この記事では、キッチンタイマー勉強法と4つのメリットについて解説します!
とんびー家では2011年からキッチンタイマーを使っています。
使い始めてもう10年。
メリットがなければこんなに使い続けません。
そこで今回は、とんびー家のキッチンタイマー活用術、10年間毎日欠かさず使用して感じている4つのメリットをとんびーの独断と偏見で徹底解説!
とんびー家で使用している勉強に使いやすいキッチンタイマーもご紹介します。
こんにちは!とんびーです。
2011年からキッチンタイマーを使い始めたとんびー家。
「なんでこんなにたくさんキッチンタイマーがあるのw?」
「えっ?勉強に使ってるの?」
とんびー家のホワイトボードにあった10個のキッチンタイマーを見て驚いたママ友。
今では割と浸透してきたキッチンタイマーを使った勉強法。
実はそのころ、子どもの勉強界ではちょっとしたキッチンタイマーブームが来ていました。
私が愛読していた小学館の教育情報誌
当時は長女が音読プリントを毎日10分間読むために使用したり、計算時間を計るのに使っていました。
現在は、勉強時間の管理だけではなく、子どもたちの「日常管理タイマー」になっています。
この記事は次のような方の参考になる内容になっています。
- どう使用したら勉強に役立つのか知りたい
- 勉強にキッチンタイマーを使うメリットが知りたい
- ついダラダラと勉強してしまうので改善したい
- 子どもがテレビやゲームの時間を守れない
それではまいりましょう。
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とんびー家が10年実践!キッチンタイマー勉強法
とんびー家が実践している勉強中のキッチンタイマー活用法は以下の通りです。
- 最初は短い時間の計測から
- ユニットで考える
- グラフにして見える化する
- 試験時間マイナス5分~10分
最初は短い時間の計測から
幼稚園・小学校低学年などの小さなうちは集中力が長続きしないので、短い時間の計測を何度も繰り返しました。
例えば、宿題の計算プリントに表裏合わせて40題あったとしたら、10題×4回の計測をしました。
「次の10題はもっと早く解こう!」という意識も働くので、結果として早く終わります。
次に同じような宿題が出たときには、
「前は40題で9分かかったな。9分だったらすぐに終わるな。」
と予測がつくので、宿題への取り掛かりのハードルが下がります。
ユニットで考える
短い時間から少しずつ時間を増やしていき、最終的には勉強時間と休憩時間をセットで考えました。
小学生なら30分頑張ったら5分休憩、「45分+10分」などと集中力や勉強する教科に合わせて、時間配分を変えました。
それを何セットやったか記録しておけば、1日の勉強時間も管理できます。
グラフにして見える化
計算力を鍛えるために計測するなら、計算にかかった時間の推移を見える化してあげると子どものモチベーションが上がります。
100均でも売っているグラフ用紙にメモリを付けて毎日の推移を折れ線グラフで書き込み、壁に貼りつけてあげるだけで、それを見て自分で勝手に頑張るようになってきます。
最初は平たんですが、ある日急に速くなる時があったりします。
数値を書き込むだけよりもグラフを使った見える化は、子どもでもパッと見て成果がわかるとっても良い方法です。
試験時間マイナス5分~10分
検定や模試など試験を控えているなら、当然時間を計って対策すると思います。
その時は、試験時間5分~10分マイナスした時間で模擬試験をやりました。
何度も繰り返しやっているうちに、50分の試験が45分でできるようになってきます。
そうすれば本番でも見直しの時間がプラス5分~10分得られるように。
時間感覚があると気分的な余裕も持てるのでやって損はありません。
キッチンタイマーを活用して得られる4つのメリット
とんびー家では、キッチンタイマーを勉強以外のこんな場面でも使っています。
- Youtubeやゲームなどの時間管理
- 学校に行く合図として
- ついつい長引いてしまうお風呂
- お昼寝など
このようにキッチンタイマーを日常生活で活用すると、以下のような4つのメリットがあります。
- 親の小言 or 無駄な時間を過ごしてしまったという反省が減る
- 集中力がアップする
- すべての効率が上がる
- 結果、自己肯定感がアップする
それでは解説していきます。
親の小言 or 無駄な時間を過ごしてしまったという反省が減る
まず最初に感じられるのが、
時間を守らなきゃならないことって毎日たくさんあります。
「時間だよー」「何やってるの~?」「早くしなさーい」って、どこの家の親も言っていると思うんです。
365日言っていると疲れますね~。
言う方も言われる方もウンザリですー。
とんびー家ではタイマーがこれを解決してくれています。
『10分後に玄関を出るので、1分は準備時間として、9分タイマーをセット』
『Youtubeを30分見るので30分タイマーをセット』
みたいな感じで、どんな時にもタイマーを使って小言を解決!
