新中学問題集 歴史2 標準編
とんびー家では13年前より先取り学習を始め、基本的には学年の1~1年半先取りを前提で勉強しています。
が、歴史(社会)に限ってはどんどん勉強していいと考えています。
一覧にある「社会コアプラス」をやっておくと、小学生のうちにほぼ中学校の範囲をカバーできます。(足りない部分もあります)
13年前にどんな先取り学習を始めて、今現在はどうなっているのか、詳しくは下記の記事でお話しています。
【先取り学習のその後】13年前子どもが先取り学習を始めた家庭の今【考え方と効果と弊害】
とんびー家の先取り学習のやり方とQ&Aは、以下の記事が参考になります。
【先取り学習のやり方とQ&A】小学校のテストで100点が取れる幼児・小学生の学び
一覧にすると、「えっ、こんなに?」と感じるかもしれません。
でも、3年間の通信教育代、塾代と比べてみてください!
1冊1500円~3000円くらいの間だとしても、1か月分の塾代よりずっと安いですよね。
くもん 小学6年生 社会にぐーんと強くなる くもんの社会集中学習
まんが「日本の歴史」を繰り返し読んだり、教科書を何度も読んで最初に取り組むのがこの問題集です。
「くもんの社会集中学習」の特徴は以下の通りです。
- くもんの問題集
- 小学校の歴史の基礎をカバーできる
- ラインナップとして、小1~小6の国数、小3~小6の理社が販売されている
数年前に1度リニューアルされましたが、とんびー家ではリニューアル前から多用してきました。
全部で7章あり、各章おおむね6~13前後(?)に細かく分けられています。
2ページで1つの内容で、見開き1ページの形式です。
見開きの1/3が説明部分、残りが問題になっています。
説明部分に出てきた日本史の基本語を繰り返し書いて覚えます。
各章の最後に「単元のまとめ」があります。
くもんの問題集というと計算ドリルが有名ですが、実はこの「くもんの集中学習シリーズ」の社会・理科は優秀です。
最初に説明部分を読んで確認しながら知識をつけていく問題集です。
次のページからは同じような内容で説明を見ないで解いていきます。
各単元の重要部分を2~3回繰り返し書くので基礎固めに最適なんです。
「くもんの社会集中学習」の使い方のポイントは以下の通りです。
- 何度も繰り返して覚える
- 基本語の漢字の覚え間違いに注意!!
- 6年生まで待たずにどんどん進めていい
何度も繰り返して覚える
以下のような方法で何度も繰り返して、まずは小学校の歴史を完璧にします。
- コピーする
- オレンジ色のペンで解答欄を埋めて、赤いシートで隠す
- ノートに答えを書く
コピーする
私が一番おすすめするのは各ページを「コピーする」ことです。
3回繰り返すなら3部コピーして、毎回コピーしたプリントに書き込んでいきます。
問題集を繰り返し解いて成果を出す方法ついては、以下の記事が参考になります。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
オレンジ色のペンで解答欄を埋めて、赤いシートで隠す
上のように答えを先に書いておいて、赤いシートで隠して何度も繰り返す、という方法もあります。
確かにノートに答えを書くことになるので、ノートにやることに変わりはありません。
でも、オレンジペンを使う勉強法のメリットももちろんあります。
- 本体と赤シートがあれば、いつでもどこでも勉強できる
- 解答集を毎回確認する手間が省ける
出先で勉強することが多い、もしくはラクに丸つけしたいなら便利な方法です。
デメリットは、
基本語の漢字の覚え間違いに注意!!
初めて問題集をやる際に一番注意してほしいのが「漢字の覚え間違い」です。
例えば、以下の2つはとんび―家で実際にあった、漢字の覚え間違いです。
1つ目は、「すがわらのみちざね」→「管原道真」、どこがおかしいでしょう?
正解は「菅原道真」です。
管原道真」→ 「菅原道真」
「「たけかんむり」じゃなくて「くさかんむり」
もう一つ「ぶけしょはっと」→「武家諸法渡」、これは?
