この記事では、とんびー家でずーっと使用している「間違いノート」のつくり方、使い方を徹底解説しています。
間違いノートは、つくる時こそちょっと面倒なものですが、使い続ければしっかりと成績に現れます。
なぜなら、子どもの間違いは点数をアップするための「お宝」だからです。
全県模試で学年10位以内を取ることができた長男も「間違いノート」をずっと使い続けています。
こんにちは、とんびーです。
“間違った問題ばかりを集めた”なんて聞くと、
「何それ~、モチベーション下がる」ってなりますね。
そこで今回は、”子どもの間違った問題ばかりを集めた間違いノート”の作り方や使い方について解説していきます。
この記事は、以下のように考えているお父さん・お母さんに向けて書いています。
- 間違いノートについて詳しく知りたい
- 間違いノートの作り方や使い方が知りたい
- 子どものテストの点数が良くない
- 子どもが間違った問題を”見なかったこと”にしている
- 子どもの学力をアップしたい
それでは参りましょう。
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子どもの間違いを”ダメなもの”から”お宝”へ
間違いノートが”お宝の宝庫”と言える理由はこちらです。
子どもの弱点を見える化し、間違いを点数アップの最強ツールにできる
つまり!ノートの中身さえ克服すれば点数アップに直結するんです。
ところが私たち日本人、「減点法で考える人種」と言われていますね。
私たち親もそんな中で育ってきたので子どもを見る目も減点法になりがち。
テストでの間違いは「ダメなもの」という意識で見てしまいます。
ノンノンノンです!
今日からは間違った問題を見たら、
「お宝が見つかって超ラッキーだね!」と言いましょう。
私も子どもたちも、間違いは”ダメなもの”ではなく点数アップにつながる”お宝”という認識です。
その代わり、普段一生懸命勉強しています。
「これだけ勉強してもまだまだ点数アップの伸びしろがある!」
と考えてきました。
白を1つずつ黒く塗りつぶしていくのが間違いノートです。
間違った問題をお宝に変える間違いノートの作り方
ここからは、子どもたちが使ってきた間違いノートの作り方を解説していきます。
手順は以下の通りです。
- 間違った問題をコピーしてノートに貼りつける
- 1ページに1題が基本
- 問題集のページ数・問題番号などをノートの上部に記入する
間違った問題をコピーしてノートに貼りつける
私は子どもたちが普段使っている問題集や模試で間違った問題から必要な問題を選んで貼りつけました。
「必要な問題」はその時の子どものレベルや状況で選びます。
その前に、まずは問題集を何周かして間違える問題の量を減らしました。
とんびー家で実践している問題集の使い倒し方については、以下の記事で詳しく解説しています。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
また、とんび―家では中学受験しなかったので、あまりにも難しい問題は解く必要がないと考えてキッパリとあきらめました。
貼りつける量が多すぎると大変なのでね。
ノートのサイズはA4がおすすめです。
貼りつけた際に問題がノートからはみ出ないし、解答欄を大きく取れます。
問題をページ上半分に貼りつけ、残り下半分を解答欄にします。
1ページに1題が基本
1ページに大問1題を目安に貼りつけました。計算問題なら4題くらいまで。
とんびー家では、間違いノートは1日1ページやることにしていました。
無理なくできるのが、1ページに大問1題かな~と。
間違った問題の集まりなので、子どもの気持ちに負担にならないことを第一に考えましたね。
ページ数・問題番号などを問題ページに記入
丸つけのときに解答を探しやすいように、
問題集なら「問題集名、ページ数、問題番号」などを、
模試なら「開催年度・月、模試名、問題番号」などを記入します。
各ページの上の空いているスペースでOKです。
間違った問題をお宝に変える間違いノートの使い方
とんびー家の間違いノートの使い方は以下の通りです。
- 何度も繰り返す
- 1度解いたら、2周目、3周目の解答欄を準備する
- 解き方のわからない問題は学校の先生に聞く
- 難しいので1日1問でOK
- 解き終わったらモチベーションアップの印をつける
- 問題がたまってしまう前に終わらせる
- 模試などの前に目を通す
何度も繰り返す
先に上でも触れましたが、間違いノートも問題集と同様に繰り返しています。
問題集の繰り返し方については、以下の記事で詳しく解説しています。