出発までの時間管理に使うのは実は大人にも便利です。
繰り返し時間管理をしていけば、「ダラダラ時間が過ぎてしまった~」という反省も減ってきます。
「今日は半日はダラダラするぞー!!!」
と決めてからダラダラすれば、それはそれで満足できて自己肯定感を上げることができます。
集中力がアップする
計算時間やテスト時間を計測すると、集中力がアップするのが感じられます。
逆に、時間が気になってしまって集中できない時にもタイマーは使えます。
学校に行く前にテレビやマンガを見たい、すき間時間にちょっと仕事をしたい時。
「遅刻したら困る」「次に予定がある」なんていうときは、頭の片すみで時間が気になって何度も時計を確認してしまいます。
ところがタイマーを1度セットしてしまえば、どっぷり集中しても大丈夫!
「時間が気になる」の部分を頭の中から排除してすっきりさせられます。
やりたいことに没頭できると、どんなこともはかどるし満足感があります。
すべての効率が上がる
上でお話したように、とんびー家ではちょっとしたことでもタイマーを使います。
タイマーが鳴ったらやめる、止める、出かける...
そこに感情を入れずにアラームをきっかけにして動くだけ。
こんな感じで時間を管理するので、当然全体的な効率があがります。
効率的に動いている自分を感じられるので自己肯定感も上がるし、モチベーションもアップします。
さらに、無駄な考えや動きを排除してくれ集中力も高められます。
そしていろいろなことを計っているうちに、
「どんなことにどのくらいの時間が必要か」
という感覚もつかめるようになるのでスケジューリングしやすくなります。
1つ1つの行動の時間を意識すると、自分で時間を管理できているという感覚が持てる。
スケジュールの立て方が上手になるので、無駄な時間が無くなり1日の時間を効率よく使えます。
「どのくらいならサボっても大丈夫」
という感覚もわかります。
結果、自己肯定感がアップする
これを繰り返していくと、小学生でも「面倒なことはさっさと済ませて、ゆっくりしよう」という気持ちになります。
ダラダラ取り組んでいるのがムダなことだと感じられるんです。
自分で時間を管理し、時間のことを忘れて集中できる。
メリハリが出て、自由時間が増たり、勉強時間が増えていることが体感できます。
だから自己肯定感がアップするんです。
私がスマホのタイマーアプリではなく、キッチンタイマーを勧めるたった一つの理由
「スマホあるじゃん」
「アプリで良くね?」
という人はそもそもこのページをご覧になっていないとは思いますが。
スマホは開いたが最後。。。
っていう状態になったことある人、多いはずです。
脱線しすぎて「何のためにスマホを手に取ったのか...」と考える私。
「絶対にタイマー機能しか使いません!!!」という鋼鉄の心の持ち主ならOK。
そうでなければ勉強中にスマホを触らないほうが良し。
「あ、LINE来てる」「○○さんがツイートしてる」
って、いちいち気にならないのならOKです。
でも、それが目に入った時点で、もう私たちの意識はそちらに行ってしまっています。
これから時間を計ろうと思っていたその気持ちが乱されているんですよ。
だから、とんびー家では勉強中にスマホは厳禁。
時間を計るときは必ずキッチンタイマーを使用しています。
東大卒で医師免許取得・司法試験合格の河野玄斗さんを、みなさんご存じですか?