正解は「武家諸法度」
渡」→ 「武家諸法度」
「武家諸法「渡 わたる」じゃなくて「度 たび」のほう。
両方ともテストで見事に
をもらいました。間違ったまま覚え、テストまで気がつかなかったという...
「先生、気がついてくれてありがとう」と、気持ちを切り替えます!
最初に間違って覚えると、このように後々まで引きずる可能性アリ。
最初の丸つけで親が漢字チェックできるとベストです!
6年生まで待たずにどんどん進めていい
次にご紹介する「社会コアプラス」をやると中学校の範囲はほぼカバーできるので、くもんの社会集中学習は、早めに取り掛かって終わらせます。
中学校に入ると「英語」が本格的になるぶん、小学校の時より勉強時間が増えます。
「数学」も難しくなって時間が必要。
だったら、小学校の比較的時間のあるうちに社会を先取り学習しておいて、時間が必要な教科に振り分ける。
まんが「日本の歴史」で早くから歴史の流れをつかみ、問題集で基礎を固めておいて、定期テストの前にサラッと復習。
実際、長女はこの方法で中学校を乗り切りました。
サピックス 社会コアプラス
「社会コアプラス」の特徴は以下の通りです。
- 中学受験塾サピックスの一問一答集
- サピックスは御三家である開成・麻布・武蔵や灘などの私立中高一貫校に毎年多数の合格実績あり
- 赤いシートつき
- 足りない部分もあるが、ほぼ高校受験までカバーできる
- 地理・公民も収録されている
- 理科コアプラスもある
中学受験塾サピックスの問題集はどれも優秀です。
一問一答形式になっていて、1ページのタテ左2/3に問題、1/3が解答。
解答が赤字で書かれているので、赤シートで隠して何度も繰り返し勉強できます。
「社会コアプラス」の使い方のポイントは以下の通りです。
- 高校受験にも役立つので、小学校5・6年から先取り学習として取り入れる
- 地理・公民分野も中学校の先取りとして使える
中学受験対策の問題集ですが、ほぼ高校受験にも対応できます。
くもんの社会集中学習を飛ばして社会コアプラスから取り掛かるのはおすすめできません。
社会コアプラスは一問一答形式で単純であり面白みがありません。
ある程度歴史について基礎知識をつけてからやるほうがサクサク進みます。
先ほども触れましたが、普段は社会をサラッと勉強して、できた時間を苦手な教科に振り分ける。
数学や英語と違って、歴史って覚えることが増えるだけなので、中学生の内容を小学生がやっても全然問題ありません。
歴史に限らず、地理も公民も同様です。
長女はこれで3年間の定期テストも学力テストも90点以上を保持できたし、前述のように「5」を取り続けられました。
社会コアプラスは小5・6年生が対象のテキストです。
中学受験する子どもたちがこのテキストを使って勉強するわけですから、特に早すぎるコトはありません。
むしろ、中学受験生を意識して勉強したほうが、公立でトップ層を狙うにはちょうどいいくらいだと考えます。
サピックス 年表トレーニング帳 歴史
「年表トレーニング帳 歴史」の特徴は以下の通りです。
- 中学受験塾サピックスの問題集
- サピックスは御三家である開成・麻布・武蔵や灘などの私立中高一貫校に毎年多数の合格実績あり
- 赤いシートつき
- 記述問題の練習もできる
- 解答集と赤シートがあれば勉強できる
- 足りない部分もあるが、ほぼ高校受験までカバーできる
中学受験塾サピックスの問題集はどれも優秀です。(2回目)
「年表トレーニング帳 歴史」は見開き1ページ形式です。
左ページが年表の穴埋め、右ページは左の年表に関係する問いや記述問題があります。
「ココとココの間で何が起こったか」とか「この出来事は年表のどのあたりか」を問われる年表問題ってよくあります。
この問題集は年表を中心に歴史の流れを確認するので年表問題に強くなります。