【問題集を使い倒す方法】学力アップと節約のために実践した5ステップ
数回繰り返して「解けるようになった」という問題を1題ずつ地道に増やしていきます。
1度解いたら、2周目、3周目の解答欄を準備する
具体的な使い方は以下の通りです。
- 問題を解く
- 解答をしっかり作り込む
- 白紙のノートを貼りつける
まずは普通に問題を解きます。
解き終わったら丸つけをしますが、その際に子どもたちが気を配ったことは、解答をしっかり作り込むことです。
解答をしっかり作り込むことのメリット
“解答をしっかり作り込む”とは、自分の解答を見ればその問題の解き方がわかる状態です。
答えだけではなく答えを出すまでの考え方、途中計算なども記入します。
“解答をしっかり作り込む”と、3つのメリットがあります。
- 解答を作る際に理解が深まる
- 次回丸つけする際、解答を探す必要がないので時短になる
- オリジナルの参考書になる
自分で解き方の手順をしっかり記入すれば、理解が深まるのは当然です。
それに2周目3周目には自分の作った解答を見て丸つけできるので、解答を探す時間が省けます。
さらに間違いノートが自分の苦手を集めたオリジナルの参考書になります。
白紙のノートを貼りつける
解答を書き入れたらその上から白紙の紙を貼りつけて、次回解く際の解答欄を準備します。
2周目も問題を解いたら上から白紙の紙を貼りつけて3周目の解答欄をつくる、という繰り返し。
4周目も必要なら再び紙を貼りつけることもあります。
解き方のわからない問題は塾や学校の先生に聞く
通塾しているなら塾の先生、そうでなければ学校の先生に頼りましょう。
とんび―家でも、解答集を見てもいまいちピンとこない問題を先生にどんどん質問していました。
先生の中には、
「学校で教えた問題じゃない」
「学校で教えた範囲じゃない」
「時間がない」
とか、全く子どもの未来に協力的じゃない発言をする人もいます。
まあ、それは仕方がないので、そういう場合はネットを頼りましょう。
ググればわかる問題もあります。
Youtube、掲示板などなど世の中には協力してくれる人がたくさんいます!
わからない問題をそのままにしておくのはもったいないですからね。
難しいので1日1問でOK
先にも言いましたが、間違いノートは子どもにとっては難しい問題の集まりなので、1日1題を目安に解いています。
解答を作り込まなければなりませんし、無理をせず続けることを目標に。
長男は今中1ですが、まだまだ小学校の時に間違った問題を続けて解いています。
解き終わったらモチベーションアップの印をつける
1日1ページ終わったら、最後に印をつけています。
ノートの上の方の空いている部分に解いた日付、その隣にシールかスタンプをつけています。
シールはモチベーションアップのほか、”問題を解いた回数”がすぐにわかる便利さもあります。
2周していればシールが2つ貼ってあります。
シールがたくさん貼ってあれば視覚的に達成感を感じられます。
問題がたまってしまう前に終わらせる
間違いノートには問題をため過ぎないように気をつけています。
問題を貼りつけたらわりとすぐに取りかかって、なるべく間をあけずに繰り返すようにしてきました。
間があき過ぎると解き方を忘れてしまうし、間違いノートが何冊もあるのはモチベーション的にもよくない気がするので。
模試などの前に目を通す
全県模試や全国統一小学生テストなどの前にサラッと見直しができるといいですね。
とんびー家では、時間に余裕があれば見直ししています。
解き方を忘れている問題があれば解き直しもします。
まとめ
今回は、とんびー家でずーっと使用している「間違いノート」のつくり方、使い方を徹底解説してきました。
間違いノートの作り方は以下の通りでした。
- 間違った問題をコピーしてノートに貼りつける
- 1ページに1題が基本
- 問題集のページ数・問題番号などをノートの上部に記入する
問題集が1章終わるごと、テストが終わるたびに間違いノートづくりを進めると無理がありません。
と言いつつ、ためてしまう時もあるのですが。
間違いノートの使い方は以下の通りでした。
- 何度も繰り返す
- 1度解いたら、2周目、3周目の解答欄を準備する
- 解き方のわからない問題は学校の先生に聞く
- 難しいので1日1問でOK
- 解き終わったらモチベーションアップの印をつける
- 問題がたまってしまう前に終わらせる
解ける問題が増えると少しずつ模試などの成績がアップしていきましたよ。
全国統一小学生テストはなかなか右肩上がりという成績は残せませんでしたが、全県模試では少しずつ成果が出ています。
参考になると嬉しいです。