彼は自身のYoutubeチャンネルで、
「外に勉強しに行くときには、母親にスマホを預けて出かけた」
と言っています。
河野玄斗さんでさえも勉強中はスマホと距離を置くようにしていたんです。
実に本質的。
スマホを置いていくのは高校生にとっては決断のいることです。
そう考えるとスマホよりキッチンタイマーがベストなんです。
子どもにも使いやすいキッチンタイマーの特徴
とんびー家には現在9種類のタイマーがあります。
アレクサも入れると10種類。
いろいろな種類を長年使ってきましたが、使いやすいタイマーの特徴は以下の5つくらいです。
- “10キー” か “10分・5分・1分単位”のボタンがついている
- ボタンを押したときに音が出る
- 操作がわかりやすい
- カウントアップ・カウントダウンの両方ができる
- いろいろな方法で知らせてくれる
“10キー” か “10分・5分・1分単位”のボタンがついている
10キー(0~9のボタン)タイプのものか、10分・5分・1分単位のボタンがあるものは断然使いやすいです。
理由は以下の通りです。
- 「分」と「秒」のボタンを何回も押してセットするものは使いづらい
- ボタンを押す回数は少ないほうが良い
- 0~9の数字が感覚的にわかりやすい
- 小学校低学年や幼稚園児は0~9の数字の認識の手助けになる
毎日使うものなのでボタンを押す回数はできるだけ少ないほうがいいですよね。
10分・5分・1分単位のボタンがあれば、押す回数を減らせます。
数字に慣れない子どもや数字に慣れさせたい目的もあるなら、あえて0~9の数字ボタンつきがベスト。
数字が見えたほうが感覚的に使えるし数字の認識にもつながります。
ちなみに、100均で売っているような「分」「秒」「スタート・ストップ」ボタンオンリーのタイマーは使いづらいのでおすすめできません。
5分なら5回、10分なら10回って、押してられるかい!って話です。
ボタンを押したときに音が出る
音が鳴らないとスタート・ストップがはっきりしないのはNG。
押したのか押していないのかよくわかりませんから。
特に子どもには評判が悪いです。
「買ってみたら音が出なかった」というタイマーが何個かありますが、とんびー家では子どもたちが使うことはほぼナシ。
何だろう、気分的なものなんでしょうが、ボタンって音が出たほうが良いですよね?
もちろん勉強する場所によっては音が出ない方がいい時もあります。
音のオンオフ、ライトで知らせてくれるタイマーもあるので、後述します。
操作がわかりやすい
感覚的に使えて操作がわかりやすいのが一番。
多機能なものは必要ありません。
とんびー家には長男にしか使いこなせないCanonの多機能タイマーがあります。
時計、アラーム、タイマー、アラーム音のON・OFF、マグネット、スタンド、ストラップホール付き、タイマーは最大9時間59分59秒まで可能、カウントアップ、カウントダウンができるという、優れもの(?)です。
難点はボタンの数のわりに多機能なところ。
操作方法が複雑すぎて長男以外使い方がわからないんです。
あれこれ機能があるほうがお得だし便利かなと思っちゃうんですよね。
(今はかなり値上がりしています...)