各ページをそのまま縮小したものが載っており、穴埋めも記述問題も解答が赤字で書かれています。
解答集を赤シートで隠して勉強できるんです。
普段は本体で勉強して、テスト直前にはテスト会場に持参して、解答集と赤シートの2つで簡単に年表と知識の確認ができます。
「年表トレーニング帳 歴史」の使い方のポイントは以下の通りです。
(足りない部分はあるが)高校受験にも役立つので、小学校5・6年から先取り学習として取り入れる
この問題集もほぼ高校受験に対応できます。
「社会コアプラス」をやりつつ、余裕があったら「年表トレーニング帳」もやります。
日能研ブックス 社会科の記述問題の書き方
「社会科の記述問題の書き方」の特徴は以下の通りです。
- 中学受験塾日能研の問題集
- 記述問題の解答の書き方がわかる
- 記述問題の「丸つけ問題」を解決してくれる
- 歴史・地理・公民すべての記述をカバー
- 高校受験までカバーできる
この問題集は記述問題だけに特化しています。
長女は中3のみ塾に通いましたが、塾からもこのテキストはお墨付きを頂きました。
本体は「記述問題の書き方」「演習問題」の2部構成で、別冊解答は「考え方と解答例」となっています。
第1部の「記述問題の書き方」をしっかり読めば、記述問題の勘どころが身につきます。
そこで差がつくんですよ、配点も高いし。
記述問題の一番困ったところ...
そう、自分で丸つけがしづらい問題です。
記述問題の丸つけあるある、
「これマルでいいよね?えっ、だめなの?なんで?!」
「ちょっと違うけど、これじゃダメかな?」
ってことありますよね。
合っているのか、間違っているのか、部分点がもらえるのか、判断基準がわからないんですよね。
この問題集の最大の魅力は、「丸つけ問題」を解決してくれる解答にあります!
「解答例」の後に「採点のポイント」というのがあって、
「○○または、△△のいずれかにふれていて、□□について説明できていればマル」
といった感じで、丁寧に丸つけポイントを書いてくれているんです。
「塾なし家庭学習派」に非常に親切な造りになっています。
以上のことから、別冊解答の方が演習問題ページより若干ぶあつい仕様になっています!
解答がぶあつくて、詳しい、すばらしい!
「解答集が分厚いと良い問題集」という例に漏れず、正に良い問題集だと思います!
「社会科の記述問題の書き方」の使い方のポイントは以下の通りです。
- 歴史の流れがしっかりわかった上で取り組む
- 高校受験にも対応するので、小学校5・6年から先取り学習としても
- 「丸つけ問題」が解決しないなら、あいまいにせず素直に先生を頼る
この問題集こそ高校受験に対応できます。
避けて通りたい記述問題ですが、1題や2題は必ず試験に出てくるし配点も高いんですよね。
出題された時には確実に答えられるようにしておきたいものです。
で、この問題集は特に「歴史の流れ」がわかってから取り組まないと難しく感じると思います。
無理して先取りする必要もありませんが、高校受験までには一通りやっておくと安心です。
解答が親切といっても、判断が難しい時は、そのままにせず先生に聞きましょう。
教育開発出版 新中学問題集 歴史1・2 標準編
「新中学問題集 歴史1 標準編」「新中学問題集 歴史2 標準編」の特徴は以下の通りです。
- 塾・学校専用教材をつくる教育開発出版の問題集
- 私立中高一貫校でも採用されている
- 一問一答形式に近い
- 定期テスト~高校受験までカバー
- 国・数・英・理・社(地歴公)の5教科が販売されている
- 国・数・英の3教科は発展編もある
新中学問題集は塾・学校専用教材をつくる教育開発出版の問題集です。
私立中高一貫校でも採用しているので、ガチでいい教材なのでしょう。
