この記事では、とんびー家で10年以上使い続けている「徹底反復音読プリント」について徹底解説します。
「徹底反復音読プリント」の概要、魅力、長く使い続けられる理由を、私とんびーの独断と偏見でお伝えします。
どの音読プリントを購入しようか考え中の方に参考になる内容です。
こんにちは、とんびーです。
とんびー家の子どもたちは、陰山英男先生監修の「徹底反復音読プリント」を使って長年音読を続けています。
長女は6年間、長男は8年目に突入しました。
私は子どもたちの音読を早10年、毎日隣で聞き続けてきました。
今回は以下のような方に参考になる記事です。
- 音読の題材を何にしようか迷っている
- 「徹底反復音読プリント」について知りたい
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徹底反復音読プリントの概要
- 監 修: 陰山英男
- 出版社: 小学館
- 対 象: 小学1年生~6年生
「徹底反復音読プリント」は百ます計算でおなじみ、陰山英男先生が監修した音読専用のプリントです。
「徹底反復音読プリント2」も販売されています。
大きめの字で印刷されており、漢字にはふりがなが入っています。
カタカナはカタカナのまま掲載されています。
お口の準備運動として北原白秋の「五十音」から始まり、文学、詩、古文、漢文、俳句、短歌などが収録されています。
名作ぞろいです。
文学・詩は、夏目漱石、芥川龍之介、福沢諭吉、宮沢賢治、中原中也、金子みすゞほか。
古典は、小・中の教科書に出てくる有名どころは大体おさえてあります。(たぶん)
竹取物語、徒然草、枕草子、源氏物語、平家物語、故事成語、春望など。
初級編、中級編、上級編と分かれています。
こちらが長男が8年間使っている「徹底反復音読プリント」です。
ぼろぼろになってきました。
徹底反復音読プリントの魅力5選
以下は、子どもたちが長年使い続けるのを見てきた私が考える、
「徹底反復音読プリント」の魅力です。
- 文学・古文・漢文などに広く浅く触れられる
- 古文・漢文などを暗唱できた
- 教科書の勉強とは違う特別感がやる気につながった
- 各文が短めなので、10分間でいろいろな題材にふれられる
- 内容の充実さのわりに低価格
文学・古文・漢文などに広く浅く触れられる
徹底反復音読プリントの良いところは、文学、古文、漢文となど、いろいろな国語の作品に触れられることです。
とんびー家では毎日10分、これをひたすら続けてきただけですが、一般的に知っておきたい国語の雑学や豆知識が身につきました。
長女は小学生の時にこの音読プリントから「源氏物語」にハマり、一時期は原書を見るために図書館に行ったり、紫式部の系図について熱く語る日々が続いたりと、
とんびー家では子どもたちの興味に気づくきっかけにもなりました。
私が特におススメしたいのは文学作品です。
古文や漢文は学校で触れますが、文学ってあまり扱われませんよね。
夏目漱石、芥川龍之介、福沢諭吉など、名前はよく聞きます。
音読プリントは、こういった文豪の作品を音読をしながら気軽に楽しめます。
小学生ではなかなか手に取ることのない文学作品が実は面白いとわかったことは収穫でしたよ。
このプリントで、太宰治や宮沢賢治の本を読むきっかけもできました。
子どもの音読を聞くだけでお父さん・お母さんも勉強になります。
古文・漢文などを暗唱できた
古文や漢文って独特な言いまわしに最初は抵抗がありますよね。
この音読プリントには、教科書に出てくる古文や漢文、俳句や和歌も載っていたりします。
毎日10分音読していただけですが、古文や漢文を暗唱できるようになりました。
例えば、奥の細道や徒然草、漢文なら春望や矛盾のような故事成語など。
授業で出てきても苦手意識を持つことなく理解できますし、高校受験や大学受験にもプラスになりますよね。
古文の暗唱テストも楽勝でした。
子どもたちは二人ともクラスで最初に合格しました。
「どうして覚えてるの?」とお友達や先生からは不思議がられたようです。
教科書の勉強とは違う特別感がやる気につながった
みんなが知らないような作家や文学作品を知っていたり、難しい漢字が読めたりすることが、子どもたちにとって特別感があったようです。
教科書には載っていない「ちょっとだけ難しいことをもっと知りたい」という気持ちが、音読を続けるモチベーションになりました。
音読専用のプリントで音読するとこういったメリットがあります。
教科書はみんなと同じことしか学べないので特別感とは対局だし、教科書は1つの文が長かったりするので、とっても音読しづらいんですよね。
各文が短めなので10分間でいろいろな題材にふれられる
「徹底反復音読プリント」は題材が短かめになっています。
だから10分間で次々といろいろな作品を読むことができます。
先でも触れましたが、教科書のように「1つの説明文を読んでいたら10分間が終わってしまった...」 ということにはならないので、あきずに集中して読めます。
ただ何も考えずに前から読んでもいいし、自分の好きな文を読んでもよし。
気のおもむくままに好きなところから読んだり、古文の暗唱テストのために練習したりと、いろいろな使い方ができました。
内容の充実さのわりに低価格
いろいろな題材を知ることができるのに低価格です。
音読は脳に良い効果があることが科学的に証明されています。
当然子どもに合う合わないはありますが、子どもの脳の活性化のために投資する価値があります。
早く始めれば始めるほど音読の効果を享受できるのでおすすめです。
音読の効果や「徹底反復音読プリント」を8年使って得られた7つのメリットについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
【徹底反復音読プリント】音読の効果と8年続けて得られた7つのメリット
「徹底反復音読プリント」を始めたいけど、まだ文字を読み始めたばかりという子どもにおすすめなのが、
「早ね早おき朝5分ドリル おんどく・あんしょう 3・4・5歳向け」
です。
これも陰山英男先生監修です。
長男は幼稚園の時にこの音読プリントを3か月間1日1~5分音読して、文字がスラスラ読めるようになりました。
それから、徹底反復音読プリントに入りました。
ちょっとだけ遠回りしますが、ワンクッション置いてから「徹底反復音読プリント」に入るとスムーズに続けられると思います。
音読のスタートには陰山先生の音読プリントが最適!
陰山英男先生の「陰山メソッド」は「読み書き計算」の徹底反復を柱にしています。
音読は陰山メソッドの柱の1つです。
音読プリントは毎日続けて反復することを前提につくられているので、教科書よりも断然たのしいんです。
もし教科書を題材にしていたら、とんびー家の子どもたちは何年も続けられなかったと思います。
毎日子どもたちと触れ合ってきた先生が監修したからこそ、子どもたちの興味関心をうまく取り入れた教材になっています。
まとめ
今回は「徹底反復音読プリント」の魅力についてお話ししました。
- 文学・古文・漢文などに広く浅く触れられる
- 古文・漢文などを暗唱できた
- 教科書の勉強とは違う特別感がやる気につながった
- 各文が短めなので、10分間でいろいろな題材にふれられる
- 内容の充実さのわりに低価格
子どものモチベーションをアップする工夫が施された音読プリントです。
音読を続けるほど、子ども自身が自分に知識がついていることを実感できます。
お財布にもやさしい価格設定です。
これから音読をスタートしようと考えている方の参考になれば幸いです。