カウントアップ・カウントダウンの両方ができる
あまり安いものでなければほとんどのタイマーに備わっている機能です。
百ます計算のような「どれだけ時間がかかったか」を計りたい時にカウントアップを使います。
ゲームの時間、出かけるまでの時間のような「残り時間」を計りたいならカウントダウン。
効率的な日常生活を送りたいならどちらも必須の機能です。
いろいろな方法で知らせてくれる
上でも触れましたが、「自習室」や「図書館」あるいは「カフェ」「ワークスペース」などで使うこともあります。
「音」・「光」・「音と光」で使い分けできるタイマーは便利。
バイブつきのタイマーも使ったことがあるのですが、静かな場所では不向きです。
机の上に置いておいたら相当音が響きますし、長机を仕切ったタイプのスペースだと両隣に振動まで出してしまいます。
行く場所に合わせて変えられるタイマーがベストです。
使いやすいおすすめのキッチンタイマー
以下は、とんびー家で現在使用していて特に使いやすいキッチンタイマーです。
いろいろ使いましたが、やっぱり使いやすいものって限られるんですよね。
大きさが一目でわかるようにとんびー家愛用の「MONO消しゴム」と並べてみました。
50円の一般的なサイズのやつです。
佐藤計量器(SATO) タイマー 繰り返し機能つき TM-11LS
10分・5分・3分・1分・10秒単位のボタンが付いているので、時間設定が簡単です。
今までは10キータイプのものばかり使用していたんですが、慣れるとこのボタンのほうが断然使いやすいです。
押す回数が少なくてすみます。
液晶部分が大きくて見やすいのがおすすめ。
何度も使うものなので、パッと見てわかりやすい&使いやすいのが一番ストレスがありません。
ボタン音は、他のタイマーと比べると大きいような気がしますが、
「音」・「光」・「音と光」の切り替えができるので、自習室や図書館などでももちろん使っています。
長女が外で勉強することが増えたので「光る」機能は必須です。
ボタン音 | |
カウントアップ | |
カウントダウン | |
ライト | |
アラームのON/OFF | |
マグネット | |
吊り下げひも |
前回セットした時間を繰り返し使用できる機能がついています。
サイズは約7.7cm×8.1cm、コイン電池使用、吊り下げひもの色は黒。
消しゴムと比るとこのくらいのサイズ感です。
厚さは裏のマグネット部分も含めて約1.5cmです。
佐藤計量器(SATO) タイマー 予告アラームつき TM-12LS
小さな子どもにもわかりやすい10キータイプのボタンです。
上の佐藤計量器のシリーズで、こちらは「予告アラーム」つきです。
予告アラームとは、カウントダウンで使用中に終了の5分前・3分前・1分前にお知らせアラームを鳴らしてくれる機能です。
テストをする時、ゲームやテレビなど長めの時間を計りたい時に便利。
ダラダラ時間(スマホや動画やゲームやPC)の管理にとっても有効です。
「あと○分で終わりだ」という意識が持てます。
何回も鳴るので、「タイマーが聞こえなかった」なんて言い訳は通用しないのです!
こちらもボタン音は、他のタイマーと比べると大きいような気がしますが、
「音」・「光」・「音と光」の切り替えができるので、自習室や図書館などで使えます。
ボタン音 | |
カウントアップ | |
カウントダウン | |
ライト | |
アラームのON/OFF | |
マグネット | |
吊り下げひも |
サイズは約7.7cm×8.1cm、コイン電池使用、吊り下げひもの色は黒。
大きさも厚さも上で紹介したタイマーと同じです。
液晶の秒の部分の下にこんな感じで「■■■■」が並んでいますよね。
タイマーをスタートするとこの「■」が右から左に流れていきます。
まあ正直、この機能は無くてもいいかなーと思いますが。
まとめ
今回は、キッチンタイマー勉強法と4つのメリットについて解説しました。
とんびー家が実践している勉強中のキッチンタイマー活用法は以下の通りです。
- 最初は短い時間の計測から
- ユニットで考える
- グラフにして見える化する
- 試験時間マイナス5分~10分
キッチンタイマーを使う4つのメリットは以下の通りです。
- 親の小言 or 無駄な時間を過ごしてしまったという反省が減る
- 集中力がアップする
- すべての効率が上がる
- 結果、自己肯定感がアップする
使いやすいキッチンタイマーの特徴は以下の通りです。
- “10キー” か “10分・5分・1分単位”のボタンになっている
- ボタンを押したときに音が出る
- 操作がわかりやすい
- カウントアップ・カウントダウンの両方ができる
- いろいろな方法で知らせてくれる
タイマーを使うことに慣れると日常生活が今よりスムーズになります。