塾・学校専用というと、
ところがなんと、アマゾンとヤフオクから購入可能です!(現在のところ)
ちなみにとんびー家では5教科の標準編と、国・数・英の発展編も購入して現在使用中です。
「新中学問題集 歴史1 標準編」は、古代~近世(安土桃山)まで、「新中学問題集 歴史2 標準編」は、近世(安土桃山)~現代までの範囲です。
各単元ごとに解説が数ページあり、その後「基本演習」「練習問題」の構成です。
数単元ごとに「思考力問題」「まとめテスト」、巻末には「総合テスト」があります。
「新中学問題集 歴史1 標準編」「新中学問題集 歴史2 標準編」の使い方のポイントは以下の通りです。
- 「社会コアプラス」の後に取り組む
- 「社会コアプラス」で足りなかった部分はこの問題集で補足する
- 定期テストにも高校受験にも使える
「社会コアプラス」の後にこの問題集をやると、
「社会コアプラス」を先にやっておくとこの現象が起こります。
小学校の課程には無かった、ちょっとだけ出てくる世界の歴史はこの問題集で勉強します。
定期テストにも使えるので、何度も何度も繰り返しやり込んで高校受験に備えます。
【問題集に取り組む前に読みたい!】歴史の流れをつかめる「小学館 学習まんが 少年少女 日本の歴史」
冒頭でもお話した以下の記事、
【まんが「日本の歴史」で学ぶ歴史の流れ】と歴史の勉強法5選【中学社会で[5]を取り続けたワケ】
で、私が「まんが日本の歴史」をおすすめしている理由は以下の通りです。
問題集に入る前に「学習まんが 日本の歴史」を読んでほしい理由
基礎を確実にするには、一問一答集や問題集は欠かせません、でも...
「教科書を読む → 学校や塾で授業を受ける → 問題集や一問一答集をやる」
という流れの勉強は面白くないんです!
歴史がただの暗記科目になってしまうからです。
「歴史 = 受験科目」じゃなくて「歴史 = 楽しいもの」と思って勉強できるのがベスト。
歴史の入り口が楽しくなるようにマンガから入るのが得策なんです。
だから「小学館 学習まんが 少年少女 日本の歴史」をおすすめしています。
マンガで楽しく勉強して歴史の流れがわかってから一問一答集や問題集をやるといいんです!
長女は小2から「日本の歴史」を繰り返し読み歴史が得意になりました。
さらに、まんが「日本の歴史」で勉強するとこんなメリットもあります。
まんが「日本の歴史」で勉強するメリット
まんが「日本の歴史」で勉強するメリットは以下の通りです。
- 教科書を読んだときに文章を「絵」に変換できる
- 歴史上の人物を具体化できる
- 「すみずみまでしっかり読めば大学入試も大丈夫」と言う東大生もいる
マンガで先に予習をしてから教科書を読むと、文章を「絵」に変換し具体化して考えることができます。
その上、まんが「日本の歴史」は大学入試にも使えるように作られています。
問題集やまんが日本の歴史以外で歴史を勉強する5つの方法ついては、先ほどの記事
【まんが「日本の歴史」で学ぶ歴史の流れ】と歴史の勉強法5選【中学社会で[5]を取り続けたワケ】
の中でお話しています。
まとめ
今回は、歴史を攻略し社会の成績をあげるオススメ問題集5選をお伝えしました。
歴史を攻略し社会の成績をあげるオススメ問題集5選は以下の通りです。
- くもん 小学6年生 社会にぐーんと強くなる くもんの社会集中学習
- サピックスメソッド 社会コアプラス
- サピックスメソッド 年表トレーニング帳 歴史
- 日能研ブックス 社会科の記述問題の書き方
- 教育開発出版 新中学問題集 歴史1 標準編 新中学問題集 歴史2 標準編
また、歴史の流れをつかむならこちらが最強です。
まずは、歴史の勉強の入り口を楽しく!
歴史の流れを覚えてから「問題集」に行くのがベストです。
参考になると嬉しいです。